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近距離戦

パーーーン!!
っという水を弾く乾いた音が川中で響きわたるホーム河川。
"ここにいたか!"
と、素直に出たこの感想の裏には、ホーム河川のアルファ地点、春に着く流れの壁に全く鱸が遡上してこなかった。
水温は上がり、ベイトも多くなり、ここ最近はお客様的存在では無くなっているクロダイもシャローをうろうろしている。
ベイトの分布は川全体にハクが散っている状況で、補食ポイントを見つけた鱸はわざわざアルファ地点まで遡上せず留まっていた。
ベイトを蹴散らし役鱸と、補食鱸に分かれ、見事な狩だった。


■護岸の上■
護岸の上にいるハクを潮位が下がり、護岸の上に居られなくなったベイトを狙う鱸。
これは簡単に想像できる状況であろう。
ただ、川全域、言ってみればほぼ河口近くまで伸びた護岸のほぼ全域にハクがいて、潮位が下がって護岸の上に居られなくなるベイトはたっっくさんいるのだ。
厄介なのは、コルゲート状の凹みでドッカンドッカン出る事。
護岸上から逃れ、川の真ん中やシャロー帯に避難したベイトにはほとんど鱸は付かない。
果してどーしたものか。
暗がりの護岸際際に一生懸命ルアーを落としてゆっくり線の釣りで見せた所で、引く線はコルゲートの凹みから25センチは外側。
当然見向きもされず、ルアーでベイトを蹴散らせば蹴散らすほど鱸の活性は上がり、川のあちこちで乾いた音が響き渡る事で余計にこちらが焦る。

■草むらで待て■

補食ポイントはあちこちにあるが、ある特徴を持つポイントにボイルが集中している事に気づく。
いや、逆だ。
ボイルが集中するエリアをよーーく観察したら、ある特徴があったんだった。笑
形はどうあれ笑
近距離戦決行!
6箇所に目星を付け、どこも凹みにボイルが集中する。
これを狙い打つ。
こんなややこしい魚をわざわざ狙う必要なんて無いが、だからこそ、釣り人と遭遇する率も低い。
こーゆー厄介な釣り、僕は大好きだ。笑
もう腹が決まった僕は、ボイルの水しぶきが届く、水際に一番近い事から"1番"と名付けた地点の草むらに隠れ、その時を待った。
もし、シャローのハクに鱸が付くようになれば、明暗が絡み魚が多くステイする地点"H(ホテル)"の方が有利と考えた。
護岸のポイントで、"ある特徴"があるのは全部で4箇所。
1番(やや上流)
2番(一番浅い)
3番(河口寄り)
4番(ボイルは今のところ無いが付く要素有)
他、潮が下がれば杭が見える、5番
そして、H(ホテル)。
このように地点を分け、周りの状況はもちろん観察するが、自分のなかでポイントを分ければ変化の乏しいこの川は迷わなくて済む。

■ルアーは置け■

パーーン!!
っと最初に鱸が飛び上がったのは2番。
ここから対岸のポケットで出た。
間髪入れずに、パン!パーン!パーン!!
っと飛び上がる鱸。
焦ったベイトが周りに散り、凹みのポケットのあちこちで補食開始。
まだ潮位が高いからこっちはまだだろう。。
バッシャーーン!!パーン!パーン!
っと構える1番のやや下流、護岸の上に鱸が突っ込んできた。
このシーンは何度も現れ、静まり返った水面を激しく乱す鱸が何度も護岸に突っ込み、それにより散ったベイトが凹みで鱸に襲われる。
見事な連携プレーである。
このボイルの凹みに、鹿児島の仲間に、

散々やられた!

散々やられた!! 

散々やられた!!!

ブルーブルー、ラザミンを置く。笑
何発もルアーの際を鱸が反転して行き、最後の1匹となったラザミンをチョンっと動かすと竿が絞り込まれた。

『やった!!』

ギュンギュンドラグが引っ張り出されるが、リールのクラッチをオフにして竿先と魚との距離を取る。
あまり走られると橋脚が絡むため上流へ上流へ歩く。
殺気を消していた僕が歩いた事によって足元にいたハクが驚き、深みに逃げていく様も逃すまいと、こっちの事は気にもせず足元で鱸が反転する。
やっと食った鱸は、本当にかっこ良かった。
鹿児島の仲間に、ブルーブルー、ラザミンで

散々やられた!

散々やられた!!

散々やられた!!!

ルアーでやっとキャッチに至った。
すげーや、ラザミン。笑

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翌日、2番に張った。
前日と同じであれば早いタイミングにこっちでボイルするはずである。
今日は、十八番タックルハウス、M QUIETを結ぶ。
バッシャーーン!!
っと水面を乱したのは、1番。
今日はそっちかい!!笑
っと思わず突っ込んでしまったが、昨日の特攻散らし隊長だろうとその逞しさを思った。
その補食音を皮切りに2番でもパンパン始まり、ラザミンよりスライド幅が大きい、M QUIETにも良い鱸が飛び上がってきた。
人が寝静まる闇夜のドブ川で、パンパーンっとイヤらしい音を立てながら起こる食物連鎖。
良いシーンだった。だから鱸って好き

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