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年をとってもシーバス釣りは出来る

  • ジャンル:日記/一般
長崎の父から80センチのランカーシーバスが釣れたとの電話があった
帰り際の一投で釣りあげたそうだ

父は還暦をとうに過ぎてはいるが現役バリバリのシーバスアングラーだ

数年前に父と久しぶりに夜釣りをした時のこと
父は釣れず苦戦する中、私は良型のシーバスを釣り上げた

その時私は困惑していた
釣果に喜びを見せる父の表情に、自身の限界に対する諦観が見えたからだ

子供の頃よく父に釣りに連れていってもらった
周りの人が釣れない中、アジやカサゴが爆釣したり、父は釣れたが私はボウズでふてくされたのをよく覚えている

しかし今となっては牧歌的な環境は過去のものとなり、田舎の釣り場にも最新鋭のハイエンドモデルで武装した手練れ達が現れだした
個人の技量のみで釣りきれる程現代のシーバスシーンは甘くないのだ

父にシーバスを釣らせたい、それも特大のを
最初は親孝行程度の考えでルアーを送るようにした
あわせてネットに疎くシーバス釣りの理論やタックルの知識に乏しいこともあったので、携帯のメールで情報をやり取りするようにもなった

しばらくは釣れなかったのだが、ルアーが揃いだし、個々の特性を掴み出すと60弱のシーバスを釣った

これは面白いぞ!と思うようになり、ボーナスが出たのにあわせて
がまかつ リフレックスティガロ96MH
を送った

父の体力、釣りのスタイル、通うフィールドのことは熟知している、熟慮に熟慮を重ねてベストの竿を選定した

ティガロを使った感想は「飛ぶー!」だった
ブルーブルーフォルテン30gでのショアスロー
当日並みいるアングラー達の飛距離を圧倒して、ヒラメを釣ったそうだ

これまで使っていた竿は父の技量についてこれず枷となっていたのだ
限界突破に成功した瞬間だった

もちろん釣ったのは父だ
送っている竿やルアーはただのきっかけに過ぎない
しかし私としては大いなる光明だ

年を取り、体力が落ちてなお大好きなシーバス釣りが出来るだろうかと考えたことがあった
今は確信を持って言える、出来る!
私は父に未来の自分の可能性を見ているのだ

人は年をとるとやたらと昔話をする
以前の父は昔あの魚が釣れた、と何十年も前のことをよく話していたが今は違う

次はこんな釣りをしてみたいと未来のことを話すようになった
携帯のメールでのやり取りにもなれて、中々の長文が爆速で返信されて来た時は笑ってしまう

思い出は尊い、しかしその中に埋没してしまっては人生をつまらないものにする
だから知識を技術を装備をアップデートし続けなければならないのだ

この日の父が釣り上げたランカーシーバスは最近送った
Gクラフト セブンセンス  モンスタージェッティーSR1022  デイカスタム
でのものだった
凄まじいリフティングパワーにたまげたそうだ

これまで送ったのはティガロにGクラ、メガバスのカゲロウ等、私も触ったことがないものが沢山ある
コロナで帰省もままならないが、実家に帰った際には父と釣りに行って感触を試してみたいと思っている

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