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▼ パンチライン80マッスル
- ジャンル:ニュース
- (インプレ)
こんにちは。
今回はパンチライン80マッスルのインプレッションです。
スペック
長さ:80mm
重さ:18g
フック:#6×2
ウエイト:固定重心
タイプ:シンキング
このルアーは個人的にはアピアの最高傑作だと思います。
ラムタラやバグラチオン、アルゴなど個性的な面々が揃う中で生き残っているということにこのルアーの堅実で高い完成度が表れているのではないでしょうか。
飛距離
80mm、18gというスペックから容易に想像できる通りよく飛びます。
MLクラスのロッドで少し乗っけ気味に投げても、Mクラスのロッドで弾くように投げても、小粒で高比重という特徴から惰性でよく飛んでくれます。
また、楽に飛距離を稼ぐことができるためアキュラシーに意識を割くことができ、遠くのピンポイントを正確に狙い撃つことが可能です。
これは重すぎても軽すぎても難しいのでこのバランスならではの特徴ともいえるでしょう。
ただ、このタイミングで言っておきますがこのルアーを使用するにおいて(足場に高さのあるいわゆる都市型河川で)理想的なロッドは9フィート台のMクラスロッドです。
使えないことはないですがしなやかで短いいわゆるウェーディングを視野に入れられた竿や港湾向けに作られたような竿では潮位が高く水面が近いタイミングでの使用感はいいものの、ひとたび潮位の低いタイミングに用いると操作のぼやけ感が否めません。
9フィート台、Mクラスかつできるだけ硬さのあるロッドのほうが中層のレンジ感覚がよりはっきりと感じられると思います。
まぁ、これに関しては似たようなスペックのシンペンと大差はないと予想されます。
アクション
適度に巻くとテールスイングアクション、フォールさせるとローリングアクションをします。
ラインをコントロールしながら一定レンジをキープできるギリギリのスピードでドリフトさせると細かいローリングをさせながら流し込むことができます。
わずかにフォールしていると思うので深さのある河川の中層攻略時に使えますね。
まぁ、そんなことは半分どうでもよいことで、このルアーの真の良さは素晴らしい水絡みなんです。
こういう重めのシンペンは中層からボトム付近を漂わせる際に用いることが多いですがその際、最も重要視すべきところはどれだけ想像したレンジを引けているかだと思います。
表層攻略はフローティングルアーでの面の釣りを行うことが多いかと思われますが、中層攻略では深さが加わることでより3次元的になりトレースコースが増えるため、考えていることと今行っている釣りの紐づけがきっちりしていないと漏れができてしまったりします。
80マッスルは高い水絡みによってレンジをキープできるスピード帯が広く、少々のリトリーブと流れのギャップは耐えて同じレンジをキープすることができます。
これこそがこのルアーの一番の強みだと思います。
あと、ホームページには切り落とされたヘッドラインがしっかりとした引き抵抗を生むと書いてありますがこれは個人的には関係ないと感じます。
実際80マッスルはそこそこ引き抵抗は感じられますがヘッドの形状ではなく自重によるものだと考えられます。
これがあるからどうとかそういう問題ではなく単純に全体のバランスがよく水によく馴染み、中層を引くシンペンとしての完成度が高いというのがこのルアーを高く評価する部分です。
レンジ
イメージ的には1m~。
流速によって差は出てきますが下げだと3m、上げの逆流だと5mぐらいは守備範囲内だと思います。
流してもよし、カウントダウンでレンジを刻むもよしなので状況やローテーションに合わせて変えるのがよいでしょう。
普通のシンペンだと流れに負けて、バイブだとボトムをこすりすぎたり流れに勝ちすぎてしまうという場合にどうぞ。
弱点
このルアーには一つ明らかな弱点があります。
それはこのルアーのアイデンティティでもあるコンパクトシルエット、高比重が災いしてフッキングが悪くなるということ。
厳寒期や上げ潮時のちょこざいなショートバイトや、特にチヌのコツコツバイトにはめっぽう弱くうまく口にかからないことがしばしば。
ただこの高比重が高い中層への適性をもたらしているのでしょうがないとしか言えないですね。
このルアーを使う際の最大の敵はおちょくってくるチヌ野郎ということです。
その他
特にいうことはないですね。
価格も1400〜1600円と高騰化している釣り具市場の中では良心的ですしフックも#6×2という河川であれば最低限十分なセッティングをしています。
ランカーを狙ったりする場合にはフックチューンも可能でしょう。
カラーリングもパール系からホロ系、メッキ系、ラメ系やクリア系と充実の品ぞろえです。
ほかのルアーではあまり見ないラメ系もあるのはこのルアーの特徴ですね。
ただ、冒頭の写真の通りホロ系は少し剥げやすいかもしれません。
剥げが気になる方は塗膜系のカラーの方がいいかも。
あと店頭の品ぞろえもそこまでよいものではないのでほしいカラーがある場合はネットで買った方がいいかもしれません。
総括
よく釣れますし、比較的釣れたではなく釣った感のあるルアーの類ですがこのルアーは特に何か魔力があるようなものではありません。
狙ったレンジをきっちり引ける。
これこそがパンチライン80マッスルの特筆すべき点であり普遍性を内包している部分でしょう。
ガルバやマニックなどある種の魔力が込められたルアーに比べるとビギナーが使って釣れるという点においては劣るかもしれませんが、狙ったポイントにルアーを届けてそこにいる魚に口を使わせるという能力においては負けていないと感じます。
どうしてもぼやけてしまいがちな中層の釣りにおいて個人的にはなぜか魚が好むような何か(魔力)よりきっちりと通したいコースを通せる操作性の方が重要だと感じます。
魚のいるところにルアーが通らないと話になりませんからね。
このルアーは戦略的に釣りを展開する方には今まで空いていたピースが埋まるルアーになるのではと思います。
それでは。
- 2023年5月12日
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