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関根崇暁

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BlueBlue.jpg 「背中に背負う蒼色は鳥から見た海の色」 「お腹に抱く蒼色は魚から見た空の色」 「BlueBlue 海を愛する人へ―」 「Where's your Blue?」 ima_banner.gif 株式会社アムズデザイン運営のima公式web site。シーバスルアーkomomo,sasuke等の紹介。ルアーテスターの釣行記、コラム等も掲載。

有明海沿岸のライトゲーム


ここ何年か毎年恒例となっているのが、有明海のライトゲームである。

魚が釣りたいというよりは、地元筑後川で普段はなかなか一緒に釣りには行けない釣り仲間との談笑を楽しむ為の行事の様なものでもある。

1月初旬は雪が舞う事も多いけれど、そんな中でも少し魚の顔が見れるというのもこの豊かな海の恩恵であると思う。

22時自宅を出ると1時間予定よりも早く仲間の家に到着する。
そのままピックアップすると通いなれた道に滑り込むように車は走り出す。

途中、時間調整で最近売り上げが低迷しているハンバーガー屋でホットコーヒーを飲みながら、潮汐の大きな有明海、ベストな潮のタイミングを待つ事に。

マニュアルどうりに慣れた手順で店員さんがカウンターへさっと出されたコーヒーだが、テーブルに着き一口目であれ?こんなものだっけ??という感覚になる。それでも質が落ちたのでは無い、最近のコンビ二のコーヒーのほうが価格と品質のバランスが優れていて、僕等の味覚はそれに慣れてしまったということかもしれない。あれ?失敗したね?と思ったりもしたけれど、まあ、低価格のサービスにつべこべ言っても、この寒い夜に暖を取れるだけありがたい。

そして、1時間ほど時間調整をして、ベストな潮汐になったポイントに入る。
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タックルはこの所、PEラインを使うことが多かったけど、今年はフロロの0.8号でロッドは年季の入った天竜の6.8f、軽めの0.8gジグヘッドにメバル用のワームをセットして、潮に乗せて流すイメージで時折ボトムへコンタクトさせる釣り方をする。
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まずは小さなタケノコメバルが挨拶に来てくれる、これも毎年の事。
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そして有明鱸予備軍、セイゴ達も釣れてくる。

年によって釣れる数のバランスは違うけが、何となくここ数年は上向き傾向にある。つまり少し魚が増えた?感じがするということ。

昨今、諫早干拓の問題とか、海苔養殖の事業者により使われる薬品量の問題とか色々あるけれど様々な生物が有明海という環境を取り巻く大きな連鎖の中で今後どうなるのか?は僕にもわからないけど、この海に大量の真水を供給している栄養源の一つに筑後川があるという事は事実。

川を守る事は海を守る事にもなる。

自分のゴミは自分で持ち帰る、それは常識。

ついでに目の前に落ちているゴミも広い一緒に持ち帰る、それは良識。

そして、目の前に平然とゴミを捨てる事は、非常識ではあるが悪意ではない・・・と僕は考えている。

ゴミを捨てる人は捨てる、自然を大切にしない人はしない。

何かとその行動が正論だとしても、悪意の無い非常識の人に押し付けるべきでは無いかと思う。なぜなら物事の善悪の分別は、その人が育った国や環境、受けた教育によって変わるものだと言えるからである。

教育を受けるのは子供のうちであるが、学校教育ではフィールドでの原体験を教える事は無い、僕の云う原体験とは生き物を捕まえることだったり、川で泳ぐ事だったり、野山にあるものを食べる事だったりするのだが。

本来、川にあるその水を飲むことが出来て、水辺に生き物が棲み、それを食物として食べることが出来るという当たり前の事すら知らない人が多い。

口に出来るという環境が魚にも人にも良い環境であるはずなのに、それを知らないというよりも、逆に水辺は危険、生き物は汚染されている、病原菌がいる等と教え込まれているならば、その自然に対して信仰やその土地への愛情などは生まれてはこない。

環境やゴミの問題。

この問題はきっと、この国を変えることと同じくらいの事、政治を変え、教育を変え、ある意味、宗教観を持たない限り変わらないと思う。

僕等にできることは、子供に原体験を与える事くらいかもしれない。

今、世の中に釣り好きの子供がいないのは大きな問題だと思う。
色々な釣り場で少年を見かけないのである、釣り業界の未来も無ければ、この国の自然環境に未来は無い。現代の多くの大人たちを変える事は難しい、でも子供には未来はあるはず、いや、あると信じたい。

この日の釣りとしては、シーバス、メバル、タケノコ、ヨロイと色々な魚種を10本前後釣って、この豊かなフィールドに感謝し夜明け前帰路についた。
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有明海のライトゲーム、今年も楽しい釣りでした、また来年。

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