先日大分市では大分駅前のメインストリートが歩行者天国となった。実に9年ぶりとなるそうで、僕は初めて見学したが、天候が生憎・・・という割には非常に賑わいを見せていた。

ライブあり、グルメあり、お子様が楽しめる広場ありという印象で市の中心部の活性化に良い影響を与えそうな感じを受けた。

非常に面白い取組だなと思いながら、少し小雨が舞う大分のメインストリートを歩いていた。



大分のラジオやローカルニュースでも結構話題となっていただけあり、大掛かりなイベントだったようだ。





話しは変わり、今月上旬の釣行の話し。
夜間もめっきり涼しくなり、時折肌寒ささえ覚えたこの日僕は市内明暗部へと足を運んでいた。

この日は夜仕事も遅くなり、短時間1ポイント勝負。
確実性の高いポイントを選択した。

ベイトはサヨリ。
明暗部のサヨリパターンである。

到着早々から明暗部でもじりも確認でき、散発的にボイルもあった。

下げも程よく効き、いかにもな雰囲気をフィールドは醸し出していた。

ここも過去散々通ったポイントだけにこの状況では手持ちのルアーではSAYORIS-Z99がアタると思ったが、最初は新たな引き出しを増やしたいこともあり、トップからスタートした。

しかしながら、そう上手くはいかず、数投で鉄板にチェンジ。
明暗部と流芯を絡めて遠投でここぞという場所を狙う。

ただ、やはりそう簡単に新たなパターンは見つけられない。

徐々に水位も落ちてきた、色々と試す余裕も無くなり、時合が終わる前にとSAYORIS-Z99を投入。

Little Jackを代表するリアルフォルムの細身のシンペンである。

サヨリが少ないがサヨリを意識している時のシーバスに非常によく効く。

また、サヨリパターンのみならず、他のベイトパターンにも細身のシルエットで食い渋った状況でも力を発揮してくれる。

飛距離もかなり稼げて僕は重宝している。
明暗部の明部に撃ち込み、流れに乗せながら、明暗部をトレースする。

すると、やはり見立て通りに食ってきた。ヒットしたのは意外と手前。
立ち位置から僅か10m程度先だった。

バイトシーンまでよく見えた。
ヒットしたのは水面の皮一枚下。

極浅いレンジでのヒットだった。

夏とは違い、引きが強くパワフルなファイトを見せてくれる。
しっかりフッキングしているようで、エラ洗いを数発浴びたが外れはしなかった。

手前で突っ込みと走りを繰り返したが、最後は浮かせてネットでランディングした。



コンディションが上がってきた秋らしいシーバス。この時期のレギュラーサイズだが、よく引いてくれた。

思った通りのヒットパターン。
過去の経験が活きた一本だったと思う。



割りと早い段階で釣れ、粘っても良かったのだが、時間も無い為にこの日は切り上げた。

10月初旬のこの夜秋の始まりをこの一本から感じた。

あくまで秋の序章だろう。
これからより面白い釣りができるのではと僕は期待している。


【Tackle Date】
Rod
TIEMCO Jumping Jack Zele93S

Reel SHIMANO 14STELLA C3000

Line 山豊テグス　SWスーパーPE X8 1.5号



Leader 山豊テグス
　　　フロロショックリーダー30lb.


Hit Lure
Little Jack SAYORIS-Z99