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▼ 自分なりの遠投スタイル - self introduction -
初めまして。今年からAPIAロックフィッシュアンバサダーとして活動する事になりました井戸川真吾です。北海道札幌市在住でメインフィールドは小樽です。北海道と言えば美味しい食材や沢山の観光名所などありますが、釣りではロックフィッシュの聖地とも言われ、ロックフィッシングのイベントが盛んに開催されています。
4月ともなれば北海道でも厳しい冬を過ぎ、少しずつ気温が上がり景色も春模様へと移ろいます。私の住んでいる札幌では昼間は10℃を超えるようになりました。
夜は2℃まで落ちる時もまだありますが、2℃でもプラスなら春が近いと思ってしまうのが北国あるあるです。海も川から降りてくる稚魚を捕食するカモメが活発になり始めて、少しずつ生命感が感じられる様になりました。
今の北海道の海は雪代の水が川から海へ流れ、暖かくなり始めた海水が川の冷たい水と交わることで、濁りが生じています。
自分的にはその濁りが抜け始めたらロックフィッシュ開幕と言った所です。
初めてのブログとなりますので、
『私の視点で見るロックフィッシュの向き合い方や狙い方、どんなロッドを使っているか』
を自己紹介も含め紹介していきたいと思います。ロックフィッシュゲームは魚に対して色々なアプローチの仕方がありますが、その中で私が得意としているのが遠投の釣りです。
今回は私の好きな『遠投メソッド』について書いていきます。
私は、遠投こそシビアに考えないとダメだと思っています。遠くに投げればフレッシュな魚がイージーに食ってくる。やり始めはそう思っていました。
しかし、やればやるほどロングディスタンスによって発生するミドルディスタンスとの間隔の違いに気が付かされました。この違いが一番の壁と言えます。
例えばリグを1m浮かせているつもりが実は10cm程度しか浮いていない。遠くなれば遠くなるほど水深や動かしている角度が変わっていき、リグの動かしているイメージはズレてくる。
そして些細なアタリになっていき、放出されたラインは潮の流れや、海中で流れているゴミなど色々な情報を拾ってきます。これをちゃんと意識出来ているかどうかで釣果は変わってきます。
100m以上先のアタリを見る時は状況に応じて、いかに魚に針が掛かかるまでのタイムラグは少なくするかを考えます。ティップを見て判断したり、手元にアタリを確認して反射的にフッキングしたりと些細な事でも意識して遠投しています。
私の遠投で使うシンカーの重さは大体21g~56gの幅を使い、狙い方は沖根を狙うよりはブレイクに付いている魚を狙うイメージです。
潮の流れの速さ、流れの変化によって当然リグの動きが変わります。その変化する潮の流れで大事なのはトレースコースとシンカーのフォールスピード。これに注意しながら21g~56gを使い分けていて、飛距離優先で重さは変えていません。
アクションはズル引きではなくリグを浮かせてスイミングを多用し、沖に居るフィッシュイーターを狙うイメージです。これが私の遠投での釣り方です。
この狙い方はやる気がある魚をターゲットにしているため、バラシが少ないというメリットもあるんです。
ここで私が愛用している、遠投ロッドを紹介したいと思います。
GRANDAGE STD.96MH
GRANDAGE STD. 96MHのメリットは
1.力まなくても飛距離が出る
2.掛けてからの魚のやり取りが強引にできる
3.ロッドのバランスが良く体感的な重さがない
4.感度の良さ
MHのイメージとは違いガチガチのテイストではなく、綺麗に曲がってくれる、そしてロッドに適度なタメがあり、ロッドバランスが良いため操作もし易く、ロックフィッシュシーンでも積極的に獲りに行けるロッドです。
不意に予想以上の魚を掛けても主導権を与えさせないパワーがあります。曲げて獲るそんなテイストのロッドに私は感じています。
斜めにロッドを立てているので少し分かりづらいですが、曲げている時の写真です。いい曲がり方してくれるんです。この時掛かっていたのが…
水いっぱいのバケツ!!このバケツを水面まで寄せてくるパワー!!!
(ちょっとふざけてみました)
この写真の魚は1.8キロ。51センチのキッカーサイズです。こんなアイナメだって楽々に寄せる事が出来ます。スペック的にはMAX ウェイト50gなので、ロックフィッシュだけでなく、フラットフィッシュやマス系の魚などコレ一本でこなせてしまうのも魅力。ロックフィッシュだけではなく、色々な魚種を狙える
バーサタイルロッドとして色々使っています。去年のトーナメントではこのロッド1本に大変お世話になりました。
遠投釣りの大半はこのGRANDAGE 96MHを使っていますが、潮の流れが穏やかな所、遠浅のエリア、遠投のヘビーシンカーでは、どうやってもアプローチしづらい場所が発生してきます。
そんな時活躍するのが、Brute'HR 90MH(ロングエクスプレス)
このロッドは私の中で「遠投操作系」と呼んでいる最も大切なカテゴリーの1つです。
産卵後のアイナメがナーバスで中々口を使わない時や、シーズン走り始めの丁寧にアプローチしないと釣れない状況などの時期に軽めなシンカーを沖根やブレイクなどに送り込んでスローアクションで獲る。
そして、潮の流れが緩やかなエリアや水深が浅いエリアなどに、14gのシンカーをミドルレンジではなく、ロングディスタンスで扱うイメージで使っています。
何より持った感じの9フイートという長さを感じさせない軽さとバランス、そして遠投先の操作性が衝撃的でした。
この2本が私の遠投の主軸となっているロッドです。今回は簡単に自分の視点から見る好きな釣り方とロッドを、自己紹介として簡単に書かせて頂きました。
そして注目してるのが、今年発売されるTPシリーズ、92Hと77MLX。
ロックフィッシュロッドが細分化される中、トーナメントシーンで最も注目されているフィネス系と遠投系。
中嶋プロのブログ(東北で勝ち抜くためにvol3)で92HはLONG EXPRESS 90MHとほぼ変わりが無い自重と書かれていますが、
92Hのスペックで130g台?ってなりますよね?相当軽いです。使えるウエイトも1.5ozを軽快に扱える様に設計されていて、操作性も感度も飛距離もトーナメントで勝つために作られたレーシングモデル!
遠投シーンであと一本欲しいと言う時に新たな扉が開かれるロッドだと思います。
77MLXは7グラム以下のライトリグを操作できるように作られたロッド。
スレた所にライトリグを使ってアプローチしたけど魚の反応が無い、あと一本があればリミットメイク出来る。そんな時もっとより繊細に、もう一本踏み込められる様なロッドに仕上がっています。
TPシリーズは厳しいトーナメントシーンにおいて、新たな選択肢をアングラーに提示してくれる様な心強いパートナーになってくれると思います。
長々と書きましたが、最後に。
これからAPIAのロックフィッシュチームと一緒にそしてロックフィッシュを楽しむ皆様と一緒に熱く盛り上げていければと思っています。また今年のトーナメントも積極的に参加していこうと思います。
「留まるな超えて行け」
その気持ちを胸に自分に挑戦していこうと思います。今後とも宜しくお願いします。
アピア公式ブログより転載
4月ともなれば北海道でも厳しい冬を過ぎ、少しずつ気温が上がり景色も春模様へと移ろいます。私の住んでいる札幌では昼間は10℃を超えるようになりました。
夜は2℃まで落ちる時もまだありますが、2℃でもプラスなら春が近いと思ってしまうのが北国あるあるです。海も川から降りてくる稚魚を捕食するカモメが活発になり始めて、少しずつ生命感が感じられる様になりました。
今の北海道の海は雪代の水が川から海へ流れ、暖かくなり始めた海水が川の冷たい水と交わることで、濁りが生じています。
自分的にはその濁りが抜け始めたらロックフィッシュ開幕と言った所です。
初めてのブログとなりますので、
『私の視点で見るロックフィッシュの向き合い方や狙い方、どんなロッドを使っているか』
を自己紹介も含め紹介していきたいと思います。ロックフィッシュゲームは魚に対して色々なアプローチの仕方がありますが、その中で私が得意としているのが遠投の釣りです。
今回は私の好きな『遠投メソッド』について書いていきます。
私は、遠投こそシビアに考えないとダメだと思っています。遠くに投げればフレッシュな魚がイージーに食ってくる。やり始めはそう思っていました。
しかし、やればやるほどロングディスタンスによって発生するミドルディスタンスとの間隔の違いに気が付かされました。この違いが一番の壁と言えます。
例えばリグを1m浮かせているつもりが実は10cm程度しか浮いていない。遠くなれば遠くなるほど水深や動かしている角度が変わっていき、リグの動かしているイメージはズレてくる。
そして些細なアタリになっていき、放出されたラインは潮の流れや、海中で流れているゴミなど色々な情報を拾ってきます。これをちゃんと意識出来ているかどうかで釣果は変わってきます。
100m以上先のアタリを見る時は状況に応じて、いかに魚に針が掛かかるまでのタイムラグは少なくするかを考えます。ティップを見て判断したり、手元にアタリを確認して反射的にフッキングしたりと些細な事でも意識して遠投しています。
私の遠投で使うシンカーの重さは大体21g~56gの幅を使い、狙い方は沖根を狙うよりはブレイクに付いている魚を狙うイメージです。
潮の流れの速さ、流れの変化によって当然リグの動きが変わります。その変化する潮の流れで大事なのはトレースコースとシンカーのフォールスピード。これに注意しながら21g~56gを使い分けていて、飛距離優先で重さは変えていません。
アクションはズル引きではなくリグを浮かせてスイミングを多用し、沖に居るフィッシュイーターを狙うイメージです。これが私の遠投での釣り方です。
この狙い方はやる気がある魚をターゲットにしているため、バラシが少ないというメリットもあるんです。
ここで私が愛用している、遠投ロッドを紹介したいと思います。
GRANDAGE STD.96MH
GRANDAGE STD. 96MHのメリットは
1.力まなくても飛距離が出る
2.掛けてからの魚のやり取りが強引にできる
3.ロッドのバランスが良く体感的な重さがない
4.感度の良さ
MHのイメージとは違いガチガチのテイストではなく、綺麗に曲がってくれる、そしてロッドに適度なタメがあり、ロッドバランスが良いため操作もし易く、ロックフィッシュシーンでも積極的に獲りに行けるロッドです。
不意に予想以上の魚を掛けても主導権を与えさせないパワーがあります。曲げて獲るそんなテイストのロッドに私は感じています。
斜めにロッドを立てているので少し分かりづらいですが、曲げている時の写真です。いい曲がり方してくれるんです。この時掛かっていたのが…
水いっぱいのバケツ!!このバケツを水面まで寄せてくるパワー!!!
(ちょっとふざけてみました)
この写真の魚は1.8キロ。51センチのキッカーサイズです。こんなアイナメだって楽々に寄せる事が出来ます。スペック的にはMAX ウェイト50gなので、ロックフィッシュだけでなく、フラットフィッシュやマス系の魚などコレ一本でこなせてしまうのも魅力。ロックフィッシュだけではなく、色々な魚種を狙える
バーサタイルロッドとして色々使っています。去年のトーナメントではこのロッド1本に大変お世話になりました。
遠投釣りの大半はこのGRANDAGE 96MHを使っていますが、潮の流れが穏やかな所、遠浅のエリア、遠投のヘビーシンカーでは、どうやってもアプローチしづらい場所が発生してきます。
そんな時活躍するのが、Brute'HR 90MH(ロングエクスプレス)
このロッドは私の中で「遠投操作系」と呼んでいる最も大切なカテゴリーの1つです。
産卵後のアイナメがナーバスで中々口を使わない時や、シーズン走り始めの丁寧にアプローチしないと釣れない状況などの時期に軽めなシンカーを沖根やブレイクなどに送り込んでスローアクションで獲る。
そして、潮の流れが緩やかなエリアや水深が浅いエリアなどに、14gのシンカーをミドルレンジではなく、ロングディスタンスで扱うイメージで使っています。
何より持った感じの9フイートという長さを感じさせない軽さとバランス、そして遠投先の操作性が衝撃的でした。
この2本が私の遠投の主軸となっているロッドです。今回は簡単に自分の視点から見る好きな釣り方とロッドを、自己紹介として簡単に書かせて頂きました。
そして注目してるのが、今年発売されるTPシリーズ、92Hと77MLX。
ロックフィッシュロッドが細分化される中、トーナメントシーンで最も注目されているフィネス系と遠投系。
中嶋プロのブログ(東北で勝ち抜くためにvol3)で92HはLONG EXPRESS 90MHとほぼ変わりが無い自重と書かれていますが、
92Hのスペックで130g台?ってなりますよね?相当軽いです。使えるウエイトも1.5ozを軽快に扱える様に設計されていて、操作性も感度も飛距離もトーナメントで勝つために作られたレーシングモデル!
遠投シーンであと一本欲しいと言う時に新たな扉が開かれるロッドだと思います。
77MLXは7グラム以下のライトリグを操作できるように作られたロッド。
スレた所にライトリグを使ってアプローチしたけど魚の反応が無い、あと一本があればリミットメイク出来る。そんな時もっとより繊細に、もう一本踏み込められる様なロッドに仕上がっています。
TPシリーズは厳しいトーナメントシーンにおいて、新たな選択肢をアングラーに提示してくれる様な心強いパートナーになってくれると思います。
長々と書きましたが、最後に。
これからAPIAのロックフィッシュチームと一緒にそしてロックフィッシュを楽しむ皆様と一緒に熱く盛り上げていければと思っています。また今年のトーナメントも積極的に参加していこうと思います。
「留まるな超えて行け」
その気持ちを胸に自分に挑戦していこうと思います。今後とも宜しくお願いします。
アピア公式ブログより転載
- 2019年5月13日
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