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▼ 道北遠征2019 5 利尻島
- ジャンル:釣行記
- (遠征)
6/11
礼文島を出発したフェリーは45分で利尻島へ到着した。
利尻島は中央に標高1721mの秀峰、利尻山がそびえ、海沿いには島をぐるりと一周する幹線道路の所々に沿岸漁業メインの小さな漁村がある。
この構造はどことなく三原山をもつ伊豆大島に似ているが、どこかうらびれた大島と違い、6月の利尻島はその自然も人びとも短い夏に歓喜しているかのような活気が感じられた。
お隣の礼文島と植物相は大きく異なる。利尻山の麓には森があり、そこでは種々の蝶が舞い、蝉がうるさいくらい鳴いている。
観光客は礼文島と同じで、定年後と思われる方のトレッキング、ハイキングがほとんどで、その数は礼文島よりだいぶ多い。
コンビニやチェーン店のホームセンターもあり、北海道内の寒村にくらべるとよほど生活の利便性はよい。妻はそんな利尻をかなり気に入った様子。
私としては北海道は淡水があってこそなのですこし物足りない。
観光スポットを巡った後、午後4時に鬼脇集落の宿にチェックインすると、妻が夕飯まで昼寝をすると言いはじめた。
これ幸いと妻が寝入ったのを確認して宿の目前にある鬼脇港に竿を持って出撃。
入ったポイントは大堤防の手前で港の入り口を狭めるように沖に突きだした長さ30mほどの小堤防。
小堤防は外海側にテトラが入っており、港側の潮通しが悪いのでポイントはこのテトラか先端の船道あたりか。
底質は人の頭くらいの大きさのごろた石がメインで所々に昆布のような海草帯がある。
北海道としては水質はクリアで岸近くの浅場ではガヤがサイトで釣れてくる。
この小堤防、沖に行くほど水深があるのだが、深ければいいというわけでもないらしく、今回ヒットは堤防中腹あたりに集中した。
その堤防中腹でワームを遠投し、大きなストロークで底をパンピングしているとフォール中に大きくラインが引き込まれた。
引きが強いので、根に巻かれないようにガンガン巻いてくると水面に良型のアイナメが姿を現した。
礼文で抜きあげに失敗しているので、今回はラインをつかんで手繰りよせる。
魚体をつかんでテトラから足場が良いところまで移動。
メジャーをあてると40cm。
興奮から思わず声をあげてしまった。
というのも、私は過去に北海道に4年もいながらこれまで1度もこの地で40cmを超える根魚を釣ったことがなかったのだ。
利尻島という土地の基準から考えると決して大きいサイズではないが、個人的にはトロフィーサイズの一匹となった。
さらに30cmほどのシマゾイを釣ったところで妻から目が覚めたと連絡があったので、後ろ髪を引かれる思いではあったがこの日の釣りを終えた。
6/12
雨が降っていたのでこの日は朝の釣りを中止した。
予定していた利尻山の登山もまた雨天のため中止に。
実のところ利尻山の大きさにすこし臆していたので、登山が中止となって少し安心した。
6/13
最終日。
この日は思うところがあり日の出の30分前から沓形港フェリーターミナル堤防で竿を出す。
堤防際では何も食ってこないが、キャストして探ると中層から底で20cm前後のシマゾイが1キャスト1ヒット状態となる。
実は夜間ならスイミングでソイ類が良いのではないかと思い少し早く出発したのだが、どうやらこの読みは的中したらしい。
このシマゾイの連発も明るくなると嘘のようにパタリと止んでしまった。
正直なところ型物を狙って水深のある沓形にきたので、小型で終わってしまったのはとても残念。
すぐ近くの小規模漁港、仙法志漁港まで移動して船道をねらうも全く当たらない。
これまでの利尻、礼文での釣りを振り返ると、どうやら日中は浅場を広く探ったほうが良いような感じがする。
そんな理由でこの釣行の最後は仙法志漁港脇の小磯にエントリーしてみた。
水深は1~2mほどで海底に海草が多い。
巻きの釣りをするとすぐに海草が引っ掛かってしまい釣りにならないので、甲殻類に似せたワームをキャストしてボトムをとったらその場でシェイクして当たりがなければ一気に回収という釣り方を試みる。
ポイントに入って15分ほど経過した時、シェイクしていたワームに強い当たりがでた。
ファイト中1度根に入られたが、ラインの強さにものを言わせて引っ張り出す。
浮いてきたのは先日より少し大きいアイナメ。
たった2日でもう自己ベストを更新してしまった。
"ここらが潮時か"
釣り上げたあとそう思った。
この後これより大きい魚を掛けてバラシでもしたらこの地に心を残すことになってしまう。
内地でのロックフィッシュゲームはこれで十分。この魚が生涯最大の狙って釣るロックフィッシュであることはほぼ間違いない。
狙ってみたい魚種も釣りをしたい土地もまだまだたくさんある。
だから、綺麗に終わりたかった。
予定より早く宿に帰ったので大浴場で温まり、朝食を済ませてフェリー乗場へ。
最後に利尻富士の姿を目に焼き付けようと島を離れつつあるフェリーの甲板に出てみたが、利尻山は深い霧におおわれていてその全貌は全くつかめない。
少し残念ではあったが、その曇天の寒さ故に久しぶりにホットコーヒーが美味しく飲めたのでこれはこれで良かったと思うことにした。
道北遠征2019 終わり
写真
1 鬼脇港のアイナメ
2 鬼脇港のシマゾイ
3 磯のアイナメ
4 同上
5 フェリーから見た利尻島





礼文島を出発したフェリーは45分で利尻島へ到着した。
利尻島は中央に標高1721mの秀峰、利尻山がそびえ、海沿いには島をぐるりと一周する幹線道路の所々に沿岸漁業メインの小さな漁村がある。
この構造はどことなく三原山をもつ伊豆大島に似ているが、どこかうらびれた大島と違い、6月の利尻島はその自然も人びとも短い夏に歓喜しているかのような活気が感じられた。
お隣の礼文島と植物相は大きく異なる。利尻山の麓には森があり、そこでは種々の蝶が舞い、蝉がうるさいくらい鳴いている。
観光客は礼文島と同じで、定年後と思われる方のトレッキング、ハイキングがほとんどで、その数は礼文島よりだいぶ多い。
コンビニやチェーン店のホームセンターもあり、北海道内の寒村にくらべるとよほど生活の利便性はよい。妻はそんな利尻をかなり気に入った様子。
私としては北海道は淡水があってこそなのですこし物足りない。
観光スポットを巡った後、午後4時に鬼脇集落の宿にチェックインすると、妻が夕飯まで昼寝をすると言いはじめた。
これ幸いと妻が寝入ったのを確認して宿の目前にある鬼脇港に竿を持って出撃。
入ったポイントは大堤防の手前で港の入り口を狭めるように沖に突きだした長さ30mほどの小堤防。
小堤防は外海側にテトラが入っており、港側の潮通しが悪いのでポイントはこのテトラか先端の船道あたりか。
底質は人の頭くらいの大きさのごろた石がメインで所々に昆布のような海草帯がある。
北海道としては水質はクリアで岸近くの浅場ではガヤがサイトで釣れてくる。
この小堤防、沖に行くほど水深があるのだが、深ければいいというわけでもないらしく、今回ヒットは堤防中腹あたりに集中した。
その堤防中腹でワームを遠投し、大きなストロークで底をパンピングしているとフォール中に大きくラインが引き込まれた。
引きが強いので、根に巻かれないようにガンガン巻いてくると水面に良型のアイナメが姿を現した。
礼文で抜きあげに失敗しているので、今回はラインをつかんで手繰りよせる。
魚体をつかんでテトラから足場が良いところまで移動。
メジャーをあてると40cm。
興奮から思わず声をあげてしまった。
というのも、私は過去に北海道に4年もいながらこれまで1度もこの地で40cmを超える根魚を釣ったことがなかったのだ。
利尻島という土地の基準から考えると決して大きいサイズではないが、個人的にはトロフィーサイズの一匹となった。
さらに30cmほどのシマゾイを釣ったところで妻から目が覚めたと連絡があったので、後ろ髪を引かれる思いではあったがこの日の釣りを終えた。
6/12
雨が降っていたのでこの日は朝の釣りを中止した。
予定していた利尻山の登山もまた雨天のため中止に。
実のところ利尻山の大きさにすこし臆していたので、登山が中止となって少し安心した。
6/13
最終日。
この日は思うところがあり日の出の30分前から沓形港フェリーターミナル堤防で竿を出す。
堤防際では何も食ってこないが、キャストして探ると中層から底で20cm前後のシマゾイが1キャスト1ヒット状態となる。
実は夜間ならスイミングでソイ類が良いのではないかと思い少し早く出発したのだが、どうやらこの読みは的中したらしい。
このシマゾイの連発も明るくなると嘘のようにパタリと止んでしまった。
正直なところ型物を狙って水深のある沓形にきたので、小型で終わってしまったのはとても残念。
すぐ近くの小規模漁港、仙法志漁港まで移動して船道をねらうも全く当たらない。
これまでの利尻、礼文での釣りを振り返ると、どうやら日中は浅場を広く探ったほうが良いような感じがする。
そんな理由でこの釣行の最後は仙法志漁港脇の小磯にエントリーしてみた。
水深は1~2mほどで海底に海草が多い。
巻きの釣りをするとすぐに海草が引っ掛かってしまい釣りにならないので、甲殻類に似せたワームをキャストしてボトムをとったらその場でシェイクして当たりがなければ一気に回収という釣り方を試みる。
ポイントに入って15分ほど経過した時、シェイクしていたワームに強い当たりがでた。
ファイト中1度根に入られたが、ラインの強さにものを言わせて引っ張り出す。
浮いてきたのは先日より少し大きいアイナメ。
たった2日でもう自己ベストを更新してしまった。
"ここらが潮時か"
釣り上げたあとそう思った。
この後これより大きい魚を掛けてバラシでもしたらこの地に心を残すことになってしまう。
内地でのロックフィッシュゲームはこれで十分。この魚が生涯最大の狙って釣るロックフィッシュであることはほぼ間違いない。
狙ってみたい魚種も釣りをしたい土地もまだまだたくさんある。
だから、綺麗に終わりたかった。
予定より早く宿に帰ったので大浴場で温まり、朝食を済ませてフェリー乗場へ。
最後に利尻富士の姿を目に焼き付けようと島を離れつつあるフェリーの甲板に出てみたが、利尻山は深い霧におおわれていてその全貌は全くつかめない。
少し残念ではあったが、その曇天の寒さ故に久しぶりにホットコーヒーが美味しく飲めたのでこれはこれで良かったと思うことにした。
道北遠征2019 終わり
写真
1 鬼脇港のアイナメ
2 鬼脇港のシマゾイ
3 磯のアイナメ
4 同上
5 フェリーから見た利尻島





- 2019年6月13日
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