検証⑧ロッドのキャストウェイトオーバールアーは投げられるか?

  • ジャンル:釣行記
検証大好きマンです。完全持論なので、読んでくれる方は、温かい気持ちで読んでやってください。
今回は、「MHの竿でバラム300は投げられるか?」という検証をしてきました。
今回これをしたかった理由が2つあります。
1つ目は、群馬の友人と秋のコノシロパターン(かもしれない)東京湾ウェーディングシーバスに行く予定ができたこと。
最近ロックのヒラマサチャレンジばかりしているのでシーバスポイントの状況をまったく把握していませんでした。なので、ルアーの目星が付かない…
以前コノシロうじゃうじゃの状況にも関わらず、自分も周りも釣れず、ルアーを75mmのシンペンに変えたら、まさかのまさか、釣ったことがあります。
コノシロ=デカルアーとも限らない状況もあるのだと…
そもそもコノシロが入っているかすら把握していない。ベイトがわからず状況もわからない。が、チャンスは2晩のみ。
汎用竿をチョイスします。fishmanの「beams710MH」です。汎用竿を使って、フィネスルアーからビッグベイトまでを持ち込んで、ある程度の状況に対応できるようにして臨もうと考えました。
この竿は、表記上はキャストウェイト「8〜55g」となっています。が、結構ムチッとした竿です。軽くはないです。ロッドバランスが良いので、体感は軽いですが、実重は軽くはない方だと思います。
経験上、ムチ竿は折れにくい。ので、多少の無茶が効く。まぁ、MAX55g表記の竿に168g(バラム300)はやりすぎかもしれませんが…笑
2つ目の理由は、fishmanの新製品の動画を見たこと。
僕は結構fishmanファンです。動画もよく見ます。「BC5 87H(cast wt=8〜150g)」という竿が発売されましたが、その竿で「7〜168g」を投げる動画を見たのです。いずれも40m以上飛んでいて、サーフ用シンペンなんかは100mオーバーでした。結構衝撃的でした。
そこで「87Hいいなぁ」という気持ちと「710MHだって負けないわ」という謎の対抗心が出てきたわけです。そこで「710MHでバラム300投げたるわ」となったわけです。

そこでまずはキャスト練習です。近所の川へ行き、710MHにバラム300をセットします。リールはテイルウォークのワイドバサル(スプールブランキング改造済)、PE3号、リーダー20lbです。
まずはアンダーキャストでそーっと投げます。
15mほど飛ばしました。
次はもう少し竿を曲げてキャストします。
20mほど飛びました。
次はいよいよ頭上キャストします。
恐くてフルキャストはできませんが、なんだかんだで25mは飛びます。
そこでふとロッドが折れる原因を思いつきました。
当たり前ですが、
「ロッドの限界以上の力が、限界以上の角度でかかったとき折れる」
ということは極端な話、1°曲げたアジングロッドに1°の方向で10kgの負荷をかけても折れない。
ということは
「どこまで曲げても大丈夫なロッドか」
「どの角度まで曲げて大丈夫なロッドか」
「どこまで負荷をかけて大丈夫なロッドか」
を総合的に判断して、キャストウェイトの限界を算出すればいい(「算出」といえるほど科学的なことをしていませんが…笑)。

次はペンデュラムキャストで、もっと勢い良く振って、もっと竿を曲げてみます。
710MHの曲がり具合と曲がる角度(糸の方向)をよく見ながら、限界(だろうと感じている曲がり角度)を超えないように、でも思い切りキャストします。
イケました…!!35mくらい飛ばせました。
fishmanファンとして言いますが、キャストウェイト詐欺です(良い意味で)。
やはり、
「どこまで曲げても大丈夫なロッドか」
「どの角度まで曲げて大丈夫なロッドか」
「どこまで負荷をかけて大丈夫なロッドか」
の3つを総合的に考えれば、キャストウェイトの表記を無視しても問題なく使うことができると…!
もう少しキャスト練習して、相棒の710MHに限界を「聞いて」、限界値を感覚的に体に覚えこませることができたら、もっと飛距離を出せそうです。
それに、気付いたことですが、ペンデュラムキャストをすれば竿にかかる負荷の方向が、オーバーヘッドキャストよりもマイルドになる。糸の方向と竿の方向の角度がより鈍角になるから(図解参照)。
ペンデュラムで竿が折れづらくなる理由って恐らくこれなんですね。
表記超えキャストはもちろん自己責任ですが、竿のことをより深く知っていく感覚にとらわれて、ワクワクします…!

今回の検証結果
①710MH(cast wt=8〜55g)でバラム300(168g)は、実戦範囲で飛ばせる。
②投げ感が快適かと言われれば、人によっては快適ではない。
③ロッドの
「どこまで曲げても大丈夫なロッドか」
「どの角度まで曲げて大丈夫なロッドか」
「どこまで負荷をかけて大丈夫なロッドか」
を総合的に判断して、その曲げ角度における限界負荷以上曲げなければ、キャストウェイトの表記は無視して良い(個人の見解です)。

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