ドラグチェック、これ必須。



こんにちは。

関東に来てから2年目となる今年の秋。

去年は春のパターンを引きずってなかなか釣れなかったような印象ですが今年はその逆に秋の調子がすこぶるいいです。

春は・・・ウン

1週間前の雨後による開幕から数えて勝率は7戦中5勝(フッコ含む)と7割越えの過去一の成績を叩き出しています。

そんなノッている私は大学の友達と「今日もポイントに入れたら釣れるわ。こないだもそんなこと言って釣れたしいけるいける」なんて調子に乗った会話をする始末。



満潮1時間前のエントリーを予定してポイントを回ると週の折り返しの深夜のはずにも関わらず流れ待ちをしている方を見かけました。

アングラーさんの活性も時間の経過を知らないようで、3つのポイントを回ったうち2つのポイントにはすでに時合い待ちされていた方がいたので空いていたポイントに予定より少し遅めにエントリー。



今回入ったポイントは自宅に一番近くて一番通っているポイントではありますが3つのうち最も望みが薄いポイントです。


その一番の理由は川幅にあります。

他の二つのポイントは今回入ったポイントよりも上流にあり、川幅がかなり絞れているのが目に見てわかるポイントです。

整備の行き届いた地形変化に乏しい都市型河川において川幅はかなり重要で、狭いとベイトの量は同じだったとしても密度が濃くなるのでプレデターの付きもいいでしょうし、流れがしっかり効いてよりベイトも集まりやすいという特徴があるように感じます。

本命ポイントは狭い川幅に加えてはっきりとした明暗に橋脚が絡むことで誰もが知る1級のポイントとして有名であろう場所です。

その一つ下流にあるサブポイントは川幅はそこそこ狭いものの明暗がぼやけ気味ではありますが本質的にはベイトがまだ残りやすい条件があるでしょう。

しかし今回入ったポイントは川幅が一気に広くなり明暗もぼやけ、橋脚がらみもないと条件としては薄いように思います。

大学でデカい口を叩いた手前、そんなポイントしか空いていないということでプレッシャーMAXの状態です。



ポイントについて水面を観察すると小さなイナッコ?が水面付近にちらほらいるようで流れはあることはあるんですが追われた感がない様子。

小さめで水面付近をサーチしたかったのでフランキー90からスタートすることに。

当日は若潮なので流れ自体はあるものの重みを感じない、雰囲気のない流れのためスレにだけ注意してドリフトすることに。



ここでいい流れを待つ人と投げ続ける人がいると思いますが自分もそうですがその道を極めない限り投げ続けた方がいいと思うんですよね。

確かに待つ人の釣れない時間は釣れる時間を生かす(スレさせない)ために投げないという意見はよくわかります。

でもそれって釣れる時間がわかるからできることであってそれがわからない段階ではそのタイミングを知るためにもルアーを泳がせて情報を取ることが必要だと思うんですよ。

水面とにらめっこしても得られる情報は少ない訳で、水中の様子を感じるにはルアーを泳がせるのが一番だと思うんですよね。

それで結果的にスレて食う魚が食わなくなる時もあるでしょうが全部が全部そうではないと思うので後学のためにもいろいろ経験するのは重要だと思うんですよね。




なんてことを考えながらルアーをドリフトさせていると急に風が出できて水面の状況が全く分からなくなってしまいました。

ここで私は混乱モードに入ってルアーのローテーション地獄にはまってしまいます。

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大体1時間弱でこれだけのルアーをローテーションしてしまう始末。

水面をサイズを変えながら探ってみたり、動きを変えながらレンジを刻んでみたりしたものの無反応。

大体こういうルアーをころころ変えるときは釣れないと自分の中で相場が決まっているんですがそれをわかっていても我慢できずに変えたくなるモードになるときがあるんですよね。


ここでようやく「いかんいかん、これは釣れんパターンや」と我に帰ります。

そしてここでチョイスするルアーも自分の中ではすでに決まっています。

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はい。定番のハルカ125Fです。

(以前の写真なので素手)

こういう混乱してどうしようもなくなった時ほど状況ではなく自分に合わせた方が釣れることもあるんじゃないかと。

そもそもハルカがスリムなミッドシャロー的(シャロ―系よりほんの気持ち下)なルアーのためどんな時も可もなく不可もなくなルアーなので大裏目はないでしょう。

イメージ的には下げに入りイナッコのいる層の真ん中から下っ面あたりをゆっくり通す感じでドリフトしてくる感じ。



それから大体30分ぐらいですかね。
そんなイメージでドリフトさせていると足元に何やらコノシロらしき魚影がスーッと。

お、茶化しに来たんかワレ。と集中が途切れ気味なタイミングでもあったので目が移りここでリーリングが一瞬止まります。

そして巻き始めたとき。

<グンググン





キ、キタァーー




そこそこ手前で食ってきたのでササッと足元まで寄せて突っ込みをいなす段階に。

1回目の突っ込み<グングングン・・・ん?



ド、ドラグが出ん!?


言い訳として、最近急に寒くなったので手袋をつけ始めたんですがそのせいでドラグ設定がかなりきつめになっていたよう。

これじゃ口切れするかも。

ここでとっさに左手でリールからラインを引き出し、1回目の突っ込みを何とか躱して瞬時にドラグを緩めます。

そして2回目、3回目、4回目と突っ込まれたものの突っ込み切ったときに滑るぐらいのドンピシャのドラグである程度弱らせ、最後にエラ洗いを終えてネットイン。

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ちょっとお口がノビてますがお腹の太い秋の個体ですね。


いやもうね、満足ですよ。

一本でも釣れるだけ感謝なんですよ。


今回初めて嬉しいではなく安心という感情が生まれましたね。
デカい口叩きましたからね。

この魚はヒットに持ち込むまでは大したことはしてませんがファイト内容がこれまでの釣りの集大成と言えるような出来で満足です。

結果論で言うとこの掛かり方なら多少強引に行っても取れたかもしれませんが掛かりのわからない状況では安全なファイトをする方が現実的でしょう。


満足とはいったものの、一本釣れると次を狙いたくなるのが釣り人の性。

そこから1時間ほどハルカを明暗に入れたり暗部を流したりしましたが反応はなく。

レンジを落としてもよかったんですが欲の出しすぎは良くないかと思いここで納竿。


いやいやいいんですよ、一本で。一本で…




それでは。

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