【JERK・STRIKE2】難しさ

これが精一杯。ジャークでやっと捻り出した一匹。

一緒にやっていたさかなや君はイマイチ飛距離が出ていない。
ロッドもリールも新調して、自分も一緒に見に行っていた。
最終的に大手二社メーカーのどちらのリールにするか悩み、同じくらいの重さでも重心が後ろになるシマノを選択。
良いバランスになっている筈だが、ロッドなりのキャストになっておらず苦戦。

そういえば自分も日中に清水のケンモチ釣具へ。
オリムピック贔屓の店長さんが清水の豊富なターゲットに合わせたタックルやルアーを置いているお店。
自分も清水の釣りの話を聞きながらついつい気になっていたロッドを触ってしまい、、、。

正直、最初は100gは最低無いとキツいな、と思っていた。ブランク部分が軽くなるとどうしてもバランスが取れない。
それでもグリップの短さでバランスをカバーしている訳だけど、グリップが短くなればキャストに影響が出る。最低肘の長さくらいは欲しくところ。
まぁ、そもそもこの長さでシーバスをガチで狙う事自体が間違いか。

それでも浸かればこのグリップの短さが取り回しを良くしてくれるだろうと思ったが、いざ振ってみるとまぁ、、、振り易い。

軽さについてはバランスが取れていればどのロッドも軽くは感じる。だが実際の重さはジャークを多用する自分には武器だと感じた。

ロッドとリールを合わせて２７３ｇ、、、。

まぁ、なんだか、、、である。

話を戻すが、さかなや君のキャストを見ていて色々と気になる事を伝えた。
それでも苦戦しているので実際に見せると、、、スポっ！

スポ？

抜けたぁ！！！

ティップを見ると、、、短くなってる、、、。

も、すぐにピン！と来た。

「お前のキャストには寧ろ良いんじゃね？」

が、さかな屋君は疑心暗鬼。そりゃそうだよな。笑

まぁ、とりえずこのままトップガイドを付けよう、と。そして良ければバランスを見てグリップを換えるなり、切るなりしよう、と。
そしてさかなや君が仕事終わりにガイドを付けて釣りに行った。

夕方、鱸をネットに入れてから逃がす。

入れてから逃がす？笑

自分は仕事なので電話連絡して気になって仕方ないんだが、さかなや君はピンと来ていない様子。

なんでや？？？笑

とにかく見て下さい、と。

自分も仕事が終わってから合流。竿を持つと、、、一目瞭然の良さ。
なんでこれが分からんのだ？

自分もニューロッドを試したいので一カ所撃ちに。本当は次の日の朝に遊びたかったのだが、とにかく時間は無いけど竿を曲げたかった。

二人で撃ち始める。状況は良くなさそう。それでもさかなや君も飛距離が伸びた！
そして二人で撃っていた４０ｍほど先で一回ボイル。

そうなんだよ、、、二人でしっかりとやってるとこうなるんだよ、、、。ヨッシーとやっててもちゃんとこうなる。そういえば二人目が産まれて大変だろうが、、、。

まぁ、とにかくボイル。居ないと言い訳の出来ない状況。
いや、むしろ二人で寄せたけどね。
いつもの小難しい事をしてやっとヒット。

汽水組は釣りに来たら魚を出してナンボ。

抜きでドン！

吸い付く感覚。初っ端から太く、強い鱸が遊んでくれた。

６５センチ。自分の竿もだいぶキてたんだな、と。

ジャークをした時にピタッとロッドが収まる。４０ｍ先のルアーも気持ち良く動かせ、そのバイトもしっかりと伝えてくれる。

楽しいロッドだ。少し釣りをこの竿なりに変えてみようかと思う。
ボックスの中身を変えないとなぁ、、、。

一匹の価値。

「５時間掛けてやっと釣れました。」

って書けるソル友さん。正直、負けた、、、と。

一匹出す事の難しさを知っている、一匹の価値を知っている。

「自分、この河川一匹も釣れないんですよ、、、」

と聞いた瞬間に「この人は上手い」と感じた。

テスターはってた人間がそう言うんだ、そうなんだろうよ。だけど釣るってことはたまに節々に出る。

「俺たちみたいなボコボコに釣る人間は、、、」

あぁ、言っちゃった。笑

既に書いた事なんだけど、釣りはある一定のレベルに達したら他の釣りに対してはリスペクトしかない。
認められないって事はそういう事。
何だかんだあろうが、釣り自体はリスペクトの対象でしかない。

鱸という魚を見くびっちゃあいけないねぇ、、、。

難しいし、付き合いの良い魚だし、俺もソル友さんも、最終的には魚に聞いてみるしかないよ、と。

だから楽しい。

少し寝坊して、ベンドカーブを確かめに。

ロッドを曲げて、継ぎ目を感じさせない曲がりに満足。

このロッドなりの釣りで楽しめそうだ。色々と他の魚も狙いたくなった。

さてさて、次はどんな出し方をしようかな、、、。