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関根崇暁

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BlueBlue.jpg 「背中に背負う蒼色は鳥から見た海の色」 「お腹に抱く蒼色は魚から見た空の色」 「BlueBlue 海を愛する人へ―」 「Where's your Blue?」 ima_banner.gif 株式会社アムズデザイン運営のima公式web site。シーバスルアーkomomo,sasuke等の紹介。ルアーテスターの釣行記、コラム等も掲載。

筑後川のサクラマスが釣りたい

今から約1300年前、天智天皇が筑後に来訪した時に、村人が献上したという腹赤魚(はらか)という魚がサクラマスであるという。
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それから時は流れ、何時しか腹赤魚という存在すら忘れ去られてしまったのであるが、此処筑後地方に限らず、古くから日本人の食文化にはサケ・マスは大きく関わってきたはずである。

文明社会における開発や平均気温の変化、色々な要因はあるだろうけど、この数百年で環境は激変してしまった。九州は著しく、サケ・マスが絶滅淘汰されてきた場所である。

福岡県では遠賀川や釣川、室見川でも嘗ては鮭の遡上がみられたという話を聞くが、現在では人が放流した稚魚が僅かに回帰する程度だという。

もしも消え行くものならば、ひとりの釣師として、その野生の姿を、それらが居た川の流れを、この眼に焼き付けておく必要があると考える。

筑後川のサクラマス、平成の現代、僕は、その幻を探している。

もちろん、現在、公な調査機関で筑後川から回遊型サクラマス個体群の確認はされていない。
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それでも、この流れの何処かに腹赤魚の末裔であるサクラマスが居たとして。

それを釣りたいと思うのか、そんなの釣れないと思うのか。

筑後川水系の各支流にヤマメ(エノハ)がいて、有明海で過去にサクラマスの漁獲が確認されている。

過去の文献には、この地にサクラマスが居たという記録がある。

筑後川、有明海産のサクラマス。

この難解なパズルのピースは揃っているのに、最も重要な最後のピースを見つけることができないでいる。

大昔、漁師が獲っていたとするサクラマスは何時から姿を消したのか?

いや、本当は今も居るのか?

それとも、もう二度と僕等の前に姿を見せることは無いのか?

その答えは僕にはわからない。

釣師としての全身全霊をもってしても、到底、掴む事の出来ない夢かもしれない。

それでも、筑後川のサクラマスが釣りたい。


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