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上宮則幸

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星空

  • ジャンル:日記/一般
真っ暗な河川敷にクルマ停めて準備。
二つ折りにしたPEの先端の輪に指を入れてクリクリ回してダブルラインを作る。
スナップにダブルをくぐらしてシステムは完了。
リーダーレスは支度が早い。

今夜はひさびさに暗い時間に上流に浸かりに来た。
エントリーして足元を照らすともうすっかり濁りは取れてクリア気味。

この川の流域には森林が少ないから降った直後から大増水して、あっという間に引いてしまう。
緑豊かな流域を持つ川では、森林は貯水池の役割を果たし急激な増水や渇水を軽減してくれる。
日照りが続いても川は細らず、長雨が降っても氾濫しない。
それはすなわち河川の状態を安定させる効果があると思っています。

対してこの川はどうだ?
どうしてこうなってしまったんだ?

みーんなの無関心がそうさせたんだ。
確かに川の水は20年前に比べて非常にきれいになった。
でも今のこの川は排水溝と変わらない。
無関心な人にはもうとっくに排水溝になってしまっているんだろうが…

その肝属川もお月様不在の暗い夜には野生の片鱗を垣間見せる。
昼間の印象は一転、水中に化け物を宿す魔界となる。
夜中にこんなに真っ暗になる一級河川は日本にはもうそんなに無いんじゃないか?

ベストにライトを一つ、首にもう一つ、予備に手持ちのライトをポケットに入れている。
そのライトを次に点けるのは釣り終えてクルマに戻る時だけなのだが…



流れる魔界に足をすくわれないように下りながら対岸の更に真っ暗なブッシュの際に丁寧にルアーを撃ち込んで下る。

補食音は聞かなかった。
ルアーに触れる魚も居なかった。
近況を掴めていないエリアだから結果は求めていないからノーバイトも苦にならない。
真っ暗な中でのキャストの距離感を測るために今日を選んでここに入った。

ここは、ジャケットを羽織って浸かる時期に勝負をかける予定のエリア。
得体の知れない怪物が餌を漁ると予想しているエリア。
目をつぶっても岸際の変化が思い浮かぶ程に記憶して、正確に射抜けるようにならなきゃいけない。

今年の秋~初冬は上流と河口の二本立て。
それぞれ全く異なる釣りになる。
欲張りすぎてどうなるか知らん?と思いながら、上がってクルマに帰った。

ライジャケを脱いで疲れた腰をそらして見上げたら、満天の星空。

ちょっとリラックス。

無駄に力むな!

でも秋開幕前に夏の魚を釣りきらなきゃなぁ…


暫くボンヤリと星空を眺めて帰りました。



おしまい



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