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最適水位と潮

コツコツ...コツ..コツコツ...
ドスッ


直後に掛けた
普段触れることが無い、橋の真ん中の明暗にベイトを感じた瞬間、ズシりと重みが乗った
ングっングっと首振りの素振りは見せるが何故か動じない。
「あれ?なんか魚違う?」
そう考える時間があるほど空いた数秒の間。
ゆっくり足元に到達すると、レンジをキープしながら護岸際を下流へ下流へゆっくり走り出す。
掛けた直後、こんなに重く動じない生き物は初めてだ
「ゆっくり時間を掛ければ獲れる。」
なんとなくそう確信したが、経験のない感覚に何の魚なのか?
そちらの確信が欲しくなる。もし鱸なら、、、
そんな期待が判断を鈍らせ、半分ドラグを強め、リフトにかかる。
その違和感に初めて魚が嫌がる。
大きめの尾びれで4漕き程した感覚と同時に鋭く向こう側へ走り出す。
魚が一瞬見える、もう少し、もう少し
水面に近づくと針の外し方を知ってるかのように、首をグワンと振り、弄ばれたかのようにあっさり"外された"
そんな感覚だった。


■最適水位と潮■

グーンと潮が下がる下げ終わりから上げ始め、人と被らないよう夜中の時合を集中的に狙っていた。
確かに派手にボイルは出ている、しかしこのボイルにムキになると中々ヒットさせらず、全くヒントを得られなかった。
出続けるボイルとタイミングには少しばかり法則があるようで、常夜灯が効きすぎているのが悪い方向へ行っているような気がした。
そこで時合と読んだ時間帯を捨て、思いきってタイミングを変えてエントリーした。
タイミングは潮位が高い下げ、日没前後。
流れは期待できない。
潮の狙いは下げ終わり~上げ始めで間違い無さそうである。
もう1つ、釣り場には最適水位というものがある。
そこにも重点を置きポイントの特徴と照らし合わせる。
川と言うより、運河に近いポイント。
水位が高ければ狙う橋脚下は暗くなるハズである。


■ベイトのポジションとスピード■

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ベイトをよく観察すると、浮いてるベイトが何かに怯えて挙動し始める。
そして、おそらく狩人に怯えて散らされたベイトは泳ぎ回るベイトより食べやすそう。
夜、流れが走るとき、何発も、何日も、1回もヒットに持ち込めなかった目の前にいた遠い鱸が、ベイトが当たる感覚と同時にヒットした。
それが上記の状況である。伸ばされたフックを見たがフロントフックを襲っている。
セイゴではあるが、ショートバイト多数。
対岸にいた2人のうち、1人のアングラーもヒットに持ち込んでいた。
光量が下がる一瞬のタイミングに数えられないバイトと、3コンタクト。
スローにスローに展開すると、答えがどんどん帰ってくる。
自分の感覚だけを追ったら、同じ繰り返しだったことだろうとゾッとする。
良い状況を引き当て、そこを自分の物にするには今まで追った時合を捨てる勇気を持ち、発想を行動に移すことは大切なんだと、鱸から教わる。
まだチャンスはあるはず。あの重い奴は、きっとまたヒットする。

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