BaySlug





【エピローグ】

元祖リアルS字ルアー

ベイトパターン1年目、持っていたトラウトルアーのS字系の動きがかなり効く事が判明。
釣具屋の例の友人のトコに行き、「S字描くルアーを出せ!」と言って出してきたのが、このルアー。

早速使ってみてビックリ!

確かに、見事にS字を描くのだが・・・


S字の振り幅が大きすぎる(爆)


最近のテロテロした「S字っぽい動き」じゃなく、本当にS。
言うなれば、ドS(爆)
という事で、こりゃダメかと思った矢先、いい事を思いついた。

壁打ち

そう、隅田のテラスの壁は抉れている。
つまり、労せずタダ巻きで抉れを出たり入ったり出来るのだ。
それで、かなり美味しい思いはさせて貰った。

が、このルアーのポテンシャルは、そんなモノでは無かった!

ある日の事、明暗を引いていた時に、水中に漂うゴミと絡みそうだった。
そこで、ルアーを浮かせようとしてロッドを煽った瞬間、何故かルアーが横っ飛びし、そしてそれにシーバスがガップリ。

!?

ベイスラの本来の姿を見た、初めての瞬間であった・・・





【使い方】

何でもOK!

タダ巻きすれば、大きなS字でフラフラ軌道を描く。
リトリーブスピードで、その反復幅が調整できる。
ロッドを煽れば横っ飛び。
流し込むと頭を下にして潜り込んでいくが、流れが強いとふらつきながら沈んでいく。
つまり、タダ巻きで線を、ダートで面を、流し込み+煽り一発で点を狙える。



【メリット】

港湾ルアーに必要な物が、全てある!

飛距離・アピール/ナチュラルアクション・強度

孤高のシングルフッカー・道殿が、「シーバスの餌」と評した事からも、このルアーのポテンシャルが判ると思う。
ミノーの様なブリブリした動きこそ出来ないが、アピールしたければロッドアクションでカバー出来る。
レンジもESがある事で、かなりの広範囲をカバー可能。
重心が1点集中なので沈下速度が速く、ストレスなくレンジ攻略が可能。
また、飛距離も固定重心の重量で考えるとダントツ。
ES+シャローフィネスならば、Lロッドで70mは飛ばせ、ノーマル+1号PEでも、40mは堅い。
この飛距離があれば、スト打ちには充分。
また、フックサイズを変えても、アクションにそれ程影響が出ない。


正に死角無し!


これ作った人は、マジ天才です。・・・ね、霜田さん♪




【デメリット】

無い!

いや実は、ダートマスターからかなり間が空いた理由がここにある。
勢い良く書き始めたのはいいが、いざデメリットの所で固まった・・・
本当に、無いのである。
今回が「ティムコ提灯3連投」の最後だが、本当に提灯記事にする訳にはいかん。
しかし、どう考えても無いのである。
その為、ずっと止まったままだった・・・

先日、五平さんに行き、CURRENT WALKさんとお会いする事が出来た。
その時に、ふとその話になったのだが、抜群のキャリアを誇るお二方ですら、同じ事を言ってくれた。
なので、無理矢理「スト打ちでの強度が」と書こうと思ったのだが、「最近のルアーと比べれば全然強いでしょ」と五平さんに言われ、納得。

そこで、最終手段に出ます。

「あのパッケージ説明じゃ、このルアーの使い方が判らねぇ!」(爆)


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