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▼ 真冬のパターンを探して 〜スズキ君、何処に居るの?〜
どうも。
遅れた正月休みを消化するか否かの間際に、発令された緊急事態宣言により、何処も行けなくなった八方塞がりのネコです。
さて、普段ならこの時期はヒラスズキかサーフィンばかりしておりますが、この時勢では流石に憚られるため、深夜or早朝のシーバスすら行く事も出来ず、今年のパターンが掴めずにいます。
しかし、低水温時であろうとシーバスも生命維持のためには必ず何かしらを捕食しており、それに見合ったパターンが必ずあります。
今回は、マニアックになり過ぎないように、複数回に分けて述べていきます。
大阪湾での12月から1月についてのシーバスの動向
場所にもよりますし、諸説ありますが、早ければ11月頃からシーバス達は産卵を意識し、産卵場所へ移動を開始します。
それまでランカーや70後半クラスが普通に釣れていたのに、見た目の変化は無いのに、ある日突然釣れなくなった事はないでしょうか。
産卵に参加しない若い個体は、それまで居た場所を余り離れませんが、多くのシーバスが産卵場所へと向かうため、一時的に居なくなるのです。
産卵場所の近くでは、今までフッコクラスがアベレージだったのに、逆に大型ばかりが掛かったりするのも同様の理由からです。
私見ではありますが、産卵に出るタイミングとしては、河川では水温が16度以下になる頃合いが目安と感じています。
また、夜が1番長くなる冬至付近には居なくなるように感じます。
港湾部は、付近の工業施設の温排水や、沖合で日光などで暖められた水が干満により入れ替わるため、明確なタイミングが掴みにくいです。
今まで決まった場所で河川部、河口部、港湾部のオカッパリをしていたアングラーには、12月〜1月は厳しいシーズンになるのです。
それでもコンスタントに釣りたいなら…。
私としてはボートに頼るか、産卵場所近くの小磯に行きます。(あくまで大阪湾の事例です)
一説ですが、シーバスは水道と呼ばれる潮流の早い海域で、流れの中で産卵するとされています。
産卵後は、付近に暫く居付き、その場所に居るベイトを捕食し、ある程度体力が回復してから元々居た河川に帰ると考えられています。
先述したように、磯は常に小魚等のシーバスのエサになるものが居るため、産卵後の個体を狙うにはベストポイントでしょう。
しかし、小磯でも磯は磯。
海藻や藻類で滑らないためにも専用の靴、落水しても溺れない服装、ロングロッド等、普段のシーバスタックルでは通用しないため、持っていないアングラーには勧められません。
また、ネックなのが、近年の水温上昇に伴い、ベイトが奥湾の少し沖から抜けきれず、ウロウロしている場所があります。(私のホームではそんな感じで、ボートでベイトの群れを探し、2時間で30本の釣果が上がった日もあると聞きます。)
そのため、岸から釣るのを諦め、確実に居るポイントに連れて行ってもらって釣るのも一つの手段です。
もしくは…
何年もポイントに通い、僅かな変化に気づけるアングラーなら、数日間の天候、気温、ベイトの入るタイミングを熟知していれば、釣る事は出来るのです。
プロやいつも釣っている人は、目に見えない、形に残らない努力をし続け、安定した釣果を得ていると言えます。
- 2021年1月31日
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