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結局レバーブレーキリールとは何なのか

世界的に見ても高いレベルにある日本のリール。
巻きのスムーズさに始まり軽さ、耐久性、その他他国の追随を許さないのでは無いだろうか?

そして、その中にあって日本で唯一(かどうかは知らないが)の文化となっているのがレバーブレーキ機構のついたリールでは無いだろうか?
今回はシーバスゲームにおけるレバーブレーキの採用について書いてみたいと思う。


<レバーブレーキの生い立ちについて>
もともとレバーブレーキ機構のついたリールは磯のグレ釣りにおいて、大型魚が掛かった際に伸された竿を立て直すために搭載された機能だと記憶している。
竿が伸されると言うことは竿の弾力が全く効いて居ない事、急峻な魚のダッシュに対して糸にテンションが直撃する状態を意味している。
細糸を使用するグレ釣りにおいてはそれは致命的な状態なのだ。
シーバスロッドなどで2lbのフロロを使って釣りをすると仮定して、メバルロッドと比較するとラインブレイクする確率が飛躍的に高くなる事を考えてもロッドのストロークがいかに糸を保護してくれているかと言うことは分かると思う。


<シーバスフィッシングへのレバーブレーキリールの転用の歴史>
これは7~8年前、かの小沼氏、ダイワの山本氏、ヒデ林氏などが声高にメディアでその有用性をアピールしだしたのが始まりでは無かっただろうか?
当初は、エラ洗いをさせずにバラシを防ぐとか、細糸をラインブレイクさせずにランディングさせるとか、ランカーサイズ特有の足元での突っ込みをいなす為とか言う理由だったと思うし、今もその本質は変わって居ないと思う。
一方でマニュアル感覚で糸を出す楽しみとか、フォールのバイトを拾うためとかいう触れ込みもあったのだが、それはあくまで一面だけであつて本質では無いと思う。
あ、でもネットイン後のテンションフリーはかなり便利な機能だとは思うが(笑)


<レバーブレーキを検討中>
断っておくが、僕はこれまでもこれからもレバーブレーキと言うものはやはり邪道で異端であると思っている。
しかしながら、近年の僕の釣りが人より細糸を使用したり、細軸のフックを使用して確実にデカいサイズをランディングしたりすることが多くなってきた。
その「人より」を実現するにあたりローターの逆転と言うものが必要になってきたのも事実である。
これまで逆転ストッパーをオフにして中指でローターを押さえてそれをやって来た中で、やはり僕の釣りにそれが不可欠になって居ることは身に染みて分かった。
まぁ、やっていることは多分レバーを導入しても変わらないが、右手中指の打撲傷の確率が下がるメリットが捨てがたいなと(笑)


<シチュエーション>
僕が糸の出し入れを行うのは掛けた魚のランディング時であり、基本それ以外では行っていない。 優先順(重要度順)で下記にシチュエーションを示す。
1. 魚の走りを止める
通常ドラグを使ってのファイトは常に竿と糸を45~90度にキープし、設定したドラグのテンションを超えた際にスプールを逆転させて糸を出すことで口切れやラインブレイクを防ぐというやり方となる。
ただし、PEラインのように高強力のラインを使用し、シーバスロッドのように「強い」ロッドを使用する場合、そのシステムを活かすドラグテンションは1~3キロと非常に高い。
例えば良コンディションの70センチ以上とか、80センチ以上のシーバスを掛けて足下で走られると、ドラグテンションが掛かっている限りしばらく走り続けるという習性がある。
僕は基本的には竿の弾力を使って魚の走りを溜め、ドラグが出始める付近まで竿が曲がった際に糸をフリーにしたいのだ。
糸をフリーにすると、シーバスは走りを止める。
そうすることで結果的にスプールから吐き出される糸の量を最小限に出来るのである。
魚との距離が近い状態で高テンションのドラグが吐き出され続けてフックアウトした経験があると思うのだが、そう言った際にも非常に有効なシステムだと思っている。

2.フックを守る
釣れるけどフックサイズが小さいルアー。
例えばシンペンとかパズデザインやヒフミ、コアマンのルアーとか。
これらのルアーは初期設定で一番良い動きが出るように設計されており、そのポテンシャルを引き出すためには可能な限り設計上のバランスを崩したくない訳だ。
弱いフックの強度を使いきるため、これ以上のテンションを掛けたらフックが伸びるというポイントで逆転させ、魚の走りを止めると言った使い方をやっている。
単純にオープンウォーターではドラグのテンションを緩めて置けば良いわけだが、ストラクチャー際での攻防があったりするとやはり逆転は必須項目となる。
特に、魚の走りが早くなればなるほど設定値よりもドラグのテンションは高くなる傾向が強い。
緊急回避としてローター逆転は大きなアドバンテージを持つ。

3.エラ洗いを防ぐ
あまり重要視をしない項目ではあるのだが、エラ洗いをさせないという目的でローターをリリースすることもある。
とくにデイゲームでのメタル系ルアーを多用する際に、エラ洗い一発でフックが外れるというケースでローターをフリーにするとかだ。
近年ロッドのカーボンが高弾性化の一途を辿っている。
荷重に対するストロークと言うか、ロッドの入りは数値上は中弾性のものと変わらないはずなのだが、軽量化されたことに起因するのだろう、あまりにも時間的な追従が良すぎて魚が違和感を感じている節がある。
テンションが緩くなり、魚が水面を目指していると感じた瞬間にテンションをフリーにしてやることで魚が再び潜る習性を利用してバレを防ぐ事にも利用している。

4.魚との距離をとる
限定的なシチュエーションだが、ピックアップで魚がヒットするケースがあると思う。
誰しもこの際に距離を取りたいと思うことがあるはずだ。
この場合に限り、逆転ストッパーを解除する暇は無い。
レバーブレーキリールのみに許された特権とも言える。


<課題>
ダイワ製のリールに限り搭載されている「ワンウェイオシレーション」という機能がある。
これは逆転時にスプールの上下(オシレーション)機能をキャンセルするという機能なのだが、これがPEを用いたシーバスゲームでの不具合を生む事がある。
初期状態であれば問題がないのだが、使い込まれてオシレーションの抵抗がなくなった際にリールを上に向けて巻いているとスプールの自重でスプールが下死点まで落ち、糸がフロントにしか巻かれず次のキャストでバックラッシュする現象だ。
ナイロンを用い、磯竿で使う一般的なグレ釣りではスプールの自重よりも糸とガイドの抵抗が勝るので不具合が起きにくい。(竿を立てて仕掛けをサビくという行為がないと言うのもある)
しかしPEラインでシーバスロッドという組み合わせの場合、特にトップをドッグウォークさせたりデッドスローで竿を立てているとこの問題が発生する。
もし、導入したらこの問題に向き合ってみようかなと…。
あるいは、インパルトクラスのワンウェイオシレーション非搭載機種のレバーをショートレバーに替えるという考え方も有るかもしれない。

また、逆転をストップする際に若干の遊びがあるのだが、ジャーキングの際などにこの遊びがあるとジャーキングのテンション精度が落ちるという問題があるようだ。
まぁ一般的ユーザーには不要な心配なのかも知れないのだが。

<まとめ>
やはり、シーバスゲームでのレバーブレーキの導入はある程度までやり込まないと不要だと考えられるし、一般的ではない。
しかし、より確実に掛けた獲物を手にするためにはレバーブレーキの導入は非常に意味があるのでは無いかとも思う。
不要に感じている人は不要だが、行き着く先の1つとしてこれは必要だと言いきれる人が要るのも事実だと思う。
僕は後者に類する様だ。

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