試投会で得たもの

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こんにちは。




先日(4月23日)、マニアックスさん主催の試投会に行ってきました。

人生初の試投会で得たものについてまとめたいと思います。




 
人生初の試投会




当日、投げた竿は以下の3本。

・ヤマガブランクス バリスティック94M

・ヤマガブランクス アーリーforシーバス97MMH

・アピア フウジンZ アーバンディーノ90ML


会場に着く前にはGクラフトのロッドも気にはなっていましたが後述する理由から投げずに帰宅。




まず会場について一番に投げたかったヤマガブランクスのバリ94Mを確保。

持ってみた第一印象は軽いなと。あとしなやかだなと思いましたね。まぁヤマガの竿は曲がるよと聞いていたのでほうほうこんな感じかという印象でしたね。


逸る気持ちを抑えながらリール、ライン、スナップとセッティングしてとりあえずハルカ125F(13.9g)を結んで

ピッチャー第一投、振りかぶって・・・グニャ




ん?

あれれ、イメージと違うぞ?




バックスイングを取るとき、ルアーを後方にスイングする際に竿がかなり曲がる感覚があったんですね。

いやいや、ヤマガの竿は曲がるっていう前情報は持ってたけどここまでか?と思いましたね。

ドリフトさせてみてもロッドが少したわんでいるのがわかるぐらい
しなやかで素直な竿だなーと思いました。

バリのラインナップにMLがない理由がわかりました。この雰囲気ならちょこざいなショートバイトも弾きづらいのかなと感じましたね。




まぁ自分にはそのしなやかさがちょっと邪魔だなと感じた訳で・・・
30分ぐらいしてロッドを返しに行ったとき「ちょっと柔いですねー」と言ったところおすすめされたのがアーリー97MMH。

正直、投げる前に触った時点で
柔らかさに関してはバリとそこまで差異はないなと感じたのですがおすすめされたからには一度投げずにはいられない。

バリのときのそれよりはかなり淡いものでしたがそれなりの期待をもってルアーを結んで投げます。



うん、一緒☆



イメージ的にはしなやかさそのままに強くしたという感じ。私の期待する硬い竿ではなかったんですね。




20分ぐらいは投げたでしょうか。

アーリーを返しに行ってから次はアピアブースへ。

去り際に触ったバリヒラ11MHはいい感じでした。




アピアブースに行ったのは今使っているフロウハントに近いロッドがあるのでは、と思っためです。

アーバンディーノとスプリンガーで迷いましたがよりシャッキリ感とハリ感を感じたアーバンディーノをチョイス。

以前(たしか夏?)東京であったアピア試投会に行けなかったのでウキウキしながら水際へ。

セッティングをして第一投、振りかぶって・・・グニャ




ええええ?



コモモ110SFを後ろに振った時のグニャン感でどれも一緒なのか?と思いました。フロウハントはこんなことないのに・・・

この試投会で5thZは以前のADとは全く異なる思想だということがわかりました。

そりゃそうか。おんなじもの出す訳ないもんな。

しばらく投げてアーバンディーノを返した後に他のメーカーのブースに立ち寄り、ロッドのほとんど(合う番手)を触りましたが先ほどの竿と同じ感覚があったのでそれ以降は投げずに会場に来てから2時間ほどで帰路につきました。
イベントは疲れるし



 
その後の総括




今回の試投会で触った竿はどれもエギングロッドのパワーアップverみたいな感覚がありました。

竿を大きくスイングするのではなくコンパクトスイングをする方にはいいのかなと思ったりもしましたが、大きなストロークでロッドを曲げこんでキャストをするタイプの自分には初めから大きく曲がり込むのが合わなかった。エギングロッドみたいにペンデュラムで投げるような竿なんじゃ?と感じましたね。

おそらくこれにはカーボンシートの巻きの厚みも関係しているのかなーと思いました。

薄巻きのものは軽くなり柔く、厚巻きのものは重く硬くなる傾向があるのかなと。

つまりカタログを見て総重量が比較的重いものは硬め、軽いものは柔めな傾向にあるのかなという予想が立てられます。これは思った以上に大きい収穫。

もちろんコスメなども総重量に影響するので一概には言えませんが傾向として。

それを踏まえて、今回はそんなイマドキな竿を使ってこんなんはダメだなんていうネガキャンをしたいわけではありません。人には人の竿がありますからね。




私が感じたのは
今の竿を大事にしようということです。

この意味としては精神論的なものではなく単純に替えがきかないから。

フロウハントほど硬くて弱い竿は今の市場では私が触った限りないなと。なのでもしこの竿が使えなくなったら釣具店行脚の旅かフリマサイトに潜るしかなくなるでしょう。

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ドリフト中蚊が止まったフロウハント




それと同時に試投会を通して今使っている竿を見直すことができました。

いろんな竿を使ってそれらと自分の竿を比較することができるためですね。イベントで竿を触る機会はたくさんあるものの、投げ感まではわからないですから。

ほかの竿と比較することで自分が使っている竿が全体図のなかでどこに位置しているのかもわかるようになると思います。これは今の自分の道具を理解するうえでかなり重要なことだと思いますね。

以前のログで私はフロウハントのことを街乗り車なんて表現をしましたがこれは間違いです。

世間一般の見方をするとこれほど硬くて弱い竿が街乗り車なわけがないと今回他のロッドを使って感じました。

かと言ってスポーツカーでもないし、うーん、アメ車とかマッスルカーの類って感じですかね。
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朝焼けとフロウハント



あ、ちなみに、さっきから柔いとか硬いとか、強いとか弱いとか言っていますがこれについての説明を少し。

弱い強いは竿のパワーです。LとかMとかHとかそういうのをイメージしていただければ。

強いほど重たいものも背負い込めるみたいな感じですかね。

そして柔い硬いというのはパワーとは別のイメージですね。低負荷時の曲がりとかシャッキリ感とかそういうものです。

個人的にはこの柔い、硬いがキャストにおいてかなり重要でして。この硬さがルアーのハジキ感にもつながっているような気がします。極端に表現するとキャストの際、振りかぶってから前に竿を振り出す時に初めて竿が曲がってほしいんですよ。

そのほうがアキュラシーが出たり、飛距離とかに優れているような気がしたりしなかったりします。

なんとなくテイクバックを取るときに曲がり過ぎてしまうと方向性が定まらない気がしたりしなかったり。

何よりこの感覚が気持ちいいのと単純に慣れているから。




まぁこれだけ長々と綴ってきましたが言いたいことは





試投会行ったことない人!
絶対行ったほうがいいですよ!





それでは。






フロウハントの開発やるみたいです
ヤターーー!

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