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ちゃり林

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確かにそこにイトウは居た、、けど

  • ジャンル:日記/一般
https://www.fimosw.com/u/rincraft/siwrvg1fieh8bx
↑プロローグから、ダラダラあります(≧∀≦)







と云うよりは、もしかしたら“遠い世界の憧れ”のようなものだった気がする。
自分の現実世界には、接点を持たないだろう、そんな憧れだった。





実際問題として見ても、
そこに行けば手にするコトが出来る
なんてゆー甘いモンぢゃ無かった。
何をどうして良いのか分からない。
手探りをして探しているのに、指先に何も触らない様な、
何も見えて来ない感覚にかなりもがいた。
正直、折れ掛けた。




だからその瞬間を迎えたトキ、
あまりに多すぎるアドレナリンにボクは少しオカシクなってしまったのかもしれない。
外気温1度、北西6mの風の吹く中、ボクはその沼に飛び込んでしまったのだ。
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これ、カメラに向かって、ナントカ平静を装ってはおりますが、
脳ミソが沸騰中(笑
腕は、肘くらい迄水没しているんだけど、全く冷たさは分からなかった。
、、、後で死んだ(笑


つか、言うなれば全身ランディングとでも言うか、、、言い方変えたら、、沼に、、落ちた(;´д`)

早よルアー外すさねえとアブねえし!
つか、
ココ迄が、本当に長かった



















コトの始まりは、約2か月前、長期出張先の宿で、
釣友のTAKEさんから電話を受けたトキだった。


彼は、回り道をしない。
いつもイキナリ本題に入る


『ちゃりさん、イトウ釣りに行かない?』


ん?



実はこの人、トラウト業界では知る人ぞ知るR‐magic代表の菅井氏
過去にブラウントラウトの日本レコードを持つなど、兎に角トンデモナイ達人である。
その辺の凄さ加減はまた後ほど、、

聞けはもう20年近くも幻と言われたイトウを求めて旅を続けて来たのだそうだ。
そして、今年も北の大地に夢を追うのだが、
なんなら、一緒に行くかい? と、
そう、この達人は、少し寂しがりやでもある(笑




なるほど、
ふむふむ、
『イトウ』っちゃさあ、、
、、アレだろう?

なんかスゴイタイミングだな
きっとコレは神の与えてくれたチャンスなのかもしれない。
昔、婆ちゃんに買って貰った西山徹氏の本に出て来た幻のアレ!
アングリング誌やジギー誌の写真を見て、妄想世界を旅していた、アレ!
ソレは遠い手の届かない彼方の夢?
又は、伝説の昔話に出てくる太古の川のヌシ?
なのに、ソレ釣りに行くの??、
おいおいコレは現実世界の話なのか?


何時行くの?ってえ

今でしょ‼︎


無根拠にそう思った。
家族に相談も無く、会社の休暇申請もしてないのに
即答してしまった(失格)




それからの日々は、ニンジンをぶら下げた馬のように過ごし、つつも、
その準備をするだけでもワクワクで幸せだった。



そして、、飛んだ。
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今回のメンバー
RmagicのTAKEさん、ツララのショータ君、あと、ソトコトの指出さんが現地合流予定だ!


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オレ達が載ったのは、右端のヤツな!

とかなんとかはやるキモチをなだめすかしつつ、、、

やっと見えて来た

来たぞ!
とうとう来たぞ!
北の大地が見えて来たぜよ!!
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あんなふうに蛇行した流れにイトウは居るのかな?


とかなんとかありまして、
ぼくはいよいよ北の大地に立つコトが出来た!


よーし、やったるぞー!
・・・なんだけど、
ちょっと
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ちょっとマってよ!ちよ!タンマ!!!
ナンダコレハ?

ハンパ無え・・・・超さみぃ、、
雪は未だ無いけど、ダメ級に寒い!



でよ、
更に言うとさ、
マジにスゴイな!このスケール感!?


見通す限り、構造物なんて殆ど無い
そこには、ボクなど一人呑み込んでも1mmも動じないほどの圧倒的な自然がそこに居た。
ここのピラミッドの頂点は、明らかに人間では無いコトは、聞かなくても分かった。
良いのか?
オレ、そこに入っても?


付近には急峻な山が無く海岸線近くはダダッと広い湿原の様にアシ原が続いている。
ちょっとした小高い丘はみなクマザサだろうか?
そこには何本かの緩やかな河川が蛇行し、いくつもの三日月湖が形成されていた。
そして、どの川も沼も、水量は割と豊かだった。
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太古の昔から、イトウはその流れの中に暮らしていたのだろう、

何処から手をつけたら良いのか分からない様な、
むしろ何処にだってその可能性をイメージ出来そうな、、

コレがブラックウォーターか、、、日本にも有るんだな、、、
特に流れの緩いところほど、タンニン色が強く、水の中を暗く、茶色く隠していた。
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あの、黒茶色い淀みの中に彼等は佇んでいるんだろうか?

早く投げたい!
と、焦る反面、ココにこうして佇むコト、
今、この景色の一部に自分が在るコトに心が揺れた。
奥歯でしっかり噛み締めたかった。




この大地は僕を受け入れてくれるのだろうか?




早速水辺に降りて、ウエダーを履いた。
ツーピースのロッドを繋ぎ、ガイドにラインを通した頃にもう、夕方が迫っており、
夕マヅメ迄に許された時間はごくわずかなチャンスだけだった。

とはいえ、とるものとりあえず、投げてみないコトには気が済まいと言うのが釣り人の心境ってモンだ。

先ずは挨拶。
何時ものヤツから、、、
で、自分の知る僅かな引き出しの中から、少しづつ手を出してみることにしよう





























実は、正直に言うと

まさか初日にいきなり鉢合わせるコトになるとは思ってもいなかった。













闇が辺りを包み込む少し前、
前にブラウントラウトを狙う為に作った13センチのフローティングミノーを結んだ。
高浮力で、グリグリメソッド専用だ
ま、バカの一つ覚えみたいなモンですわ
グリグリなんちゃら??
ソルトルアーの人はあまり馴染みが無いかもしれないが、湖のトラウト狙いのメソッドの一つ。
詳細は割愛するけど、基本リールだけで高速のストップ&ゴーを繰り返す。
グリグリっとしたアクションで誘い、からの“止めの間”に喰ってくるコトが多い。
居着き系のブラウンやイワナ等の大型フィッシュイーターには絶大な効果が期待できる。


ボックスの中から選んだのは、1998年に作った黒金だった。
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なんとなくこの水の色に合う様な気がした。

愛竿はスーパーパルサーのグリグリナナハン!
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fumウエダが出したグリグリメソッド専用
往年のトラウトロッド、
未だ、強いコトと、しなやかであるコトが同居出来なかった時代の剛竿だ。
硬い竿ではバイトを弾いてしまうので、伸びのあるナイロンラインを合わせるコトで、初めてバランスが取れる。
今時の軽さや張り、感度などにも程遠いしろモンだけど、僕を育ててくれたこの竿を信頼している。
一応シーバスロッドやPEラインも持って来たけど、今のところ出す気は無い。
この道具で狙うからこそ、その夢に価値があった。
イトウ狙い一年生の小さなこだわりだ。
ビビっていつもより2クラス糸が太いのを除けば、今まで散々やってきて身体に馴染んだセット一式と云って良い。




夕まづめに選んだ場所は、砂地のシャロー。
キャストした先、届く位置にカレントっぽいスジが見え、おそらくその下にブレイクが有るんぢゃないか?と思われるところ
手前の水は淀みながらも緩く左から右に流れている。


・・・・・
実はいま、口から心臓が半分出掛かカかっている。
先ほど準備をしていたとき、モワッとしたライズを見てしまったのだ。
目の前のタルミにうろついてるヤツが居るのだ!

心の準備がまだなのよ、
こんなに早く出会うとは思っていなかったモンだから、どんな顔して良いのやら、困っちゃう感じた。

そこ居る!   
そして、ヤツは未だこちらに気付いて居ない‼︎

やべえ、緊張し杉て腹からナンか出そうだ!
呼吸が出来ねぇ!

僕は息を殺してそーっと一歩下がり、なるべく音を殺して投げた。
そこに緩めのアクションを付けながら流していく。
一投、、、、何もなかった。 移動しちゃったかな?
二投、、、
三投、か?4投目だったかな、、、、?

答えはわりと直ぐに出た。

着水後、糸ふけを取る。
驚かせたくないのでいつもより緩めに

グリグリグリっ!、・、・、・、
グリグリグリっ!、・、・、・、
グリグリグリっ!、・、ドン!ジィィィィィィィィィィィー!!




軽いグリグリアクションからのポーズの途中、
Fミノーがラインテンションから解放され、潜る力を失い、水平姿勢を保ちながら力なく浮上しているとき、左奥からの流れに当たってヨロった、そのとき!

強い衝撃の後、停まっていたリールから一気に糸が出た。




うわ!
ヤベぇ! が、第一印象


なんだこの重さ!?
でも
速くはない!

キビキビ感も無い!




ごン!  ごン!という感じに首を振っている感覚が伝わる。

この首振りの間隔の長さが決して小型ではないコトを伝えていた。




20年以上を共にしたGURIGURIナナハンが気持ち良く曲がる!

でも、不思議と落ち着いていた。

イケる!心配ないと思った。

ライン新品!フック新品!リング、スナップ新品!結び目フレッシュ!
そして、手慣れた道具

しかも、フックには良い感じに乗って、る?んぢゃねえか?た、ぶん、、、その筈、(未確認、根拠無し




よし!
コレは獲った!!

イキナリ初日で楽になるね〜♪
本気でそう思った。




俺、明日から料理係でも良いな〜
とかな











と、、か??


あれれ?
なんだか、なかなか、、あれ??


一進一退、というか、
イッタイばかりで、ちゃんとイッシンしてるんかいな?と不安になった。
急に心細くなり、
声を上げて仲間を呼んでみたけれど、
そよそよと揺れる広いアシ原に吸い取られてしまった。

心細いが、一人で戦わなければ!
兎に角強い
魚がコッチを向くと、割と強引に巻いて来るコトが出来た様な感じなんだけど、
なのに、そのままの動きで当たり前に方向転換をして糸を出しながら沖に出てしまう。
水面に来て、バシャバシャするので、いよいよなのかと思えば、
普通〜にまたゴンゴンと潜っていってしまう。

全く僕のイナシなど無視! まるで意味を成してない様な、、、

なんか、ナメられてる!
そんな印象
「ふーん、掛けたの?だからナニ?」と云われているような、、、
夕方の薄明かりとブラックウォーターのせいで、潜られると全く何処に居るのか分から無くなり、益々不安になる。
僕は、何度もライトを付けたり、暴れさせまいとライトを消したりを何度も繰り返したりして、
兎に角へっぴり腰にオロオロしていたんだと思う。





それでも
しばらくの強引なやり取りの末、なんとか主導権を取れそうな水深の所迄連れて来るコトが出来た。
尾ひれが水を掻く度にバシャバシャ云う位のところ、
意を決して!
今度こそライト全開で走って行き、一気に間合いを詰めた!




ココで、初めてのイトウを目の当たりにした。
銀色をイメージしてたけど、銀は銀でも白っぽい顔とゆーか、体の芯がピンクというか、そんな風に見えた。
して、何よりかにより、背中の太さがハンパ無い感じ!
初めて見たその顔は、ヤケに丸く感じた。
鼻の先迄太いままの様な?

、、そんな印象






針掛りが気になる。
見ると
僕のミノーは、その鼻からオデコのラインで縦に付いていた。




ん!?そこ?




ちょっとヤダな、、、
とは、思いつつも、
僕は焦っていた。
妙に呼吸が苦しく、ゼェゼェ言いながら
何故か“早く終わらせなきゃ!”と、ばかり考えていた。


僕はバシャバシャと更に水に入り、イトウよりも沖側に立ち込んでって退路を塞ごうと考えた。
















が、




いざ行ってみると、その茶色い水に水深を見誤った。
コレをするには、未だ深かったのだ!
余裕で膝丈くらいの水深が有った。
更に焦った。

















あれっ!?
やべえかや?
でも、もう引けねぇ、
上げたるっ!!

バンザイロッド!
真上に成ったライン、タメの無くなった竿、暴れるイトウ、


ミノーが宙を舞った!






あっ!

のーーーーん!!

だめっ!
ダメっ!!
行かないでえ〜(≧∀≦)
慌て手で掴もうとしたけれど、
水のなかで何が出来るわけがない。

あゝ、
せめて背中の出る位の水深迄我慢出来ていたら、たとえバレても取り押さえられたのかもしれない。
でも、
水中戦をするには、、、この水深は厳し過ぎたorz
初めてのイトウは、僕の足の間をスルッと、極めて普通に泳ぎ去った。
バシャバシャするでも無く、
慌てている様でも無く、
普通に、
『オメェにゃ未だ早ええわ』
とでも云う様に、






天を仰いだ。
遠くの空は黄昏て来ており、
気の早い星がたくさん出ていた。
未だ、ボクには早かった、と言うコトだ。





でも、ちょっと触った!
触ったぞ!!!
ツチノコぢゃねえ!
幻ぢゃねえ!
アレは現実の魚だった!!

実は、全てが突然杉て、この時点では未だそんなにクヨクヨしていなかった。

タッチアンドリリースだしっ!(号泣
とか、

次に掛けたトキはさぁ、、
位に考えていた









しかし、甘くはない

そんなチャンスは二度と訪れなかった。
苦悩する時間が重なれば重なるほどに
そのコトばかりが繰り返し悔やまれた。

あの時もっと冷静に溜められたら、
ラインを信用して、もっとちゃんと時間を掛けていれば、、、!
丸王だってそのまま後ずさりしろって言ってるぢゃんか‼︎
もっとああーしてたら、  こーしてたら!!
もうね、タラレバだらけーのクヨクヨ感がハンパ無くなってくる

じつは今、こうして思い出しながら書いてても、グルグルグルグル考えてしまう。
やっぱり、ちゃんと獲りたかった。
つか、あのトキ冷静に深呼吸出来てたら、
憧れの魚とのやり取りを、もっと冷静に楽しめてたら
絶対獲れてたはず!!!



う〜ん(;´д`)未熟



そして、更にこの出来事がその後の僕の釣りを超迷走させることになる。


ちょっと長くなってきたので、書いたトコからUPしちゃお(≧∀≦)



つづく




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