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上宮則幸

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▼ インレットのイナッコ

こないだからその場所にイナッコが溜まるのは発見していた。浸かって攻めるピンからピンへの移動途中にある小さな流れ込みの下流のワンドにまばらにイナッコが泳いでいるのをよくみかけていたのだ。

先日そのイナッコに着いているランカーと思われる捕食音を聞いて戦慄が走った。
音の大きさ、響き・・・間違いなくモンスター！！

だけど、着き場がわからない。
9５以上の単独の鱸ともなるとただ闇雲に撃ってもバイトはマグレでもない限りもらえない。
そいつが身を潜めているカバーなり駆け上がりなりを把握し、ベイトの種類や捕食方法などのシミュレーションをした上でルアーを入れて、しっかり掛けてさらにプラン通りにランディングできて初めて狙って獲ったといえるのだ。
それが実現できた時の喜びたるや、成功者にしかわからない深みがある。

今朝はそのピンの確定をしたくて行ってみた。
昼間に地形を観察しても、今一つピンとこないのだ。
そうすると、なにか特殊な流れの作用か？
流れが巻く場所でもあるので、そもそもベイトがイナッコではなくて落ち鮎なのかも？
妄想は深まる一方で、もう一度捕食音を聞ければ幸いといった心構えでの釣行だった。

あいかわらずイナッコはいた。
15cmほどの食いごろサイズ。
川の中ほどから流れ込みの中に向けてキャストを繰り返す。
途中ついばむような小さなあたりを感知したが、鱸からのコンタクトという確信はない。
タイムオーバーまでしつこく投げながらバイトサウンドを待ったが聞けずに終了。

ただ、このエリアには何かしら感じるものがあるので、しつこく今後も浸かってみるつもりだ。
間違いなくとんでもないのがいる。

いつか吉報をレポートできると思う。

釣るまであきらめないよーん！！

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