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▼ 新島遠征
新島に行ってきました。
今回の新島行き。本当はパラオに行ってGTチャレンジのはずだったんです。
しかし、昨年12月に予約した飛行機がまさかの韓国経由。
新型コロナウイルスによる日本への入国制限がかかったことによってあえなくボツとなりました。泣
こうなったからには頭を切り替えて楽しむしかありませんよね。
ということで行ってきました。
今回の目的は、サーフからのヒラメ&ヒラスズキ&マダイ。
自分の気持ち的にはメインはヒラメのつもりです。
実は過去に1度だけ、たしか6年前に東京に引っ越してきたばかりの頃、新島に行ったことがあるんですが・・
その時は爆弾低気圧の通過直後であったこともあり、島の周り全周に渡って大荒れ&泥濁り。
サーフからメタルジグをフルキャストしてもウネリの頭を越えられず、遙か遠くでウネリの壁に突き刺さるのが見える・・といった状況でした。
一番行きたかった、聖地と呼ばれるポイントには天候のせいで入ることすらできず・・
辛うじて釣りになる内湾や小場所のサーフに的を絞ったもののあえなく撃沈しました。
今回は確実にその時より状況は良いはずだし、何より房総方面のサーフで鍛えたお陰で6年前より確実にスキルアップした状態で臨むことができます。
意気揚々と島に乗り込み、2泊3日で釣りをしてきました。

1日目。
到着。

気になっていた天候はまずまず。
ずっと行ってみたかった、聖地と呼ばれるポイントへ!
しかしこのポイントへの道中がホントに辛い。。
まずは高くそびえる階段。
行きは下るだけなのでもちろんなんてことないんですが・・

帰りの登りがとても辛いです。

そんな階段を抜けてからは、ウェーダーにライジャケというフル装備で砂浜を5km以上歩かなければいけません。
写真の地点までも結構歩きますが、写真右に移る崖を超えても道のり的には半分も行かない感じ。
道中の陸側は崖。



砂で出来た脆い崖で、見ているとパラパラポロポロ・たまにゴロゴロと崩れていっています。
運が悪ければ生き埋めになるのではなかろうか?
恐ろしい。
そして聖地にたどり着くと、半端ではない西風爆風が吹いていました。


体を風上に向けると飛んでくるおびただしい量の砂がバチバチと顔に当たり、とても痛いです。。
翌日以降のために広大なサーフを歩き回り、とりあえず地形のチェックを済ませました。
夕まずめは爆風の中、とりあえず釣りになる場所で頑張りますがあえなく撃沈。

真っ暗なサーフを1時間近く歩いて帰りました。
2日目の朝まづめ。
相変わらず爆風ですが、向きは北に変わりました。
昨日目を付けたポイントで釣りが出来そう!
夜明け前の闇の砂浜をややテンションUPで1時間歩き、聖地にやってきました。
途中には昨日は居なかった先行者が。
声を掛けるとヒデはやしさんとガイド?の地元の方でした。
お二方に状況を聞くと、この1週間は聖地で魚は揚がっていないとのこと。
おお・・マジか~といった感じですが、色々と貴重な情報をいただくことができました。ありがとうございました。
お互い頑張りましょうということで別れ、目を付けていたポイントへ向かいました。
目を付けていたのは、無人島とサーフの間を繋ぐ砂州の上を潮が走っているポイント。
今回同行した友人に聞いていた事前情報では、その砂州の左右から流れがやってきていて砂州の上でぶつかっているはず・・とのことでしたが、今回の流れは一方通行。
そこそこな速さで流れており、感覚的に言えば大潮の下げMAXの荒川よりも断然速い感じです。
その払い出される側で朝まづめを迎えました。
ウネリで巻き上げられた濁りが入っていたので、ヒラメを狙うなら上のレンジを引くのは分が悪いでしょう。
ということで、ロウディー130Fのような潜る系ミノーやボトムスラッシュのようなジグヘッドワーム系を使って底スレスレを狙います。
状況に対してベストな攻めは出来ているという自信があったんですが・・反応は無し。
投げ続けていると、時間による潮位の変化と共に流れの状態が変わり、本流の脇にきれいな反転流が出来はじめました。
そのタイミングで友人にヒット!

きれいなヒラスズキ。目測で65cmくらい?
大きな反転流(直径50mくらい?)の中を表層系ミノー(アストレイア127F)で引いてのヒットでした。
その後は反応無く、2日目の朝まづめが終了。
2日目の夕まづめ。
北の風が強く、聖地は断念して間々下海岸へ。
間々下海岸も相変わらずやや濁っている感じ。朝まづめと変わらずヒラメ狙いで底付近をメインに探るも反応無し。
ぶっ飛び君95Sで表層を引く友人にはイサキがヒット。
そして2日目の夕まづめも、僕には何の反応も無いまま終了。
帰りのフェリーは翌日のお昼前。
これで残すところは朝まづめ1回のみになりました。
なんとか魚を釣りたい。そう考えて、頭の中で色々と策を巡らします。
2日目に見て回った結果、個人的に場所は聖地一択。
理由は魅力的な地形変化&流れと、友人のヒラスズキのヒット条件です。
「本流の脇のボトム」を狙っていた僕ではなく「反転流の中の表層」を狙う友人に食ってきたということは、こちらからは見えなかっただけで、イワシ等の小さめで遊泳力が弱い系の餌が近くに居た・もしくは魚がそういう餌を意識していた可能性が高い・・
実際、ヒラスズキの腹の中からはかなり消化が進んでいたもののキビナゴのような餌が出てきました。
しかし、もしその推測が正しかったとして・・「イワシ系のベイトが居る」という一見最高に見える条件でヒラメが食わないということは、ヒラメ自体が居ないのではないか?
居たとしてもベストだと思ったやり方で反応が無かった以上、自分が食わせられるヒラメでは無いでしょう。
魚を釣ることを第一目的とするなら、レンジ等々の攻め方をヒラスズキ系に全振りした方が確率は高いはず。
そう見込んで、ポイントに持ち込むルアーを半分以上入れ替えました。
そして3日目、最終日の朝まづめ。
北の風は相変わらず強いので聖地の大半のポイントはウネリが大きくて厳しそうな感じですが、やりたいポイントに限っては釣りができる可能性が高いと踏んで聖地へ。
遠い道のりを歩いて前日と同じ流れの払い出し側に陣取り、夜明けを迎えました。

前日と唯一違う条件は、ウネリの大きさ。
反転流が出来ていた辺りは前日はほとんど波が無かったんですが今日はウネリが入り、表層系ミノーを引っ張るのが難しい状況です。

また、時折回り込んでくる風がキャストの邪魔をしてきます。
苦戦しながらキャストを続けていると夜が明け、前日ヒラスズキがヒットした潮位に。
本流の状態も前日のものに近づき、時合が到来していそうな空気感です。

ちなみに撤収しなければならない時間までこの時点で1時間ほどとなっており、この時合が最後のチャンスになりそうな感じ。
連日の聖地巡礼に加え前日も2時間ほどしか寝ておらず疲労もピークに達していますが、ここが勝負どころと頑張ります。
ただ・・前日ヒラスズキがヒットした条件と大きく違うのは、おそらく風とウネリのせいで前日のような大きな反転流がほぼ消されてしまっているということ。
そもそもこんなにうねっていたら、イワシ系のベイトが居たとしても沈んでいるでしょう。
また、ウネリでガチャガチャな中には居ない可能性も高いでしょう。
ということは、「反転流の中にたまるイワシ系ベイトの存在 or その幻影を意識するフィッシュイーターの存在」を前提とした前日のパターンは成立しない可能性が高い・・
この状態でもしフィッシュイーターがこの場所に居たとして、どこに陣取るでしょうか?
ありきたりですが、答えは本流の脇の緩流帯or小さな反転流(直径5mくらい?)でしょう。
この本流の脇の緩流帯or小さな反転流を攻めるのは、なつかしの関門海峡でのシーバス狙いでよくやっていたやり方です。
関門海峡においても、特にベイトが確認できない時はそんなスポットに良くついていたものでした。
こんな感じ。↓
http://www.fimosw.com/u/hiroakiseabass/qdw5yjvxzpkf92
近い攻め方を前日に散々やって無反応を食らっていますが、その前日とは状況も狙いの魚種も違います。
状況にアジャストさせるという点では再度試す価値が十分にあるはず。
それまでは前日の反転流ゾーンに投げ続けていたし、このまま時合の流れが存在する間中ずっとそこに投げ続けていれば食ってくる可能性も否定できませんが・・
狙いを切り替えるなら今この流れが継続している間におこなう必要があるでしょう。
ということでルアーを交換し、本流の脇に狙いを切り替えました。
着水点をずらしながら流れの感じを探り、いい感じの場所に入った3投目・・
いったん本流に着水させたルアーが本流の脇に出てきて、再び本流へ向かう小さい反転流に乗って足元のブレイクライン沿いをゆっくりと泳いでいる時でした。
コン!というバイトのような感触を感じ、聞いてみると重みがあったので合わせるとヒット!
絶対にバラしたくないという緊張感の中で慎重にやり取りしてゲット!

57cmのマダイ。
離島のポテンシャルという点ではそんなに大きく無いサイズなんでしょうが、最終日の終了までラスト1時間の中でゲットできた貴重な1尾。
超うれしい!

ルアーはロックドリフト100F。

流れの中をスローで引いたときの水掴みとアクションレスポンスの良さ、キャスト時の風の中での直進性、この日の大きさのウネリの直下(=ベイトが沈んでいるであろうレンジ)を引けるレンジ設定から選択したミノーです。
そもそも磯で使うミノーで、普段のサーフの釣りにおいて使うことはありませんが、こんな状況もあろうかと前日の夜に予備ルアー達の中から一軍BOXに移しておいた判断が的中でした。
会心の1尾。

そしてそのままタイムアップ。

長い長い帰り道。
前日前々日の敗北の帰り道とは違い、魚を手にしている勝利の帰り道というだけでキツさをあまり感じません。
予定通り昼前のフェリーで島を出ました。

最近は関東での釣りに慣れてきて、良くも悪くも予定調和的な釣り(特にシーバス)が増えていました。
慣れない場所でこんなに考えて本気で釣りをしたのは久しぶりのような気がします。
場所を読み、時合を読み、ベイトを読み、攻め方とルアーを合わせる・・という海のルアーゲームの本来の楽しさ、結果が出ない苦しさと結果が出た時の嬉しさ、それらを自分の中で1から構築する楽しさを久しぶりに味わえた気がして、とても有意義な新島遠征になりました。
最後に・・
新島での経験が少ないのでまだまだ大した事は言えませんが、前回・今回で受けた印象で言えば「新島=パラダイス、簡単に釣れる」というイメージは幻想に近いです。
そんなに甘くないです。
他の離島や東京湾以外でのシーバスゲームにも言えることですが、フィッシュイーターとなる魚は基本「居ない」です。
ベイトが入って爆釣なんて滅多に無いラッキーパンチを除けば、1級のスポットに条件が整った時にのみ入ってくる感じ。
ただ、その一発を引き当てた時のリターンがでかい「時がある」。
それが新島や、離島・地方遠征の醍醐味ですね。
機会があればまた行きたいと思います。

インスタグラムやってます。
https://www.instagram.com/hiroaki_taketomi/
タックル
ロッド・オールウェイク105マルチ
リール・ツインパワーXD 4000XG
ライン・よつあみX8 1.2号+リーダー25lb(1~2日目) or 20lb(最終日)
ルアー・ロックドリフト100F、ロウディー130F、サイレントアサシン140F、ぶっ飛び君95S、Bottom Slash Head Plus 30g+ Bottom Slash Plus Shad
今回の新島行き。本当はパラオに行ってGTチャレンジのはずだったんです。
しかし、昨年12月に予約した飛行機がまさかの韓国経由。
新型コロナウイルスによる日本への入国制限がかかったことによってあえなくボツとなりました。泣
こうなったからには頭を切り替えて楽しむしかありませんよね。
ということで行ってきました。
今回の目的は、サーフからのヒラメ&ヒラスズキ&マダイ。
自分の気持ち的にはメインはヒラメのつもりです。
実は過去に1度だけ、たしか6年前に東京に引っ越してきたばかりの頃、新島に行ったことがあるんですが・・
その時は爆弾低気圧の通過直後であったこともあり、島の周り全周に渡って大荒れ&泥濁り。
サーフからメタルジグをフルキャストしてもウネリの頭を越えられず、遙か遠くでウネリの壁に突き刺さるのが見える・・といった状況でした。
一番行きたかった、聖地と呼ばれるポイントには天候のせいで入ることすらできず・・
辛うじて釣りになる内湾や小場所のサーフに的を絞ったもののあえなく撃沈しました。
今回は確実にその時より状況は良いはずだし、何より房総方面のサーフで鍛えたお陰で6年前より確実にスキルアップした状態で臨むことができます。
意気揚々と島に乗り込み、2泊3日で釣りをしてきました。

1日目。
到着。

気になっていた天候はまずまず。
ずっと行ってみたかった、聖地と呼ばれるポイントへ!
しかしこのポイントへの道中がホントに辛い。。
まずは高くそびえる階段。
行きは下るだけなのでもちろんなんてことないんですが・・

帰りの登りがとても辛いです。

そんな階段を抜けてからは、ウェーダーにライジャケというフル装備で砂浜を5km以上歩かなければいけません。

写真の地点までも結構歩きますが、写真右に移る崖を超えても道のり的には半分も行かない感じ。
道中の陸側は崖。



砂で出来た脆い崖で、見ているとパラパラポロポロ・たまにゴロゴロと崩れていっています。
運が悪ければ生き埋めになるのではなかろうか?
恐ろしい。
そして聖地にたどり着くと、半端ではない西風爆風が吹いていました。


体を風上に向けると飛んでくるおびただしい量の砂がバチバチと顔に当たり、とても痛いです。。
翌日以降のために広大なサーフを歩き回り、とりあえず地形のチェックを済ませました。
夕まずめは爆風の中、とりあえず釣りになる場所で頑張りますがあえなく撃沈。

真っ暗なサーフを1時間近く歩いて帰りました。
2日目の朝まづめ。
相変わらず爆風ですが、向きは北に変わりました。
昨日目を付けたポイントで釣りが出来そう!
夜明け前の闇の砂浜をややテンションUPで1時間歩き、聖地にやってきました。
途中には昨日は居なかった先行者が。
声を掛けるとヒデはやしさんとガイド?の地元の方でした。
お二方に状況を聞くと、この1週間は聖地で魚は揚がっていないとのこと。
おお・・マジか~といった感じですが、色々と貴重な情報をいただくことができました。ありがとうございました。
お互い頑張りましょうということで別れ、目を付けていたポイントへ向かいました。
目を付けていたのは、無人島とサーフの間を繋ぐ砂州の上を潮が走っているポイント。
今回同行した友人に聞いていた事前情報では、その砂州の左右から流れがやってきていて砂州の上でぶつかっているはず・・とのことでしたが、今回の流れは一方通行。
そこそこな速さで流れており、感覚的に言えば大潮の下げMAXの荒川よりも断然速い感じです。
その払い出される側で朝まづめを迎えました。
ウネリで巻き上げられた濁りが入っていたので、ヒラメを狙うなら上のレンジを引くのは分が悪いでしょう。
ということで、ロウディー130Fのような潜る系ミノーやボトムスラッシュのようなジグヘッドワーム系を使って底スレスレを狙います。
状況に対してベストな攻めは出来ているという自信があったんですが・・反応は無し。
投げ続けていると、時間による潮位の変化と共に流れの状態が変わり、本流の脇にきれいな反転流が出来はじめました。
そのタイミングで友人にヒット!

きれいなヒラスズキ。目測で65cmくらい?
大きな反転流(直径50mくらい?)の中を表層系ミノー(アストレイア127F)で引いてのヒットでした。
その後は反応無く、2日目の朝まづめが終了。
2日目の夕まづめ。
北の風が強く、聖地は断念して間々下海岸へ。
間々下海岸も相変わらずやや濁っている感じ。朝まづめと変わらずヒラメ狙いで底付近をメインに探るも反応無し。
ぶっ飛び君95Sで表層を引く友人にはイサキがヒット。
そして2日目の夕まづめも、僕には何の反応も無いまま終了。
帰りのフェリーは翌日のお昼前。
これで残すところは朝まづめ1回のみになりました。
なんとか魚を釣りたい。そう考えて、頭の中で色々と策を巡らします。
2日目に見て回った結果、個人的に場所は聖地一択。
理由は魅力的な地形変化&流れと、友人のヒラスズキのヒット条件です。
「本流の脇のボトム」を狙っていた僕ではなく「反転流の中の表層」を狙う友人に食ってきたということは、こちらからは見えなかっただけで、イワシ等の小さめで遊泳力が弱い系の餌が近くに居た・もしくは魚がそういう餌を意識していた可能性が高い・・
実際、ヒラスズキの腹の中からはかなり消化が進んでいたもののキビナゴのような餌が出てきました。
しかし、もしその推測が正しかったとして・・「イワシ系のベイトが居る」という一見最高に見える条件でヒラメが食わないということは、ヒラメ自体が居ないのではないか?
居たとしてもベストだと思ったやり方で反応が無かった以上、自分が食わせられるヒラメでは無いでしょう。
魚を釣ることを第一目的とするなら、レンジ等々の攻め方をヒラスズキ系に全振りした方が確率は高いはず。
そう見込んで、ポイントに持ち込むルアーを半分以上入れ替えました。
そして3日目、最終日の朝まづめ。
北の風は相変わらず強いので聖地の大半のポイントはウネリが大きくて厳しそうな感じですが、やりたいポイントに限っては釣りができる可能性が高いと踏んで聖地へ。
遠い道のりを歩いて前日と同じ流れの払い出し側に陣取り、夜明けを迎えました。

前日と唯一違う条件は、ウネリの大きさ。
反転流が出来ていた辺りは前日はほとんど波が無かったんですが今日はウネリが入り、表層系ミノーを引っ張るのが難しい状況です。

また、時折回り込んでくる風がキャストの邪魔をしてきます。
苦戦しながらキャストを続けていると夜が明け、前日ヒラスズキがヒットした潮位に。
本流の状態も前日のものに近づき、時合が到来していそうな空気感です。

ちなみに撤収しなければならない時間までこの時点で1時間ほどとなっており、この時合が最後のチャンスになりそうな感じ。
連日の聖地巡礼に加え前日も2時間ほどしか寝ておらず疲労もピークに達していますが、ここが勝負どころと頑張ります。
ただ・・前日ヒラスズキがヒットした条件と大きく違うのは、おそらく風とウネリのせいで前日のような大きな反転流がほぼ消されてしまっているということ。
そもそもこんなにうねっていたら、イワシ系のベイトが居たとしても沈んでいるでしょう。
また、ウネリでガチャガチャな中には居ない可能性も高いでしょう。
ということは、「反転流の中にたまるイワシ系ベイトの存在 or その幻影を意識するフィッシュイーターの存在」を前提とした前日のパターンは成立しない可能性が高い・・
この状態でもしフィッシュイーターがこの場所に居たとして、どこに陣取るでしょうか?
ありきたりですが、答えは本流の脇の緩流帯or小さな反転流(直径5mくらい?)でしょう。
この本流の脇の緩流帯or小さな反転流を攻めるのは、なつかしの関門海峡でのシーバス狙いでよくやっていたやり方です。
関門海峡においても、特にベイトが確認できない時はそんなスポットに良くついていたものでした。
こんな感じ。↓
http://www.fimosw.com/u/hiroakiseabass/qdw5yjvxzpkf92
近い攻め方を前日に散々やって無反応を食らっていますが、その前日とは状況も狙いの魚種も違います。
状況にアジャストさせるという点では再度試す価値が十分にあるはず。
それまでは前日の反転流ゾーンに投げ続けていたし、このまま時合の流れが存在する間中ずっとそこに投げ続けていれば食ってくる可能性も否定できませんが・・
狙いを切り替えるなら今この流れが継続している間におこなう必要があるでしょう。
ということでルアーを交換し、本流の脇に狙いを切り替えました。
着水点をずらしながら流れの感じを探り、いい感じの場所に入った3投目・・
いったん本流に着水させたルアーが本流の脇に出てきて、再び本流へ向かう小さい反転流に乗って足元のブレイクライン沿いをゆっくりと泳いでいる時でした。
コン!というバイトのような感触を感じ、聞いてみると重みがあったので合わせるとヒット!
絶対にバラしたくないという緊張感の中で慎重にやり取りしてゲット!

57cmのマダイ。
離島のポテンシャルという点ではそんなに大きく無いサイズなんでしょうが、最終日の終了までラスト1時間の中でゲットできた貴重な1尾。
超うれしい!

ルアーはロックドリフト100F。

流れの中をスローで引いたときの水掴みとアクションレスポンスの良さ、キャスト時の風の中での直進性、この日の大きさのウネリの直下(=ベイトが沈んでいるであろうレンジ)を引けるレンジ設定から選択したミノーです。
そもそも磯で使うミノーで、普段のサーフの釣りにおいて使うことはありませんが、こんな状況もあろうかと前日の夜に予備ルアー達の中から一軍BOXに移しておいた判断が的中でした。
会心の1尾。

そしてそのままタイムアップ。

長い長い帰り道。
前日前々日の敗北の帰り道とは違い、魚を手にしている勝利の帰り道というだけでキツさをあまり感じません。
予定通り昼前のフェリーで島を出ました。

最近は関東での釣りに慣れてきて、良くも悪くも予定調和的な釣り(特にシーバス)が増えていました。
慣れない場所でこんなに考えて本気で釣りをしたのは久しぶりのような気がします。
場所を読み、時合を読み、ベイトを読み、攻め方とルアーを合わせる・・という海のルアーゲームの本来の楽しさ、結果が出ない苦しさと結果が出た時の嬉しさ、それらを自分の中で1から構築する楽しさを久しぶりに味わえた気がして、とても有意義な新島遠征になりました。
最後に・・
新島での経験が少ないのでまだまだ大した事は言えませんが、前回・今回で受けた印象で言えば「新島=パラダイス、簡単に釣れる」というイメージは幻想に近いです。
そんなに甘くないです。
他の離島や東京湾以外でのシーバスゲームにも言えることですが、フィッシュイーターとなる魚は基本「居ない」です。
ベイトが入って爆釣なんて滅多に無いラッキーパンチを除けば、1級のスポットに条件が整った時にのみ入ってくる感じ。
ただ、その一発を引き当てた時のリターンがでかい「時がある」。
それが新島や、離島・地方遠征の醍醐味ですね。
機会があればまた行きたいと思います。

インスタグラムやってます。
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タックル
ロッド・オールウェイク105マルチ
リール・ツインパワーXD 4000XG
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- 2020年3月17日
- コメント(3)
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