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上宮則幸

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嬉しい一本 込みの中潮2日目

仕事が早く片付き、雨の中golfを自宅に向けながら少しばかり迷っていた。
行こうか?行くまいか?
帰宅して、まだ狙いの潮位になるまで多少時間があるからシャワーを浴びながら考えた。

本来なら迷うハズはない。
浸かりに出掛けるさ。
それを躊躇わせているのは、今朝方見た肝属川上流部の濁りと増水の様子。
おれは出勤途中に肝属に架かる橋を一本わたるが、その時に見える流れの様子で、エリアを選択する事が多い。

残念ながら今日の濁りは、ダメな濁りで、黒色。
笠野原大地の畑地帯に敷き込まれた黒土が流出したらしい。

肝属の鱸は、この濁りを極端に嫌う。
間違いなく中流域より上は使い物にならない。
勝負するなら河口付近に流入する各支流の合流地点から下。
なるべく綺麗な水、透明な水を探す必要がある。

心当たりがあった。
出撃を決めた。
仕事の合間に見た天気図を思い出し、なんとなく勝算が立ったような…思い込みなんだが(笑)



雨時々雲り
北北東の風2m
月齢26.5
気温22℃
水温19℃



お目当てのエリアに到着して、ウエダーだけ着たら、速攻川に降りて水色を見た。
幾分茶濁りだが、黒濁りよりマシなので安心した。

雨降りだ。
水面をサラサラと雨粒が打つ。

狙うは昨日見付けたブレイクライン。

おれは、浸かりの釣りは立ち位置が全てだと思い込んでいる。
魚がいる場所にルアーを通すなんてことは言う必要もなく当然ながら、そのピンにどの角度から打ち込みどのラインに流し込むかがキモだと思っている。
その自由度を広く獲得するための浸かりの釣り。

潮位にあわせて徐々に川を下る。

途中レインジャケットのポケットが開いているのに気付き、デジカメが濡れてしまっているのに気付いた(笑)
ちーん…

この頃から雨は本降り。
河口からのウネリの音は、雨音に掻き消されてしまった。
渋々おれはジャケットのフードをかぶり目指す立ち位置へと急いだ。

増水で下げきらない流れにヤキモキしながら無駄撃ちはしないで、立ち往生したらスマホを弄りまわし、またちょっと進み…

そこに立てた時には干潮まで20分の頃。
辿り着くまでに40分を要していたが、そこで釣りができるのは多分1時間ほどと予想していた(実際は2時間半も居れたんだが…)。

苦労してこの位置に着いたが、呆れるほどのベイト気のなさ(笑)
昨日と同じだ。
まぁ、本来の目的はこのブレイクを鱸が海遊するのか?の検証だから、いきなり今夜釣れる必要は無いんだが、どうせなら捕りたいねは釣り師の性。

ともあれ、ブレイクの先に対して若干アップに入れてブレイク上でターンさせる、ドセオリーな釣りで通す。






雨がザーザー





袖口から浸水、肘までびしょびしょ





25cmほどのイナがブレイク上でライズ…

イナ!

潮止まりの筈だが川は全層キッチリ下げている。
これは、河口沖のサンドバーが流れて抜けがよろしい地形の時の肝属の流れ方で、タイドグラフ上の干潮時間一時間過ぎまでガンガンに流れて潮位も下がる。
思いもかけず、この位置に長居ができそうだ。

フランキー、NL1…

K2F、ピース、Blooowin!…

敢えて少ししか持ち込まなかったルアー数個でブレイク上に沢山たくさん画を描いた。
目の前をビッタンビッタン跳ねるイナの魚道と化したブレイクライン。

唐突にトップリとウネリが押し寄せた。
潮が勝ち、川が逆流を開始する合図。
まだ少しだけ時間があるが、ここに居られるのはもう本当にほんの少し。

おれはBlooowin!が肝属の流れに最も馴染むのはこのタイミングじゃないか?と予想していた。
そして、アップに撃ち込んでフワフワと水深80cm程のレンジを流す。
ラインがハラミ過ぎないように時折軽くナナテンのティップでラインを弾く。

ブレイク上を通過したらBlooowin!はボトムにタッチするから即回収。
もうあと何投もは出来ない。

お終い…と思った刹那にリールを巻く手が止まりムズッとティップが沈んだ。

渾身のフックアップの1分後におれはようやくBlooowin!140Sでハッキリと『狙って捕った』と言える魚の顎にボガを撃った。

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いつもモンスターがどうとかホザクおれだが、この一本には痺れた(笑)

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背中が盛り上がる逞しい魚体。

Blooowin!140Sの事をおれに少しだけ教えてくれた魚だった。


素直に嬉しい!







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