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上宮則幸

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▼ 若潮

晴れ
北東の風1m
月齢24.9
気温20℃
水面22℃

あまりに準備がのんびりだったために思っていた潮位を逃してしまった。
「あ～あ…」と思いながら、昨夜の自分の失敗を振り返った。
おれが春先に自己記録魚を捕ったのも若潮。
潮が動かない夜にアイツはきた。
昨夜も同じ。

自分の過ちで巨魚を死に追いやる事に心を傷めているが、今夜もこうして川に向かっているところをみると、ただの綺麗事を言ってるだけに過ぎないみたいだ。
なんとなく引き出しを増やせたと思うべきなのかもなぁ…


今夜から竿をナナテンに持ち替えた。
スナップへの結束部にはケプラーを力糸にした。
そうそうあんな化物と渡り合う事も無いんだろうが、これから暫くはナナテンを振ろうか…

まだ迷いがあるのはナナテンの感度不足。
致命的ではないものの、小さなシンペンを流しても何やってるのか掴めない。
やっぱりナナテンは鱸竿ではない。
鱸釣りのスキルを引き出す事はバックボーンにはない。

しかし、だからこそナナテンには魅力がある。
ライトプラグを繊細に操れない代わりに、化物をイナす柔軟さと、ねじ伏せる力がある。

暫くはまた、ナナテンを前提にした道具仕立てを研究しよう。
とりあえず、PEは♯2のままリーダーはフロロ25ポンドにダウンして2mに延長、その先にケプラーで補強。


ちょっと小さいけど、この組み合わせの判断材料となる魚がヒット。
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次はリーダーはナイロンにして試してみようかな。




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