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ブローウィン140Sの代わりを探す楽しさ

先月は釣りに行くとサワラがよく釣れた
ブローウィン140Sをジャーキングして楽しんでいたのだが、リーダーを切られロストが重なりストックが2本となってしまった

対馬ではルアーを扱っている釣具店が少ないことから専ら通販でルアーを購入していたのだが、ブローウィン140Sは人気が高く補充の目処が立たちそうもないのが現状だ

しかし手に入らないルアーに恋々としてもしょうがない
昔のフランスの王妃様が言ったことにされてしまった、パンがないならなんとやら
ブローウィンがないなら他のジャークベイトで釣ればいいじゃないとの思いつきを実行することにした

購入したのは
ダイワ  ダーティンZ140S
ジャクソン  アスリート17SSV
Tokyo-bay gogo ヨカトキ160SSP
ジャッカル  リレンジ130SP

ブローウィンにインスパイアされた新鋭ミノー、ブローウィンを上回る16、17センチの大型ミノー、ブラックバス用に開発されたミノー
入手のしやすさ、面白そうな感じを基準にジャークベイトを選定して試してみた

ラインはPE1号、リーダー20ポンド
ロッドはGクラフト  モンスターサーフ1092TR
パワーと張りのあるロングロッドを使用した


ダイワ  ダーティンZ140S
ブローウィンの丸パクリを期待していて、私としては代替ミノーの本命だったのだが良い意味で期待が裏切られた
キレのあるダートをするのだが、ジャークして止めると前傾姿勢をとりながら早く沈む
任意にステイさせて食わせの間をとるような操作は難しいだろう
代わりにひたすら連続ジャークでの早い展開の釣りに適正がある、というかそこに性能を全振りしているように感じた

スペックでは150センチを実用深度としているが、着水してから少しフォールさせてジャーキングすれば、3メートルぐらいはいけている
ブローウィンのレンジに上がってこれない深いレンジに潜むシーバスや早い動きが好きな青物に効果がありそうだ


ジャクソン  アスリート17SSV
エサ釣りでは釣れない時イソメをいっぱいつけて魚を寄せようとするでしょう、ルアーマンは釣れないとどういうわけかルアーを小さくしようとする
違う!釣れない時はルアーを大きくして魚を寄せなきゃ!
村田基氏の言葉だ

シーバス釣りでビッグベイトが流行している
ルアーのサイズ感にビビってしまいそうになる一方で実に理にかなった釣り方だと思っている
それにあやかり大型ミノーをルアーローテーションに組み込むべく選定した

30gの重量と飛行姿勢が安定しているのが相まって非常によく飛ぶ
リップに切れ込みを入れて空気の整流効果を発生させるギミック、ボルテックスジェネレータというそうだが、回転したりするミスキャストがなく使いやすかった
動きはサイズが大きいのでもっさりしているかと思ったがキレのあるダートがしっかりでる
これだけの長さのミノーが連続して動くとなれば水の動かす力、魚を寄せる力は絶大だろう


Tokyo-bay gogo  ヨカトキ160SSP
Fimoのインプレ記事にダートにキレがあるが、ダートの足は短めというのが決め手だった
アンチロングダート
実際あったのだ、ブローウィンをジャーキングしてシーバスが寄って来たのだけど食わない場面が
あの時のシーバスはルアーを見切ったのではなく、ブローウィンが速すぎて、動きすぎて食いきれないと諦めたのだと思っている
ダート幅の短い動き、ジャーキングに反応しても追いつききれず、諦めるような魚に効果がありそうなミノーだ


ジャッカル  リレンジ130SP
ブラックバス用のジャークベイトだ
これを選んだのは敢えてジャーク時の不規則なダートを抑えてあり、一定のリズムの動きがとれること、止めると2秒程横ロールして揺らめくよう作られていることだ

ジャークベイトというと動かしてなんぼのものと考えがちだが、止めて食わせの間を作る、止めてもゆらゆらと揺らめいて見せられる
ジャーキングで動かす止めるの一連の流れの、止める所に見せ場を持たせた面白そうなジャークベイトだと思った
飛距離もブラックバス用と思ってあなどっていたが、4gの円筒形タングステン重心移動によって安定してよく飛ぶ、60mはゆうに越えていた


これらのルアーを使ってみて分かったのは、見た目やカタログスペックだけでは見極められないそれぞれに尖った個性があることだ
本命と目していた、ダイワのダーティンZ140Sはブローウィンのジャーキングメソッドが盛り上がりを見せるなかで、2匹目のドジョウを狙った動きまでもコピーしたものかと思っていたが、見事に別物だった

コンピューターのソフトウェアや工業製品の発展のためにはリバースエンジニアリングは欠かせない
自動車メーカーは市場にある全ての車を買いこみ分解して技術研究を行っているそうだ
おそらくダイワのダーティンZ140Sもブローウィンをばらして徹底的に研究しつくした上で我々ならこうする!を追究したルアーなのだろう、製作者の努力がうかがわれる力作だと思う

ブローウィン140Sはこれまで私に多くの魚を呼び寄せてくれた傑作ルアーだ
しかしブローウィンだけでは埋められない
サイズ、レンジ、動きは確実に存在している

今回4つのルアーを買い込んだのはブローウィン一辺倒だった釣りから、ジャークベイトのローテーション戦略の幅を持たせるためと
それぞれの個性を発揮させて、ジャーキングの更なる起爆剤となりえる要素を発見したかったからだ

12月となり寒風吹きすさぶ対馬では魚の気配も少なくなってきたが、春が来ればジャーキングが面白くなるのは間違いない
さて、次はどれを試そうかと楽しみながら思案している

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