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関根崇暁
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▼ 秋色を求めて 爪痕の渓へ
- ジャンル:日記/一般
- (淡水 ルアーフィッシング, 渓流ルアー釣り, BlueBlue)
9月になり、空は何処までも青く空気も澄み渡っている。

清流鱸を逃して熱くなった心を冷やしに青い空に近い場所へ家族と出掛けた。

熊本県、阿蘇山である、ここまで一般道で約二時間。

目的はコレコレ♪ 僕も元気になりました~!一本250円(安)!!
さて、家族サービスをしっかりした翌日。
今年、ひとつやり残した釣りがある、それは渓流のルアー釣り。
解禁は3月、本来であればそこで行くものなのだが、そこには行きたくない理由があった。
「荒れた酷い状況を見たくない」という思惑があったのだ。
そこは、昨年、北部九州豪雨で甚大な被害を受けた、渓である。

ハンドルを握り山道を駆け上げると、何時もの美しい渓がそこにはあるはずだったのだが、僕は信じられない光景を目の辺りにすることになった。
本当に釣行を中止して引き返そうかと思うほど、水は酷く濁っていた。
雨の影響ならば、半日で水は澄むほど清らかな流れのはずだったが何かおかしい。

原因はこれである。もう見たくもない変わり果てた景色が目下に飛び込んできた。

彼岸花の咲く季節、渓流フィールドは間もなく禁漁を迎える。
結局、終了前になって現実を見てみようと出掛けたのである。

何処も彼処も災害復旧工事中、一年以上その工事が続き、土茶濁りの流れが荒れ果てた河原に流れている。

工事をしている場所は一箇所ではなく、無数に幾らでも、渓全体が壊滅的な被害を受けていることは理解できた。

元に戻るには、何十年掛かるのだろう・・・魚はどうなるのだろう。
今まで此処に足を向けなかった理由は、この状況を想像できたから。
胸を締め付けられる想いで更に道を進む。
途中、釣りは諦めるしかないか・・・ならばと、少し散歩をしてみた。

古い家屋である、勿論人は住んで居ないようだ、昭和初めの頃のものだろうか・・酷く痛んでいる。

少しモダンな感じの建物、ここは製材所の跡地、事務所だろうか・・・

製材工場はきっと何年も稼動していない、職人の掛け声で此処が賑やかだった頃に見てみたかった。

丸太を切り出し運ぶ大型トラック、少しでも活気があることが嬉しい。

商店の跡だろうか?此処は観光名所的になって綺麗にしている。

何処まで上っても、相変わらずこの濁り、至る所で工事をしているのだろう。
本当に駄目だ。それでも、駄目なら駄目をこの目で確かめたくなり、この釣りの鉄則、濁ったら上流へ向かえである。
ヤケクソになり、調子良くワインディングを楽しんでいたら、道が未舗装になってしまった・・・普通車ではここらが限界かな。
かなり上流に行き過ぎてしまったようだ。
残念ながら殆ど水が無い、やはり上流は澄んでいる。
残り時間は3時間、木陰に車を止めて、即効でタックルを準備する。

今年、初めてのウェーダーを履く、普段は水に浸からない釣師。

何とか釣りになりそうなエリアを見つけて開始。大岩ゴロゴロの遡行が難しそうな流れだけど、釣り場を選ぶ余地は無い。

ロッドはUFMのTSS57にダイワの2000番ラインは3LB、ルアーはシーライドmini3g、僕が渓流釣りに夢中になっていた当時の道具。

この音、光、匂い、遠くから吹いてくる秋の風。

この釣りに熱はもうないけど、 年に一度くらい、そういう時間は必要。

キラキラと流れの中で輝き、ヒラヒラと廻りながら、ネットに収まった魚は、来年の成魚になる、新子のヤマメ、渓は荒れ果てたが、しっかり命を繋いでいてくれた。これが居れば安心だ。

海栗じゃなく、秋の恵み「栗」

秋色の落ち葉と生まれたばかりの何か小さな芽。

桃色の花。

名前も知らない色々な草花がある、歳の所為かそれらも愛らしく感じる。

魔法の実?なんだろうね。

女郎蜘蛛は秋の蜘蛛。

新子ヤマメは沢山いる、背鰭の朱色が印象的だった。

ここで遡行不能、高巻くか引き返すか?・・・

側道に這い上がり、引き返す事に、蒸かしたサトイモ食べたいなぁ。
美しい棚田は稔の時期。

稲刈りも機械を使わず、丁寧な手作業である。人が暮らして行く為に必要以上なものは、この山村には無い、そして豊かな自然が時に厳しい仕打ちを繰り返す、人々はそれでもこの土地に生きている。それは今までも、そして、これからも・・・

僕は隣の支流へ向かい、渓に降下中。

そして間もなく、秋色のヤマメに。

ルアーはタックルハウスのTWS-45(15年物)

続けて渓ヤマメ達が飽きない程度に遊んでくれて、満足した。

この空は夏の忘れ物、この吹く風は秋色。渓に向かう時、それが次は何時になるかはわからない、今年はこれが最初で最後だろう。
先日負けた清流鱸との対峙で、火照った心を静めるのには丁度良い時間だった。
また何時かこの空を求めて、心が向かうときに。
渓よ魚よ、ありがとう。
■何時も釣れない釣師のログをご覧頂きありがとうございます。
■皆様のご意見・ご感想をお待ちしています。
■もっと書いてくれと思っていただける方、遠慮なく、ソル友、ファン登録、fimo会員登録をお願い致します、お気軽にどうぞ。

清流鱸を逃して熱くなった心を冷やしに青い空に近い場所へ家族と出掛けた。

熊本県、阿蘇山である、ここまで一般道で約二時間。

目的はコレコレ♪ 僕も元気になりました~!一本250円(安)!!
さて、家族サービスをしっかりした翌日。
今年、ひとつやり残した釣りがある、それは渓流のルアー釣り。
解禁は3月、本来であればそこで行くものなのだが、そこには行きたくない理由があった。
「荒れた酷い状況を見たくない」という思惑があったのだ。
そこは、昨年、北部九州豪雨で甚大な被害を受けた、渓である。

ハンドルを握り山道を駆け上げると、何時もの美しい渓がそこにはあるはずだったのだが、僕は信じられない光景を目の辺りにすることになった。
本当に釣行を中止して引き返そうかと思うほど、水は酷く濁っていた。
雨の影響ならば、半日で水は澄むほど清らかな流れのはずだったが何かおかしい。

原因はこれである。もう見たくもない変わり果てた景色が目下に飛び込んできた。

彼岸花の咲く季節、渓流フィールドは間もなく禁漁を迎える。
結局、終了前になって現実を見てみようと出掛けたのである。

何処も彼処も災害復旧工事中、一年以上その工事が続き、土茶濁りの流れが荒れ果てた河原に流れている。

工事をしている場所は一箇所ではなく、無数に幾らでも、渓全体が壊滅的な被害を受けていることは理解できた。

元に戻るには、何十年掛かるのだろう・・・魚はどうなるのだろう。
今まで此処に足を向けなかった理由は、この状況を想像できたから。
胸を締め付けられる想いで更に道を進む。
途中、釣りは諦めるしかないか・・・ならばと、少し散歩をしてみた。

古い家屋である、勿論人は住んで居ないようだ、昭和初めの頃のものだろうか・・酷く痛んでいる。

少しモダンな感じの建物、ここは製材所の跡地、事務所だろうか・・・

製材工場はきっと何年も稼動していない、職人の掛け声で此処が賑やかだった頃に見てみたかった。

丸太を切り出し運ぶ大型トラック、少しでも活気があることが嬉しい。

商店の跡だろうか?此処は観光名所的になって綺麗にしている。

何処まで上っても、相変わらずこの濁り、至る所で工事をしているのだろう。
本当に駄目だ。それでも、駄目なら駄目をこの目で確かめたくなり、この釣りの鉄則、濁ったら上流へ向かえである。
ヤケクソになり、調子良くワインディングを楽しんでいたら、道が未舗装になってしまった・・・普通車ではここらが限界かな。
かなり上流に行き過ぎてしまったようだ。

残念ながら殆ど水が無い、やはり上流は澄んでいる。

残り時間は3時間、木陰に車を止めて、即効でタックルを準備する。

今年、初めてのウェーダーを履く、普段は水に浸からない釣師。

何とか釣りになりそうなエリアを見つけて開始。大岩ゴロゴロの遡行が難しそうな流れだけど、釣り場を選ぶ余地は無い。

ロッドはUFMのTSS57にダイワの2000番ラインは3LB、ルアーはシーライドmini3g、僕が渓流釣りに夢中になっていた当時の道具。

この音、光、匂い、遠くから吹いてくる秋の風。

この釣りに熱はもうないけど、 年に一度くらい、そういう時間は必要。

キラキラと流れの中で輝き、ヒラヒラと廻りながら、ネットに収まった魚は、来年の成魚になる、新子のヤマメ、渓は荒れ果てたが、しっかり命を繋いでいてくれた。これが居れば安心だ。

海栗じゃなく、秋の恵み「栗」

秋色の落ち葉と生まれたばかりの何か小さな芽。

桃色の花。

名前も知らない色々な草花がある、歳の所為かそれらも愛らしく感じる。

魔法の実?なんだろうね。

女郎蜘蛛は秋の蜘蛛。

新子ヤマメは沢山いる、背鰭の朱色が印象的だった。

ここで遡行不能、高巻くか引き返すか?・・・

側道に這い上がり、引き返す事に、蒸かしたサトイモ食べたいなぁ。

美しい棚田は稔の時期。

稲刈りも機械を使わず、丁寧な手作業である。人が暮らして行く為に必要以上なものは、この山村には無い、そして豊かな自然が時に厳しい仕打ちを繰り返す、人々はそれでもこの土地に生きている。それは今までも、そして、これからも・・・

僕は隣の支流へ向かい、渓に降下中。

そして間もなく、秋色のヤマメに。

ルアーはタックルハウスのTWS-45(15年物)

続けて渓ヤマメ達が飽きない程度に遊んでくれて、満足した。

この空は夏の忘れ物、この吹く風は秋色。渓に向かう時、それが次は何時になるかはわからない、今年はこれが最初で最後だろう。
先日負けた清流鱸との対峙で、火照った心を静めるのには丁度良い時間だった。
また何時かこの空を求めて、心が向かうときに。
渓よ魚よ、ありがとう。
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- 2013年9月11日
- コメント(14)
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