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関根崇暁
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▼ 増水河川攻略、筑後川のシーバス
- ジャンル:日記/一般
- (BlueBlue, 筑後川 有明鱸 釣行)
熱帯低気圧と化してしまった先日の台風。
幸いにも九州直撃は避けたのであるが、今回も中々の雨量をもたらした。
有明海経由で筑後平野に台風が上陸すると甚大な被害になると、この土地に住む人たちは言う。
関東生まれの僕は、今まで台風被害の経験は無かった。
ニュースで耳にする、南の地方の台風被害はある意味、他人事だったのである。
九州に住む様になってからは、雨や風には常に緊張感がある。
被災して不安な一夜を過ごしてみないと本当の意味で、自然が脅威である事など理解できないかもしれない。

万が一の時、自分はどんな行動をとるべきか?どんなものが必要になるのか?常に頭でシュミレーションして防災意識を高めておく事も大事である。
さて、そんな大雨洪水警報が出ている中、釣りに行くのはどうか?とは思うが、安全面で何時も以上に慎重に、立ちこまない釣りだとしてもライジャケなどを装備しての釣りが好ましいと思う。
この状況で、水難事故を起したら自業自得意外の何者でもないのだから、くれぐれも無理の無い様に。
因みに僕は臆病なので、濁度の高い場所ではウェーディングはしない。
雨後は地形が変化しているものだから、通常、慣れている場所だとしても過信は禁物である。

まずは濁流と化した清流域を偵察、増水パターンを探すつもりだったが、これでは洪水パターンである。

数箇所見て歩くが、魚の気配も感じられないし恐ろしいくらいの勢いで膨れ上がった水面は、低い音で不気味にうねっている。
そんな中、ポイントに選んだのは市街地のストラクチャー周り。
テトラ帯に出来るスジ目のピンポイントを撃つ釣りであるから、居れば・・・的な博打の釣り。普段は完全にブラックバスのポイントになるのであるが、スズキの好きそうな流速と流れの圧力が掛かっている。
約1時間、ランガンして20Km下流エリア、筑後大堰下流域に移動することにした。河川の増水パターンで楽しめる水位は平水時の+50cmくらいまでの話、1m以上増えているエリアでの釣りは、釣果の可能性よりも事故の可能性が高いと判断し見切りをつける。
しばしドライブの後、下流部に到着、下流部も中潮ど干潮の午後1時、潮高110cmほどのはずが、増水の影響でどう見ても300cm近くある、そして普通に激流の常態で流れている。
そうして下流部でも釣りは変わらない、筋目のあるピンを狙うのみ。
スズキは緩い流れに定位し、流速のある速い流れとの筋目にいるはずである。その速度差があればあるほど、反転流を生み、流れの壁に押し付けてベイトを捕食する川鱸のパターンに嵌めて行く。
そんな場所はとうぜん無数にある、その中で自分のピンを見つけるのは経験と勘で行く部分である事が多いものであるが、辿り付くまでの過程が何よりも楽しいものである。
二ヶ所目のポイントで、疑わしきスジ目を見つけた。
距離にして約80mの位置、それと手前10mにも同様に存在している。
この時期、雨後の濁度が強い釣では、ピンの水面0cm~水面下10cmのレンジはポイントの初期反応ではまず狙うべきレンジで間違いないと思う。
通常は、シンペンやフローティングミノーで間違いではないが、僕はメタルジグやジグミノーを選ぶ、距離と通過速度を優先させたいからである。この時期、ルアーをスローに引けば引くほど、アピールの効果が大きく、魚を寄せるのであるが、反面スレも早いもの。
シンペンの速度では足りず、ジグミノー、メタルジグと速度を上げる事でスレを防ぎ、距離を稼ぎ、広範囲を探る事に重点を置いている。
今夜も遠くのポイントをシーライド20gとフォルテン20gを交互に流しながら、時々プラグで手前を探る。
そんな中、モヤっとした魚の反応を発見したので、その半径2m以内に、BlueBlueのフォルテン20g(プロト)を打ち込み、高速ターンを仕掛けた。
次の瞬間、ゴクッ!と水面直下を軽快に泳いでいたフォルテンが何者かに捥ぎ取られる。
もちろん正体は大型の有明鱸である。
あり得ないトルクで水中深く引き摺りこんだ挙句、次の瞬間、首フリでルアーを空中に放り投げた。
またか・・・(笑)
実は毎年、こいつにはやられているので、今更、激しい悔しさは少ないけれど、何時か必ず仕留めてやると心に誓い、小休止とした。
付き場はわかってるから、勝負は何時でもまたできる。
そうしている間に時刻は午前4時を過ぎた。
メタルジグによる高速リトリーブの効果は大きいのであるが、そういうフッキングの甘さはどうしても起こること、本当は少しでもインフォメーションがダルなナイロンラインのほうが良いのかもしれない。
少し水分を補給し、ポイントをじっくり見渡し、気をとりなおして、比重の軽いシンペンにチェンジ。今度は食わせの速度で掛けに行く。
数投後。
いいラインを流れたなぁ?なんて思っているとパパンッ!と激しく水面が割れてヒット。
ボラかと疑うくらい激しいジャンプで何度もヒヤヒヤさせてもらったけど。
今度はキャッチ。

何とか釣る事が出来た一本、これぞ有明鱸という雰囲気のある魚だ。
ルアーはSSM85(ジップベイツ)である、長年愛用しているルアーの一つ。

大物ではないけど、ナイスファイター、上流でも下流でも釣れればやはり嬉しいもの。
二匹目のどじょうを狙うもここで、目も開けてられないくらいの激しい雨。
全身ずぶ濡れの常態になり、満足とした。
この夜の「一夜一本」の物語は夜明けの豪雨と共に終了した。

(表層をメインに速度に変化をつけるセレクトで)
■参考タックルデータ
ROD:UFM UEDA CPS 862EX-ti
REEL:Daiwa 3012H
LINE:PE #1.5
LEADER:20LB
■釣行日時・場所
平成25年09月03日 0時~5時 中潮 (上げ)
福岡県 筑後川、中流・下流域 (清流域・感潮域、汽水域を含まない)
■何時も釣れない釣師のログをご覧頂きありがとうございます。
■皆様のご意見・ご感想をお待ちしています。
■もっと書いてくれと思っていただける方、遠慮なく、ソル友、ファン登録、fimo会員登録をお願い致します、お気軽にどうぞ。
幸いにも九州直撃は避けたのであるが、今回も中々の雨量をもたらした。
有明海経由で筑後平野に台風が上陸すると甚大な被害になると、この土地に住む人たちは言う。
関東生まれの僕は、今まで台風被害の経験は無かった。
ニュースで耳にする、南の地方の台風被害はある意味、他人事だったのである。
九州に住む様になってからは、雨や風には常に緊張感がある。
被災して不安な一夜を過ごしてみないと本当の意味で、自然が脅威である事など理解できないかもしれない。

万が一の時、自分はどんな行動をとるべきか?どんなものが必要になるのか?常に頭でシュミレーションして防災意識を高めておく事も大事である。
さて、そんな大雨洪水警報が出ている中、釣りに行くのはどうか?とは思うが、安全面で何時も以上に慎重に、立ちこまない釣りだとしてもライジャケなどを装備しての釣りが好ましいと思う。
この状況で、水難事故を起したら自業自得意外の何者でもないのだから、くれぐれも無理の無い様に。
因みに僕は臆病なので、濁度の高い場所ではウェーディングはしない。
雨後は地形が変化しているものだから、通常、慣れている場所だとしても過信は禁物である。

まずは濁流と化した清流域を偵察、増水パターンを探すつもりだったが、これでは洪水パターンである。

数箇所見て歩くが、魚の気配も感じられないし恐ろしいくらいの勢いで膨れ上がった水面は、低い音で不気味にうねっている。
そんな中、ポイントに選んだのは市街地のストラクチャー周り。
テトラ帯に出来るスジ目のピンポイントを撃つ釣りであるから、居れば・・・的な博打の釣り。普段は完全にブラックバスのポイントになるのであるが、スズキの好きそうな流速と流れの圧力が掛かっている。
約1時間、ランガンして20Km下流エリア、筑後大堰下流域に移動することにした。河川の増水パターンで楽しめる水位は平水時の+50cmくらいまでの話、1m以上増えているエリアでの釣りは、釣果の可能性よりも事故の可能性が高いと判断し見切りをつける。
しばしドライブの後、下流部に到着、下流部も中潮ど干潮の午後1時、潮高110cmほどのはずが、増水の影響でどう見ても300cm近くある、そして普通に激流の常態で流れている。
そうして下流部でも釣りは変わらない、筋目のあるピンを狙うのみ。
スズキは緩い流れに定位し、流速のある速い流れとの筋目にいるはずである。その速度差があればあるほど、反転流を生み、流れの壁に押し付けてベイトを捕食する川鱸のパターンに嵌めて行く。
そんな場所はとうぜん無数にある、その中で自分のピンを見つけるのは経験と勘で行く部分である事が多いものであるが、辿り付くまでの過程が何よりも楽しいものである。
二ヶ所目のポイントで、疑わしきスジ目を見つけた。
距離にして約80mの位置、それと手前10mにも同様に存在している。
この時期、雨後の濁度が強い釣では、ピンの水面0cm~水面下10cmのレンジはポイントの初期反応ではまず狙うべきレンジで間違いないと思う。
通常は、シンペンやフローティングミノーで間違いではないが、僕はメタルジグやジグミノーを選ぶ、距離と通過速度を優先させたいからである。この時期、ルアーをスローに引けば引くほど、アピールの効果が大きく、魚を寄せるのであるが、反面スレも早いもの。
シンペンの速度では足りず、ジグミノー、メタルジグと速度を上げる事でスレを防ぎ、距離を稼ぎ、広範囲を探る事に重点を置いている。
今夜も遠くのポイントをシーライド20gとフォルテン20gを交互に流しながら、時々プラグで手前を探る。
そんな中、モヤっとした魚の反応を発見したので、その半径2m以内に、BlueBlueのフォルテン20g(プロト)を打ち込み、高速ターンを仕掛けた。
次の瞬間、ゴクッ!と水面直下を軽快に泳いでいたフォルテンが何者かに捥ぎ取られる。
もちろん正体は大型の有明鱸である。
あり得ないトルクで水中深く引き摺りこんだ挙句、次の瞬間、首フリでルアーを空中に放り投げた。
またか・・・(笑)
実は毎年、こいつにはやられているので、今更、激しい悔しさは少ないけれど、何時か必ず仕留めてやると心に誓い、小休止とした。
付き場はわかってるから、勝負は何時でもまたできる。
そうしている間に時刻は午前4時を過ぎた。
メタルジグによる高速リトリーブの効果は大きいのであるが、そういうフッキングの甘さはどうしても起こること、本当は少しでもインフォメーションがダルなナイロンラインのほうが良いのかもしれない。
少し水分を補給し、ポイントをじっくり見渡し、気をとりなおして、比重の軽いシンペンにチェンジ。今度は食わせの速度で掛けに行く。
数投後。
いいラインを流れたなぁ?なんて思っているとパパンッ!と激しく水面が割れてヒット。
ボラかと疑うくらい激しいジャンプで何度もヒヤヒヤさせてもらったけど。
今度はキャッチ。

何とか釣る事が出来た一本、これぞ有明鱸という雰囲気のある魚だ。
ルアーはSSM85(ジップベイツ)である、長年愛用しているルアーの一つ。

大物ではないけど、ナイスファイター、上流でも下流でも釣れればやはり嬉しいもの。
二匹目のどじょうを狙うもここで、目も開けてられないくらいの激しい雨。
全身ずぶ濡れの常態になり、満足とした。
この夜の「一夜一本」の物語は夜明けの豪雨と共に終了した。

(表層をメインに速度に変化をつけるセレクトで)
■参考タックルデータ
ROD:UFM UEDA CPS 862EX-ti
REEL:Daiwa 3012H
LINE:PE #1.5
LEADER:20LB
■釣行日時・場所
平成25年09月03日 0時~5時 中潮 (上げ)
福岡県 筑後川、中流・下流域 (清流域・感潮域、汽水域を含まない)
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- 2013年9月3日
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