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上宮則幸

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  • ジャンル:日記/一般
歌手の安室奈美恵さんに宛てた、H&M社社長からのCMオファーの手紙がワイドショーのニュースになっていた。
文中の言葉「輝く星」。
その容姿、志、実績、評価、いやその存在感自体がまさに輝く星と表現されて間違い無い人こそが安室奈美恵さんだと思う。

今から24年も前の1994年のちょうどこの時期、 おれは大学進学のために故郷から福岡県に転居した。
田舎者のおれには随分繁華に感じたその街を歩けば、あちこちに華奢で弾けるように愛くるしい若い女の子の等身大ポップが飾られているのを見掛けたもんだが、それこそが安室奈美恵さんだった。
前年ぐらいからソロではなくダンスボーカルグループのメンバーとしてデビューをしたのをおれも知っていたが、その等身大ポップの彼女の可憐さがあまりにも印象的で、今でも良く覚えている。

確かその翌年の95年あたりだっただろうか?あの小室哲也さんのプロデュースでグループを飛び出し彼女はソロで活動する事になる。
その活躍は爆発的だった。
彼女の姿を見ない声を聞かない日は、以降何年も無い程。
それだけに止まらず、街中ルーズソックスと細眉のアムラーと呼ばれる若い女の子達だらけになった。
インタビュー等での素に近い彼女はむしろ控え目で大人しい印象だったにも関わらず、世の中は彼女の話題で大騒ぎになる事が度々。

これだけ書いていてナンだが、おれは安室奈美恵さんのファンと言うわけではない。
ただ、ずっと何となく注目はしていて、発売するCDや結婚出産離婚復帰…時折見掛ける彼女に関心を寄せていた。

特に驚いたのは、数年前に知った彼女のスケジュールだ。
スタジアム、アリーナクラスのデカい箱でのライブが目白押し。
チケットはどこも速攻ソールドアウト。
そんなにテレビで姿を頻繁に見掛けなくなっていたのに、四半世紀に渡って他に真似が出来ない程に広い世代にフォロワーは広がり続けていた結果に他ならない。
そして、もっと驚く事に彼女の歌唱力、ダンスは衰えるどころか益々表現力を増して更に魅力的に進化を続け、あの容姿が未だに輝く星そのものに可憐だと言う事だ。
ほとんど同世代である我が身や社会一般を男女の別無く鑑みるに、あれほどエナジーを放出しまくっている人はそうそう居ないだろうし、おれも知らない。


YouTubeでH&MのCM動画が公開された。
引退を公言した後であるにも関わらず、まだ社会に強烈な存在感を放つ最新の安室奈美恵さんの姿を拝見しつつ、ファンじゃないと戯言を言いながらもおれは25年の間彼女に魅せられて来た事を思った。

どれだけの人が憧れただろう。
どれだけの人が希望を抱いただろう。
どれだけの人が励まされただろう。
この小柄で可憐な強い人に。

彼女が偉人だと今気付いた。
デビューから引退まで、バブルが弾けた後のこの混沌とした平成と言う時代の。

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