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▼ 東京湾 荒川西遷事業と遡上魚達 その3
- ジャンル:日記/一般
- (荒川百話)
連載ログの途中、珍釣行記がありましたが、話を荒川に戻します(笑)
鮭っ子のみなさま、再び海を目差す旅の続きを行きましょう。
今日は橋のお話からはじまります、おとかに釣られた人が数名いますが、置いてゆく事にします。
さて、荒川には少し変わった名前の橋があります、そのひとつ太郎右衛門橋。
県道、川越栗橋線が通る橋で、その昔は冠水橋(木製)橋が架かる前は渡船、渡し舟があったと言います。
もちろん乗った事はありませんが、船の交通は風情があって良いです。
日本の原風景はそういう所に残しておくべきだったのかもしれません。
全国的に、江戸時代から昭和の中期までは渡船が使われていました。
昭和の演歌に「矢切の渡し」ってのがありますが、それも渡船の事です。
太郎右衛門橋。
ここは太郎右衛門さんが渡船をしていたことに由来する橋。地名や年号が付く事も多いのですが、人名が橋の名前になるって珍しいですね。
入間川には釘無橋というのがあります、木造の橋を釘を使わずに造った、当時の建築技術を象徴している?名前ですね。
概ね、渡船⇒冠水橋⇒永久橋 という時代の流れになっています。
ご近所の橋の由来を探してみるのも楽しいかもしれません。
話は変わりますが、埼玉北部に伝わる、魚の地方名。
面白いのを幾つかあげてみます。
まずははじめに、セイネンボウ、サイタンボゥ。何だかお分かりですか?
ニゴイの事です。
クキ
これはウグイ。
スナムグリ、スナモグリ。
カマツカの事です。
この地域でこの名前を呼ぶ人に会ったら、間違いなく川の生き証人です、お話を詳しく伺うと面白い事が出てきますよ、きっと。
さて、荒川西遷事業にて和田吉野川、市ノ川、入間川へ付け替えした荒川はやがて下流の堰へと流れ付きました。
この堰と武蔵水路は、利根川東遷で瀬替えされた利根川の水を再び、埼玉県南部と東京に集める為に作られたもの。
人間の都合で、川は何度も流れを変えてきた歴史があるのです。
鮭っ子の皆様も、あら子ちゃん達も、スモールマウスバスに襲われそうになりましたが、無事に下流へ下りる事が出来ました。
つづく
■荒川西遷について詳しくはこちら↓
http://www.ktr.mlit.go.jp/arage/learn/history/history03.html
■武蔵水路と荒川の合流点 ライブ映像↓
http://www.ktr.mlit.go.jp/arajo/realtime/live06.htm
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- 2013年2月13日
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