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ディープロックで良型クロソイを狙い打ち!

皆さんこんにちは、岩手県フィールドスタッフの佐々木です。
3月も半ばに差し掛かり暖かい日が多く、爽やかな春風に運ばれやってくる黄色い妖精と戯れる今日この頃。
目の痒みと鼻水が止まりません(ズビズビ)
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さらに弱っている私に追い討ちを掛けるように、空いた時間に書き進めてきたこの記事も何故か上書きができず二度デリートしてしまうという怪奇現象が(超ぐぬぬ…)
 泣きながら3度目の書き直しをしましたよ…
長文ですが頑張って書いたので最後まで読んでくださいね(つД`)
 
さて、岩手県では昔からクロソイ小型種苗の放流事業が展開されていますが、近年狙って釣れるほど良型の個体が増えアイナメと並ぶ人気ターゲットとなっております。
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前回の記事で書いた通り交尾(10月後半〜2月)を終えたクロソイはディープへ落ちるわけですが、今回はディープエリアへ移動したクロソイを狙えるシューティングゲームついて紹介したいと思います。
シューティングゲームとは魚探でメインベイトとなるイサダ(オキアミの一種で小型のエビの仲間)の反応を探しながら、ベイトに着いているクロソイに対してリグをアプローチする釣り方です。
3月〜4月にかけてターゲットとして狙えるクロソイですが、メスは5月頃に産仔(ソイ類は卵胎生)を控えた個体がターゲットになります。 
釣れてくるメスのクロソイは非常にコンディションが良く、この時期の三陸クロソイの状況は産仔前の荒食いといったところでしょうか(地域や水深によりシーズンが前後することはあります)
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 場所によってはイサダに着いているマイワシ等がベイトになる場合もあります。
シチュエーションは水深60〜90mの漁礁の入っているエリアで、ベイトが漁礁の上を通る際にクロソイがベイトのいるレンジまで浮き上がり捕食します。
このクロソイに対してリグをアプローチしていきます。
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リグはフックアップ率を考慮し30g〜50gまでのジグヘッドリグを使用します。
魚の活性が高く中層まで浮いている場合はアピール力の大きいパワーベイト、中層まで浮いていても低活性の場合は味と匂いで食性に訴えるガルプ!、ボトム付近を探る場合はマテリアル自体の比重が高く、匂いでもアピールでき、アクションもリアクション気味に誘えるマックスセント。といった使い分けができます。
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昨年からディープエリアのクロソイを開拓しておりイサダの接岸と共に、ベイトに依存するクロソイは定位するレンジが水面から30〜40mほどに上ずる傾向がありました。
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イサダの群れの反応が出れば激アツで、反応のあるレンジの上下10mでのクロソイのヒット率は高くなります。
以上がクロソイシューティングの簡単な紹介になります。
…が、今年の3月はまだ漁礁付近まではイサダが寄りきらずシューティングゲームが成立していません(泣)
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3月初旬の調査では、漁礁周りにイサダの反応は見つけられませんでしたがボトム付近にはマイワシと思われる反応が出ているのでリグを投入してみることに。
リグは50gのジグヘッドリグ。セットしたのは水深があるので潮の影響を受けにく、水を切りながらフォールさせることができる形状のマックスセントのフラットノーズミノー
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ボトムに着く前にバイト!
経験上、着底前のバイトはクロソイであることが多いので何となく本命のような予感はしてましたが…
謙虚に「重いのでマダラですかね〜」なんて話しながら水面まで上げてくると…体高のあるクロソイ!
 
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くぅ〜!何度見てもカッコイイ魚です!
とりあえず本命クロソイをキャッチでき一安心。
ちなみにオフショアの釣りでは手返しが重要になりますので回収して再度リグを入れ直す際や、船が波で上下に動くのでバイトの際、糸ふけをいち早く巻き取り素早くフッキング動作に移れるレボロケットのようなスーパーハイギヤリールが非常に有効になってきます。 
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これでパターンを掴み、同じく水の抵抗を受けにくいマックスセントのフラットワームへ変更。そして狙い通りの連続の落ちパク!
ディープエリアのクロソイはアベレージ40cmオーバーで、たまに50cmオーバーのランカーも掛かります。
 
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ジグヘッドへのセット方法も、フォール時に水の抵抗を受け流すようフラット側を上に向けるのがキモです。
 
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隣でジギングをしていた船長は宮古名物のマダラが入れ食い。この日クロソイは明らかにメタルジグよりもワームの方に好反応を示しました。

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次の釣行は3月中旬。私のお友達の久慈市「ハゲ先」https://www.facebook.com/kuji.LBFC.hagesaki/の皆さんを招き4人で出船です!
 
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この日もイサダの反応が無く、ボトムの釣りになります。一通り釣り方を説明して釣りを開始すると…

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開始してすぐにハルオくんが先制パンチのクロソイ!ナイスサイズですね!
今回先生である私がファーストフィッシュを釣ってどや顔する予定でしたが見事にやられました(笑)

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セカンドフィッシュはハゲ先のリーダー、ユウタくん。パルスワーム4inchホワイトで45cmクラスのナイスフィッシュ。膨張色と微波動でアピールしたようです。流石です。
さぁ、私の見せ場がどんどん無くなっていきます(泣)
更に男性陣はマダラもヒット!

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更にヒット!
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そして最後のひと流しでは釣りガール、アヤコちゃんが本命クロソイの連続ヒット!
 
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まずは40cmオーバーのナイスサイズ!
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そして50cmに迫る今日イチのビッグクロソイ!
持ってますね〜。
ヒットルアーは全てTテールシャッド3.7inch ブルピン(BPK)。このルアーを選んだ理由を聞くと…
 
「色がかわいいから」
とのこと。
な…なるほど。勉強になりますm(__)m
確かに自信を持って投げられるルアーは釣れますからね!
この日「ハゲ先」の皆さんはディープロックどころか、ボートロック自体が初挑戦とのことでしたが全員安打。
ボート初心者でも良型クロソイが釣れるというものディープロックの特徴です。
 
私ですか?もちろん釣りましたよ。

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ほっそ長いアイナメを(笑)

…それはさておき、ディープエリアのクロソイ狙いにおいて一番重要なのは、フォール中のバイトを確実に捉えフッキングまで持ち込めるか、です。 
バーチカルな攻め方になるのでラインスラックが出にくいベイトタックルがオススメです。

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細い号数のラインを使用でき、向こうアワセでしっかりと食わせられるスピニングタックルという選択肢もありですね。
 
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使用するラインはレンジを正確に把握することができ、伸びの少ないスーパーファイヤーラインカラードがオススメです。

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ディープロックにおいて悩みの種はリリース方法が確立出来ていないということです。
冒頭で述べたように放流事業を行なっているとはいえ、ただでさえ成長に時間を要する魚種の上、スポーニングのクロソイですので乱獲を続ければ自分の首を絞めてるようなもの。
エア抜きも試しましたが魚体に穴を開けるのに抵抗がありましたし、失敗すると内臓に傷を付けてしまう可能性があります。

なんとか元の水深まで戻せないものか?と、考えた末に行き着いたのは…調べてみるとリリースジグなるものがありましたが、高価でしたので簡易的に自作してみました。 

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ラインをゲイプ側へ結び、フックはクロソイの下顎に貫通させます。

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任意のレンジまでフォールさせます。
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ロッドをしゃくってフックを外せばリリース完了です。
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今回はまだ時期尚早だったようでボトムの釣りがメインになりましたが、これからの時期イサダが更に寄ってくれば中層に浮いたクロソイシューティングが成立します。
もし仮にクロソイが釣れなくても、ジギングタックルを持ち込めばまだまだマダラは釣れますし、4月に入ればママスも最盛期を迎えるので潰しはききます。
 
これから盛期を迎えるクロソイシューティングorディープロック、是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
 
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笑和丸(船長 横田)09039801470

ベイトタックル
ロッド : ロックスイーパー(プロト)7.1ftEXHベイトロッド
リール : REVO ROCKET L
ライン : Super FireLine COROLED1.5号

スピニングタックル
ロッド : ロックスイーパー(プロト)7.7ftMHスピニングロッド
リール : SUPERIOR2500MSH
ライン  :   Super FireLine COROLED0.8号
 

※ベイトタックル、スピニングタックル共にリーダーはVANISH Revolution 16lb
 
ルアー
Max Scent Flatworm3.6inch
Max Scent Flatnose Minnow 4inch
Gulp!  Saltwater Pulseworm4inch
Powerbait T-tail shad3.7inch
 

 

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