皆さん、こんにちは！
開発の酉抜です。


今回はボートでのリップ部の強度テストの様子です。
前回と前々回の開発記で3rdまでのプロトをご紹介しました。
3タイプのボディと、リップも様々な形状を用意して行いました。









◆プロトリップ◆



この写真内のプロトは開発記で既に紹介していますが、他にも試していたリップ形状があります。
紛失してしまったため、CADデータで形状をご紹介します。



このリップはラインアイより下側(腹側)だけでなく、上側(背中側)でも水を受けるので、水平に近い姿勢でのロールアクションを出すために作りました。

ここまでのプロト修正はリップ脱着部の改良をメインに行ってきましたが、その中でアクションやレンジの改良も行ってました。
リップの長さや横幅、水受け面の角度、固定部のカエシの大きさ、固定位置、などを変えたプロトリップを用意しました。









◆テスト釣果◆
テストの方はというと、前半は何もなく時間が過ぎていき、ただ焦るばかりでした・・・。

このままテストにならず終わってしまうのでは・・・、と不安になりましたが最後に寄ったポイントが楽園でした。

セイゴサイズだったものの、プロト初フィッシュをキャッチしました！



カラーは「安田スペシャル」です(笑)

やはり脱着部の固定は弱く、リップが無くなっていました。

その後も2人で釣果を増やしていき、リップの強度を確認しました。





とある方はこんなルアーまで出して釣ってましたね(笑)



2~3キャッチの内に1回ほどの頻度でリップが取れて無くなっていました。
予備で同形状のリップを用意していましたが、それも無くなってしまう形状のプロトもありました。


3rdプロトまでの構造では、やはり限界があると感じました。
次のプロトは大きく形を変更するべきだと考え、釣果の喜びも束の間でまた頭を抱える私でした・・・。