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関根崇暁

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BlueBlue.jpg 「背中に背負う蒼色は鳥から見た海の色」 「お腹に抱く蒼色は魚から見た空の色」 「BlueBlue 海を愛する人へ―」 「Where's your Blue?」 ima_banner.gif 株式会社アムズデザイン運営のima公式web site。シーバスルアーkomomo,sasuke等の紹介。ルアーテスターの釣行記、コラム等も掲載。

スプーンを使ってみよう!



ルアーの基本を考えた時、きっと、この金属片に辿りつく。



そう、ルアーの基本は、スプーン。



その昔、むかし、食事の時に使うスプーンを誤って湖に落としてしまったところ。大きな魚が咥えたのを見てこのルアーを閃いたらしいけど、本当かどうかは知らない。



デイゲームで河川上流域の瀬を釣るとき、外せないアイティムであるスプーンなのだけど、みんなトラウトのルアーと決め付けてるのは間違い。


スズキもしっかり釣れるし、もちろんナマズやバスにも良い。



海での可能性は、無限ではないかな、メバルやアジ類なんかにも良いルアーなんだけど、最近はお呼びじゃ無いみたいな雰囲気があって少し残念な気がする。



重さだって0.5gくらいの管理釣り場用から、アキアジ用(鮭用)の50gクラスまで実に多彩である、各フィールドに合わせてウエイトや形状を選ぶと良い。


さて、今回はリバーシーバスで考えてみる事にする。


横文字嫌いな人もいるから川鱸ね(笑)



一般的なシーバスタックルで考えると、8~25gくらいが使用範囲になると思われる。


ほぼほぼ、サクラマス用のスプーンで事足りるが、鱸の付く流れと、サクラマスの流れは近いけど、鱸のほうが浅瀬もいるから淵よりも瀬を狙う釣りになるといえる。


概ね、稚鮎付きの4月~6月は、日中のスプーニングで鱸が釣れる可能性の高い時期である。もちろん、その他の時期でも効果的ではあるけど、特に春からの川ではお勧めしたい。

瀬では膝くらいの水深でも、ボトムに大きな石があれば、鱸は付いている。その他、テトラや杭、柳の木の下、橋の橋脚などの障害物には晴天の日中でも付いている。

トリプルフックの付いたプラグで狙う事もできるが、根掛かり一発でポイントにプレッシャーを掛けてしまい、その後の魚が出なくなる。

問題は根掛かり後、流れの中で外そうと糸を引っ張ると必ず、糸鳴りを起す、実はそれが一番良くない。

スプーンを静かに落とし、脈釣りの様に流し込んで、障害物スレスレで回収する。そんな釣りが効果的なのだ。


スプーンに苦手意識のある人に言われるのは「釣れる気がしない」とか「使い方がよくわからない」というのが圧倒的にあるのだけど。


スプーンの最大のメリットは、ポイントを虐めないって事にある。
同じ場所で投げ続けても、魚はスレにくいから、釣れ続く事が多い、それは魚種問わず、そういう傾向にあるという事。


最近では、残念なことに、管理釣り場用以外のスプーンを殆ど見かけない。ここが、九州だからかもしれないけど、もっと皆に使われて良いはずのルアーだと思う。

釣果という効果以外にも、コストパフォーマンスと、耐久性、価格が安いし少々ぶつけても壊れない、そしてプラスチック製ではないから、ロストしても朽ちて土に帰るスピードも長い目で見たら速いほう?という良いことばかりのルアーである。


ところが、弱点がある。


それは、正しく使わないと釣れないのである。

良く言えば、操作に忠実、悪く言えば、操作が難しい。



スプーンには適正速度が存在する。



速く引き過ぎると回転してしまい釣れない。

遅く引き過ぎると、泳がず沈んでしまう。



それを、流れの中で言えば。


テンションを掛けすぎると水面に飛び出してしまう。


その逆だと、根掛かり多発してしまう。


どうしたら、スプーンを自分のモノに出来るか?

それはまずスプーンの特性を理解する事、それと決めたスプーンを徹底的に使い続ける事。


ひとつモノにしたら、次ぎ、次をモノにしたら、その次ぎ。


その感覚はある意味、モータースポーツにも近いものがある。

ひとつの特性を理解しないまま、あれこれ弄ると、得体の知れないモノが出来上がっていて、誰にも扱えない状態になる。曲がらないくせに限度を超えた途端に強烈に巻き込んでスピンする車が完成してたりする(笑)


ちょっと話がずれたけど、スプーンもそんなルアー。


時間を掛けて、習得すべき操作を要するもの。


スプーンは本当に使い方を熟知すると、レンジコントロールが自在なのである、表層からボトムバンピングまで自在に操る事が可能になるである。

もちろん、同じ事を他のルアー、たとえば、同じレンジをバイブレーションでやれば簡単なのだけど、スレは著しく早いのがバイブレーションの特徴。


そう、時間をかけて、じっくり釣るなら、スプーンが優れている。


他人が立ち去ったばかりのポイントでも、先行者がスプーンを使ってなければ、釣り残した魚を釣ることが出来るのである。


川鱸の釣りでは、その優位性を活かす事で、プラグでは出せなかった魚を出す事だって可能になる。


スプーンを使った人、それで釣った人、沢山、使い慣れた人に貴方が成った時、その時の技量に応じて、釣果だとか、楽しさだとか付いてくる。最初は沢山ロストするだろうけど、その先に本当のスプーンの楽しさが存在している事を知って欲しい。


さて、スプーンに、興味が湧いた方へ参考程度に。

2~5g(アジ・メバル・ヤマメ・セイゴ等の小物用)

5~10g(本流ヤマメ、ダム湖トラウト、港湾部シーバス用)

10~20g(本流、河口部鱸、サクラマス用)

そんな感じで使われると良いと思います。


次回はスプーンの形状についてをあれこれやりましょうか?未定ですけど。



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