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対象魚

カーディフストリームリミテッドB64Lメモ書き

シマノの新作カーディフストリームリミテッド、それのB64Lという一番パワーの高いやつを使って見ました。以下前置き長くなってしまいますが、
個人的なシマノのロッドの印象は、特徴のない竿であること。スコーピオン、ワーシャ、エクス∞を使って見て感じたことです。また、以前カーディフネイティブスペシャルのB83MLを投げて見て、かなり失敗したと感じて速攻で売ってしまったので、今回は多少不安がありました。ただ折角の辺見先生監修の新作なことと、長良川も上流に行けばこのショートレングスのベイトは欲しくなるので折角なので購入したわけです。
シマノ感についてですが、全体的にパリッとしていること。捻れが少なくキャスト時のブレを補正してくれることでキャストがしやすい反面、リリースポイントが狭い、少しバットにパワーを移行しにくい移行できてないとリリース後に手元でビビる感じがします。他のメーカーのロッドは特徴を差別化する為なのかしなやかさや曲がりのシームレスさがある。いわゆる普通のロッドの延長線上では製造コスト的にもシマノに敵わないでしょうから必然的にそうなるのだと思います。ピタッと決まった時のキャストフィールはやっぱりシマノの竿は気持ちがいいです。シマノの竿で今までマイナスに思っていたことで言うと、エクス∞のベイトやNSのB83MLで感じたものですが、継ぎ目当たりでのテーパーの変化が若干段付きがあるというか、変化が唐突な感じを受けます。NSをすぐに売ってしまったのはこれが理由で、ベリーのあたりまではフニャッと曲がってバットへ全然パワーが移行してくれない感じで飛距離が伸びなかった。昨シーズン本流のベイトはヤマガのバリスティックを使いっぱなしでしたが、トラウトロッドを敬遠していたのはこれが理由。エクスと違ってシマノのシャキッとしたキャストフィールを全く感じられなかったので期待外れ過ぎてしまって売ってしまったわけです。同じレングスで同等番手のレイズ832MMH Bはまだ試し投げしかしていないですが、ティップからバット上あたりまで綺麗にパワーが移行してくれてタメでしっかりバットに入ってくれます。以上が前置きというか、比較するにあたっての自分なりの前提条件になります。
カーディフストリームリミテッドB64Lですが、リールはアルデバランBFSにPE0.8号をセット。とにかく軽い。64というレングスだと、どうしてもダブルハンドで投げるよりシングルハンドで投げた方が投げやすいので、これは有難い。ただ、グリップも236mmあるのでダブルハンドで投げることは十分に可能で、10g以上のスプーンの遠投も可能です。リールはコンクKTFも試して行きたいですが、片手投げするにはロープロの方がバランスは良さそうです。推奨ウエイトの3〜14gは全域で問題なくキャスト可能。3.5gスプーンも重さを感じられ、10g以上のスプーンやプラグでも負けている感がないです。この辺りはレイズと比較して頑丈感と軽量ルアー に対する対応力が両立していて優っていると感じます。
キャストに関しては上段に書いたようなシマノ感ではありますが、シングルハンドで手首の止めだけで投げようとすると自分には曲げきれなくて、肘まで使って少しタメを取る様にしてテイクバックすると、しっかりバットあたりまで乗ってくれてビビリも出ません。リリースポイントは竿の戻りが感じ取りやすいので、わかりやすいです。キャストアキュラシーも竿の振れがないので出し易いです。結局どんぴしゃな曲げとリリースでしかキャストできないので、肘を使ってオーバーヘッドやサイド、スリークオータなどで投げても毎回同じところに決まってくれるのです。そしてNSで感じたようなやわさはなく、シャキッとしています。また意外なのはテーパーがかなりスムースで、継ぎ目当たりの急激な変化がないです。スピニングはレイズの様な柔らかい感じがいいですが、ベイトは少しシャキッとしたものが欲しかったのでこれは正解でした。逆にレイズ832のベイトは少しボヨンとした感じ不満ではあったので、来年あたりにストリームリミテッドで77あたりのベイトが出てくれるとありがたいです。
そして魚をかけた後の感じですが、レイズと違いシャキッとしている竿だとバラさないのかなという不安がありましたが、見事に裏切られることになりました。釣果は流れがそれほどキツくない(何とか歩けるくらい)ところで30のウグイと60そこそこのニゴイを何匹か、激流の中(入ったら溺れるくらい)で40後半のニジマスを1匹。低負荷からほぼ想定の最大負荷くらいを釣って見た感じですが、しなった竿がしっかり粘る、あたりを弾かない。引き寄せる際に竿が変に入っていかないので、グイグイ寄せてこられる。レイズ772で遠くでニゴイをかけて流れの中で速攻へばって引いてきても竿の腰まで入ってしまって中々寄せるに難儀しましたが、そんな事にならなさそう。流石にアルデバランのドラグはどうしようもないので激流のニジマスは指ドラグを使いながら寄せるしかないんですが、竿が全く負けないです。そういった訳で、バラさない為にしなやか目に感じる竿を使った方がいいという前提を覆してくれる竿という事です。
総括はすごく癖のなく使い易いので、手放すことはないロッドですね。長良川の美濃市辺りのやや川幅の狭くなった本流域を中心に活躍を期待できそう。レングスが短いので、やや狭いところや、川に立ち込まないロケーションでの釣りに使い易いですね。6月以降は今より上流に行こうと思ってますので出番が増えそうです。久しぶりにこれは!と言うものが手に入って嬉しい限りです。今後も使い込んで行こうと思います。

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