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キモいルアー

キモい 対象を評するにはいささか知性と品性に欠ける形容詞だが、私の中でこの表現が最も適当と感じるルアーがある

ロンジン フランキー120

言わずと知れた名門のシャロー系ミノー
良く釣れたが苦手としていている

私は以前対馬に住んでおり、北部の市街地を散策していた時のこと
魚いないかと用水路をのぞき込むと、イナッコがひしめきあっていた
それも一点に固まっているのではなく、目視できる範囲の用水路にびっしりと

夏のカンカン照りで暑かった、少しでも流れがきいて涼しい所に居たかったのだろう
これだけの数のイナッコを拝める機会はあまりないので動きを観察した

ウネウネ、パクパク
汗だくになりながら見ていると、モワッとした空気が鼻をついた
むせ返りそうな魚の臭い

大量のイナッコが絡みあう動きと臭いとが相まって気分が悪くなって来た
油っけが強い昼食をとっていたせいで吐きそうになる多くの人がいる中でそんな粗相をする訳にはいかず、その場を離れなんとか持ち直した

フランキー120の製作者に畏怖の念を覚える
アクションの支点、振り幅があの時見たイナッコの動きそのもの
近接戦でめっぽう強かった
サイドキャストで壁際表層を泳ぐイナッコのように、スーッと通すとデイでもヒラセイゴが面白いように釣れ、落ちパクもあった

いい思いを沢山させてもらった、でも苦手だ
製作者の情熱を通り超えたような、偏執的とさえ思える作り込みにあてられてしまい、あの時のイナッコの残像と臭いが立ち上って来る

使っている方はいるとは思うものの、飛距離がルアー性能を決定づける重要な要素となる中、もしかすると忘れられかけているミノーかもしれない
しかし飛距離を補える動きがフランキー120にはある

釣れない中ぼーっとしながら思い出を辿っていると、またフランキー120使ってみようかな
ふとそんな気分になってこの記事を書いてみた

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