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- ジャンル:日記/一般
こんにちは(^v^)ピュア・フィッシング・ジャパンの清水です。
今回は長文になりますので、最後までお付き合い願えたらと思いますm(_ _)m
今日はいつもより早く会社に出社しました。
一番乗りは気持ちいいぜぇ♪
モーニングはドトールで。サラリーマンの出勤ラッシュを見ながら、自分もスーツは滅多に着ないもののリーマンだなぁと考えていました。
時間があったのでオフィスからの眺めを撮ってみました。
レインボーブリッジとフジテレビが見えます。
個人的には前の中央区の眺めの方が好きでした・・・
さて本題ですが、今月海のサクラマス、アメマス用のロッドが発売されます!
名前は「トラウティンマーキス・ノーザンカスタム」
監修は北島正貴氏と佐々木大氏の両氏。
fimoでもお馴染まさきさんこと北島氏。
釧路在住の佐々木氏。北海道の釣り総合誌のノースアングラーズで、よく道東取材を受けております。
両氏とも地元では知らない人がいないくらい釣り上手!
これは以前2010年に、北海道の留萌でサクラマス釣行&ロックフィッシュ大会に行った時の模様。
この時は、森川さんと今井さんにお世話になりましたm(_ _)m
わたくしは上のアメマスをゲットしました(^O^)/
下の海サクラは、今井さんと立原さんがゲットしてました。
ロッドは、この専用ロッドの初期サンプル。
思い起こせば2年以上の開発期間。
このロッドは特に開発者の私にとっても念願の、または驚きのロッドと言っても過言ではありません。
長年(10年以上)実現したかった超難易度の巻き付け技術を採用しているから。
それはこのロッドの最大の特徴でもあります。
ロッドビルダーにとって最大のこだわりは、ガイドでもグリップでもありません。ましてやデザインでもありません。
やはりブランクスそのもの自体であり、その設計、生産技術が開発者としての一番の見せどころだと思う。
メインカーボンがティップの先まで全身にバイアスクロスで45°、135°の両方向で巻き付けられており、4軸製法やXテープ製法をも上回る効果があります。
しかしながら生産効率が著しく悪いことから量産には向いていない。
それがAbu独自の特殊技術で実現しました。
詳細な製法は企業秘密だが、次の話をまず想像して頂きたい。
ゴルフシャフトやロッドのバット部にはこの製法はごく当たり前に利用されている。
ゴルフシャフトもロッドもマンドレルと呼ばれる鉄の芯に、シート状のカーボンプリプレグを巻いて成形される。
ゴルフシャフトやロッドのバット部のマンドレルMDの外形φは通常、φ5からφ15mm。
それがロッドのティップ径となるとφ0.6前後と1mm以下だ。
この細い鉄心に、ただでさえ反発力の強いカーボンシートをクロス状バイアス状に巻きつけるのだから、至難の業である事は容易に想像つくはず。
跳ね返りが強すぎて、カーボンを巻いたそばから、すぐにMDから剥離してしまうから。
ローリングの機械で鉄心にカーボンを巻き付けた後、ラッピング機と呼ばれるマシーンでテーピングし、高熱炉で焼成し、最後に脱芯し、ブランクスの元である素管が出来上がるのだが、まずラッピング機でテーピングする前に「花開く」と私達は呼んでいるのだが、カーボンが鉄心から剥離してしまう。
当然そのままラッピングしてしまうとカーボン繊維はグチャグチャ。
MDの径が太ければ、温度湿度管理、またはレジンの量でコントロールし、剥離は防げるのだが、1mm以下はそういうわけにはいかない。
よってメインカーボンと呼ばれる主軸となるカーボン繊維の方向は、45°、135°といった鋭角なものではなく、MDと並行または垂直方向か5°から10°といった鈍角で設計されているのが普通だ。
そしてその上からXテープや4軸や6軸といったシート状のものを巻き付け工程の一番最後もしくは最初に巻き付けます。
いづれにせよ、クロス状で締め上げることにより、ネジレを防止し、同時にトルクを向上させ、ブランクス強度自体も向上させるのが目的。
それによって、キャスト後のブレ(素早い収束)を抑えたり、フッキングした時のネジレ(右か左に逃げようとする力)を抑え、無駄な力のロスを極力防ぐ事が可能となります。
結果、ルアーの飛距離が伸びたり、フッキング率が向上したり、余計な破損を防いで、キャスト精度もあがったりします。
ゴルフで言うとやはり同じく、飛距離、精度といった必要とされる要素の向上に直結します。
ですのでゴルフシャフトも特にドライバー(カーボン製)には、このバイアス構造が採用されているのが一般的です。
当然私も開発者であり設計者でもあるので、ゴルフシャフトもロッドも0から完成までの全ての工程を一人で行えます。
だからこそ、今回このロッドに採用されている技術、量産を実現したことは驚きなのです。
いづれ動画を公開したいと考えているのですが、その動画をスロー再生で見てみると良く理解出来る。
キャスト後のティップの収まり(真っすぐに戻ろうとする力)が、とても早いのが見てとれる。
それはラインのバタ付きを抑え、直線性が増し、ルアーが加速していくのがアングラー自身が一番気づくハズだ。
実際にこの製法を彼ら北島氏、佐々木氏の両フィールドテスターには話は意図的にしてこなかったが、現場で飛距離を伸びる事を実感、報告を頂いております。
海サクラ、アメマス専用だが、サーフまたは磯からのキャスティングという意味では、シーバス、ヒラメ、ライトジギにおいて高度に使用できるのは言うまでもありません。
最後に現場での度重なるテストをして頂いてこそ!
北島氏と佐々木氏に感謝!
何だかんだ言っても最後に現場主義ではないと、この技術・製法も机上の空論だけで終わってしまう。
最終、形に仕上げるのは釣り人であります・・・
北島氏のアドバンス、釣りログはこちら
http://www.fimosw.com/u/masaki/nwy1yggobhevyk
弊社HPはこちらになります<m(_ _)m>
http://www.purefishing.jp/products_2012/rod/troutin_marquis_northern_custom.html
Thank you for reading to the end of my blog!
See you next time! Thanks, Bye!
トモ清水でした。
今回は長文になりますので、最後までお付き合い願えたらと思いますm(_ _)m
今日はいつもより早く会社に出社しました。
一番乗りは気持ちいいぜぇ♪
モーニングはドトールで。サラリーマンの出勤ラッシュを見ながら、自分もスーツは滅多に着ないもののリーマンだなぁと考えていました。
時間があったのでオフィスからの眺めを撮ってみました。
レインボーブリッジとフジテレビが見えます。
個人的には前の中央区の眺めの方が好きでした・・・
さて本題ですが、今月海のサクラマス、アメマス用のロッドが発売されます!
名前は「トラウティンマーキス・ノーザンカスタム」
監修は北島正貴氏と佐々木大氏の両氏。
fimoでもお馴染まさきさんこと北島氏。
釧路在住の佐々木氏。北海道の釣り総合誌のノースアングラーズで、よく道東取材を受けております。
両氏とも地元では知らない人がいないくらい釣り上手!
これは以前2010年に、北海道の留萌でサクラマス釣行&ロックフィッシュ大会に行った時の模様。
この時は、森川さんと今井さんにお世話になりましたm(_ _)m
わたくしは上のアメマスをゲットしました(^O^)/
下の海サクラは、今井さんと立原さんがゲットしてました。
ロッドは、この専用ロッドの初期サンプル。
思い起こせば2年以上の開発期間。
このロッドは特に開発者の私にとっても念願の、または驚きのロッドと言っても過言ではありません。
長年(10年以上)実現したかった超難易度の巻き付け技術を採用しているから。
それはこのロッドの最大の特徴でもあります。
ロッドビルダーにとって最大のこだわりは、ガイドでもグリップでもありません。ましてやデザインでもありません。
やはりブランクスそのもの自体であり、その設計、生産技術が開発者としての一番の見せどころだと思う。
メインカーボンがティップの先まで全身にバイアスクロスで45°、135°の両方向で巻き付けられており、4軸製法やXテープ製法をも上回る効果があります。
しかしながら生産効率が著しく悪いことから量産には向いていない。
それがAbu独自の特殊技術で実現しました。
詳細な製法は企業秘密だが、次の話をまず想像して頂きたい。
ゴルフシャフトやロッドのバット部にはこの製法はごく当たり前に利用されている。
ゴルフシャフトもロッドもマンドレルと呼ばれる鉄の芯に、シート状のカーボンプリプレグを巻いて成形される。
ゴルフシャフトやロッドのバット部のマンドレルMDの外形φは通常、φ5からφ15mm。
それがロッドのティップ径となるとφ0.6前後と1mm以下だ。
この細い鉄心に、ただでさえ反発力の強いカーボンシートをクロス状バイアス状に巻きつけるのだから、至難の業である事は容易に想像つくはず。
跳ね返りが強すぎて、カーボンを巻いたそばから、すぐにMDから剥離してしまうから。
ローリングの機械で鉄心にカーボンを巻き付けた後、ラッピング機と呼ばれるマシーンでテーピングし、高熱炉で焼成し、最後に脱芯し、ブランクスの元である素管が出来上がるのだが、まずラッピング機でテーピングする前に「花開く」と私達は呼んでいるのだが、カーボンが鉄心から剥離してしまう。
当然そのままラッピングしてしまうとカーボン繊維はグチャグチャ。
MDの径が太ければ、温度湿度管理、またはレジンの量でコントロールし、剥離は防げるのだが、1mm以下はそういうわけにはいかない。
よってメインカーボンと呼ばれる主軸となるカーボン繊維の方向は、45°、135°といった鋭角なものではなく、MDと並行または垂直方向か5°から10°といった鈍角で設計されているのが普通だ。
そしてその上からXテープや4軸や6軸といったシート状のものを巻き付け工程の一番最後もしくは最初に巻き付けます。
いづれにせよ、クロス状で締め上げることにより、ネジレを防止し、同時にトルクを向上させ、ブランクス強度自体も向上させるのが目的。
それによって、キャスト後のブレ(素早い収束)を抑えたり、フッキングした時のネジレ(右か左に逃げようとする力)を抑え、無駄な力のロスを極力防ぐ事が可能となります。
結果、ルアーの飛距離が伸びたり、フッキング率が向上したり、余計な破損を防いで、キャスト精度もあがったりします。
ゴルフで言うとやはり同じく、飛距離、精度といった必要とされる要素の向上に直結します。
ですのでゴルフシャフトも特にドライバー(カーボン製)には、このバイアス構造が採用されているのが一般的です。
当然私も開発者であり設計者でもあるので、ゴルフシャフトもロッドも0から完成までの全ての工程を一人で行えます。
だからこそ、今回このロッドに採用されている技術、量産を実現したことは驚きなのです。
いづれ動画を公開したいと考えているのですが、その動画をスロー再生で見てみると良く理解出来る。
キャスト後のティップの収まり(真っすぐに戻ろうとする力)が、とても早いのが見てとれる。
それはラインのバタ付きを抑え、直線性が増し、ルアーが加速していくのがアングラー自身が一番気づくハズだ。
実際にこの製法を彼ら北島氏、佐々木氏の両フィールドテスターには話は意図的にしてこなかったが、現場で飛距離を伸びる事を実感、報告を頂いております。
海サクラ、アメマス専用だが、サーフまたは磯からのキャスティングという意味では、シーバス、ヒラメ、ライトジギにおいて高度に使用できるのは言うまでもありません。
最後に現場での度重なるテストをして頂いてこそ!
北島氏と佐々木氏に感謝!
何だかんだ言っても最後に現場主義ではないと、この技術・製法も机上の空論だけで終わってしまう。
最終、形に仕上げるのは釣り人であります・・・
北島氏のアドバンス、釣りログはこちら
http://www.fimosw.com/u/masaki/nwy1yggobhevyk
弊社HPはこちらになります<m(_ _)m>
http://www.purefishing.jp/products_2012/rod/troutin_marquis_northern_custom.html
Thank you for reading to the end of my blog!
See you next time! Thanks, Bye!
トモ清水でした。
- 2012年11月7日
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