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メガバス 空海93MHインプレ

以前父に送ってから僅かばかり手に取らせてもらってのものと、父から聞いた話からのインプレ

まず私が感じたのは扱いやすいハイパワーロッドであること
従来のシーバスロッドに2ランク、3ランクパワーを持たせるのを狙った感じ
スペックからはショアジギロッドのようだがあくまでもシーバスロッド

フージンZ93MHビーストブロウルと比較して手にした感覚が軽く、穂先に柔らかさがある
一本調子でボロンを補助材として使用しているビーストよりも曲げやすく、ピーキーさが少ない
ハイバランスなセッティングから来る軽快感で、キャストを含めた所作が楽だ

特に良いと感じたのがグリップ
握った際にとても手に馴染む、これは既製品ではない
手間をかけて削っているようだ
私の感覚としてフージンZのグリップよりも力が入れやすい
この竿を握っていたいと思わせる、感性に訴えかけるものがある

張りとショートレングスからの振り抜きの速さ
キャスト時には強いバットの押しで空気をぶった斬ってルアーを飛ばせる
ブランクスの太さ、ガイド径の大きさ、キャスト時に伝わる感触は対モンスターロッドだ



私の父は週1回いつも決まって小さな河口にある漁港で釣りをしている
毎日ポイントを見には行けない、いつだって出たとこ勝負だ

ゆえに釣行時は瞬間のタイミングと閃きが大切
タックル選びは、自分のやりたい事を最大限実現できる物を選ばなければならない

遠くの対岸にある常夜灯の明暗の境目
流芯に出る、櫂を漕ぐ手が止まると祖父が語った、船幽霊の正体そのものの強烈な流れ
そしてピックアップ寸前足下の漁船の下、足場のスリットといったストラクチャー

それらに潜む大型シーバスをオールレンジで狙い撃つ

そうした中で父は大型の魚をバラしてしまったことが何度かあった
決まって足下で出た際に漁船の下、スリットに潜り込まれてしまったことによる

父はGクラのモンスタージェッティーSR102を愛用している

飛距離、粘り、キャスト後のティップの収束の速さ、小型のシーバスのバイトでさえカッとかけてバラさない追従性
ミドルグレードの域を超えている

一方で長い、曲がりこむがゆえに瞬間的に障害物に突っ込む大型を止めるまでにラグが出る
そこで選んだのがメガバスの空海93MHだった

最初はGクラの方が良いよと父は言っていたが、使えば使うほど、魚をかけてからのパワー感、追従性がやみつきになったそうだ
曰くこの竿には圧倒的勝利感があると

メガバスルアーとの相性がとても良く、なんだかよく釣れるとのこと
特にX80SW、X80マグナムを使った釣りがとても楽しいそうだ

フルキャスト時の抜群の飛距離はもちろん、鈍重そうな見た目とは真逆の操作性は新感覚と喜んでいた



父には釣り仲間がいる
父より歳上の70過ぎ、釣り場のレジェンドだ

そのレジェンドがフージンZのハイローラーを買ったと聞いて
すげー!あれ買ったのか、それならウチは空海93MHで対抗しようぜ!
とアホのような思いつきをして父に送った

多くのタックルを駆使し、数え切れない程のシーバスを釣った全国でも上位のエキスパート

私が中学生の時、メーターオーバーのシーバスがルアーで釣れることを、このレジェンドがとった魚拓から知った

そんなレジェンドでもハイパワーショートスピンの感覚は知らんだろうから、試しに投げさせてと父に言っておいた

後日父からの連絡で、キャストしてもらうと途端に表情が変わり、翌日釣具屋で注文してきたと聞いて笑ってしまった

空海93MHはエキスパートからサンデーアングラーの様々な釣りを満足させる、懐の深い竿だと思っている

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