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涸沼 いつもの場所で色々

前回は那珂川下流で何とか釣れましたが、
ベイトが少なそうで、これはシビアだなと

ベイトの多さなら何といっても涸沼です
それに涸沼の一角でやけに釣れる(私以外の人が)ポイントが
あるのですが、そこがどうしてそんなに釣れるのか、
解明したいと行ってきました

結果は、下みたいな感じでした

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今回、涸沼を冷やす雨が降った上に夜に下げという好機に、
8/9は夜に家を出て、24時近くに涸沼に到着

必釣を意気ごみつつ、今までと同じポイントに向かうと、
すでに先行者のかた二人が『大漁ポイント』で釣り中
その脇の次点ポイントも、アングラーさんがいました

夕方から釣りしているのなら、少し待っていればバテて
帰るだろうと、すこし離れた場所で釣りすることに

しばらくすると、二人の後続者がやってきて、なんと大胆に、
先行者コンビのすぐ近くへウェーディングで入ったのです

(・・; あんな近くで、お祭りしないのかな……

そうしたら案の定、お祭りしてしまったらしく
「注意してくださいよ!」「すみません!」
みたいな叫び声が飛び交うことに
しかし、彼らは話し合うと、仲良く釣りを継続したのです

(== 大人すぎる……追い払っちゃえばいいのに
    (代わりに自分がポイント入りやすくなるから)

やがて彼らにヒットが出始めました
すると四人のあいだでヒットルアーとかを教えあい、
(スイングウォブラー85sがヒットルアー?)
ヒットが遠のいた時間も、釣り話を楽しそうにしています

いっぽう、私がぽつんといる場所はボイルも何もない『無』……

1時……2時……3時……

ついに夜が明けてしまいました



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葦原から出勤したハクの群れが、目の前を過ぎていきます

と、別の場所から帰る釣り人たちが背後を通りすぎ、
「あー、ここ、ま~~~だやってるよ」
「ああやって仲間で来て、場所を使わせないようにしてんだ」

私は(真相はぜんぜん違うのに……)と、なんともいえない
気持ちになりつつ、バテて大の字で空を仰いでいました

びっくりしたのは、例の四人はよほど楽しいのか、
私が去る5時を過ぎてもまだ釣りを続けていたことです。
(いったい何時間、水の中で立ちっぱなし……!?)
そしてなによりコミュニケーション能力が凄いなと感心です。
私はかれら全員が『達人』だなあと思いました。
                        <完>





(°Д°; って、ここで終わりにしてたまるかぁ!

あいつらだけ楽しく釣りしやがって! ファッキン!
俺だってそこで釣りたいんだ! 
となれば、場所取りという戦場に身を投じなければいけません

まず、お昼の12時に『大漁ポイント』に陣取りました
さすがにこの時間なら、人がいません

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と、ハクの死体が東からどんどん流れてきました
高水温のせい? ウェーダーごしでも、水の温かさを感じます

(・・; これがジミー様がおっしゃっていた『お湯』!?






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そして昼間、ポイントを見てもこれといった特徴もありません
なんでここでボイルが発生しやすいのか、首をかしげることに

2時間後の14時、はやくも飲み物が無くなり一時撤退
15時に入り直し
入り直してしばらくしたら他の釣り人のかたが来られたので、
危ないところでした


ようやっと日が暮れはじめたとき、なんの前触れもなく、
ボイルがおきたのです
場所は、腰までウェーディングした私のすぐ横2,3m

私はそちらへルアーを投げようと思いましたが、
私の斜め後方でウェーディングをしていた人もまた、
ボイルに向けてルアーを投げ始めたのです
当然、その着弾地点は私の横2,3メートル

危ない気がするだけでなく、お祭り防止のために、
こちらが投げられる範囲は絞られてしまいます。
不便だな、と思うと同時に、

(・・; でも、自分が今いるこの立ち位置だけが、
     釣れるパターンが多いんだよなぁ
      
だんだんボイルは激しくなり、私の横だけでなく、前方でも
起こるようになりました
ハクは跳んで逃げまくり、
すぐそこで起こった爆発で頭から水をかぶりました
しかし、手持ちのルアーをいろいろ投げてもヒットしません

こんな良い場所を独占して釣れなかったら、
と焦りがつのるなか、ふと頭をよぎったのが、
ネットで見たジグザグベイトのストップ&ゴーでした
ジグザグベイト60s 80sインプレ 『僕のアウトドアな部分』様



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ジグザグベイト60s  fimo金森健太様がおすすめして下さいました
(フッキングしやすくする狙いで、フロントフックを#6→#4)

ハンドル1回転しては1秒くらいストップ……
という動かしかたを試しはじめてすぐ、

*ガン! ググーン!*

Σ(°Д°; いっ!? 死ねぇえ!(巻き合わせの掛け声)







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元気なファイトの後に上がったのは、すんなりとしたフッコさん
やった、釣れた! と感慨にひたるのもつかのま、
本当にこの釣り方だからこそ釣れたのか、確認することに

もう一度、タックルケースに入っていた全部のルアー、
ウェイク、ミノー、トップウォーター……を投げ、
タダ巻き、トゥィッチ、ドッグウォーク、ドリフトを
試しましたが、まったくヒットしません

ただ、そのなかで釣り場の変化に気づきました


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上げ潮の影響か、沖から葦原へと斜めに向かってくる流れが
発生していたのです。
ハクはこの流れに乗って『帰宅』しているようです。
私はいつのまにか、その流れのただ中に立っていたという。

シーバスとしたら、濁り水の中を一瞬で通り過ぎていくハクを
食べるために『流れに乗ってくる、ハクっぽい動きのもの』
だけに、反射で食いつく態勢なのかもしれません

『流れに乗ってくる』といえば、私がいた位置からは自然と
アップクロスに投げて、ルアーを流れに乗せる釣りになるのです
(これが他の立ち位置だと、距離と位置の問題で出来ません)

そして『ハクっぽい動き』といえば、ジグザグベイト60sの
<ハンドル1回転させて、1秒くらいストップ>
の動きが、シーバスにはハクに見えるのでしょうか?
ハクが捕食者に気づき、横にチョンと逃げようとしたけど、
流れに負けて、シーバスに側面を見せながら流されてしまう、
なんて風に見える?

(==; う~ん……そうなのかなぁ……?

試しにもう一度、さっきと同じようにやってみると――







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あっさり釣れちゃった(・・;

いやいや、二度なら偶然があります
もう一度試すと―ー







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うわぁ、またあっさり……(°Д°;

ストップ&ゴーならなんでも食うのかと、
ショア(略)バーティスR-SSR 98Fで試したら反応ナシ。
ダートしたときに真横ではなく斜め下への跳びが多く、
スローフローティングなのでレンジが下がりがちです。
その動きは、この状況のシーバスには食べやすいハクに
見えないのかもしれません。
前回は殊勲のルアーだったのですが、難しいものです

なので、私の結論としては、
表層近くを横に跳んで、そして側面を見せながら流される、
という動きの物が、この状況ではシーバスに食べやすいハク
だと見えてもらえるのかなぁ、と

この動きをするルアーだったら、ジグザグベイトでなくても、
別のシンペンでもバイブレーションでも、なんでも良いの
ではと思います(デビルフラッター77sとか良さそう?)






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これは4匹目……ではなくて3匹目の撮り直しなのですが
こんなことをしていることからも分かる通り、
私としてはもう3匹も釣って、その理屈も自分なりに説明が
ついたので、じゅうぶんすぎるほど満足でした

後ろ斜めにいた人はまだ一匹も釣れていませんでした
私はそちらへざぱざぱと向かい、暗闇に灯った光に向け

(^^ もう帰るので、良かったら場所をお使いください

と、声をかけたのですが――返事がありません
なにか失礼なことを言ったかな? もしや聞こえてない? 
と、「あ、あの……? あれ?」と声をかけていると、
岸の上から、

「なんだ兄ちゃん? そりゃ場所を示すライトだぁ」

よく見れば、突き立てられた棒にライトがついているだけ
自己嫌悪しながら岸にいた方に帰ることを言うと、
空いた場所に入ろうと慌てるそぶりもなく、

「そこ、日によって釣れる位置が少し変わんだよなあ」
「あっ、そうですよね! 多分、潮回りですかね」
「兄ちゃん、さっき釣ってたな?」
「実はですね、ジグザグベイトっていうルアーが(後略)」
「ほーん? わしはスイングウォブラーの小さいのだな」

なんて話をしたあと、ふと、この方は苦笑して、

「ちょっと前な、そこにランカーの死骸が浮いてた」
「ランカー……!?」
「嬉しくて、写真いっぱい撮ってるうち……かもしれん
 気持ちは分かる……けどなぁ……」


涸沼という所は、色々あるものですね
 

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