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上宮則幸

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▼ テトラの上で

仕事が定時ぴったりで終わって慌てて帰宅。
猫三匹がご飯を首を長くして待ってる。
ドライフードを皿に盛って、汚れた作業着を洗濯機にぶち込んだら再び車を走らせて川に向かった。

朝から決めてたんだが、今夜は超久しぶりにテトラポットの上からの陸っぱり。

事前情報ゼロで駐車スペースに車を入れると既に車が三台！
予想に反して少なめ…
なんとなく最近の釣況がうかがい知れる。

潮の進入角を見るために先端にまず行ってみる。
超一級スポットのこの場所には既に２人がテトラポットに乗ってる。

釣果を尋ねると２人ともバラしのみとの事。
一人は50ぐらいで、もう一人も80あるかないかだったらしい。

フッコもいるのか…と思いながら釣り座を決めて投げ始めた。

ちょうど上げが込んでくるタイミング。
今夜は川の水の流れが効いていて、表面の水は結構な勢いで流下している。
クロスでUの字を描くとルアーが動き過ぎる。

極端なアップに投入してレンジを入れると、しっかり上げが来ていることがわかる。
K２Fの最大レンジで充分に込み潮を噛む。

暫くカラーチェンジのみで様子見。

先端付近の一人が帰ってからその場所からアップに撃つ。

うねりが入った直後だけコノシロが極端に上擦るが、静かな時はボトム付近にステイしているらしい。

表面の水も逆流が始まった。
いよいよチャンスタイム到来。

ルアーをドリペンに代えてレンジをサーフェイス～ミドル、ミドル～ボトムと一投毎にレンジを変えて手前の深場を立体的に丹念に通す。

ボトムでズム！と引ったくるようなバイト！

ガチガチのドラグで一気に寄せて、手前ではエラ洗いさせないように柔軟にいなして最後はハンドランディング。

中型だけど、久しぶりの嬉しい一本。
周りもキャッチ出来ていない中の一本に少し気を良くした(笑)

その後は、コノシロが潮に乗って遡上したため鱸も抜けたらしく為す術無しで、満足して納竿。

ブルブルを使わずに意外にあっさりと思い通りに魚が見れたから拍子抜けしてしまいますた。

また潮が小さい時にあちらに入りにくい時間帯に覗いてみようかな…

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