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▼ 西方見分録 番外編 見島1
- ジャンル:釣行記
- (遠征)
功山寺で旅を終えた私はその後どうするか考えた。
次のおがさわら丸の出港まで一週間もある。
当初、博多までいって旨いものを食おうと思っていたのだが、これまで歩いてきて途中、途中で見える磯がずっと気になっていたこともあり、下関に入った時には釣りをする方向に気持ちが傾いていた。
これからは自らに課した歩きという縛りもなくなり、持ち物も多くもてるので母島に帰る前に一丁磯での釣りをしていこう!
最後まで気持ちが揺れていたが最終的には磯釣りプランに決定。
下関のポイントとプロショップシャークという店でロッド、ライジャケ、スパイクシューズ、予備ライン、ルアー5個、フィッシュグリップを購入。
総額5万円也…。
リール以外は全部新装備だが、ライジャケとシューズは大物釣りに流用できるので、あまり無駄遣いした感じはしない。
というかそう考えて自分を欺かないとやるせない。
と、いうわけで凄い大荷物になってしまった。
すれ違う人々からの好奇の目が痛い。
今回向かうポイントは山口県萩沖の見島という離島。
クロマグロ釣りで有名だが、今回の狙いはヒラスズキ。
ヒラスズキ釣場としてはかなり北方に位置しているが対馬海流の影響で水温が高いからか、いないことはないらしい。
もともと萩からの高速バスで東京まで帰る予定だったのと、島で知り合った大物釣師Tさんとの電話中にこの島の話題が出たのがここにポイントを決定した理由だった。
下関から電車とバスを上手い具合に乗り継げて、歩き旅を終えた15日中に見島に入ることが出来た。
島に到着したのは午後5時過ぎ。
その晩はテント泊しようと思っていたが、フェリーで酔ったので宿を探すことにした。
そしてたどり着いた赤崎旅館という宿。
こんな遅い時間に泊めてくれといっても断られるかもしれないが、ダメもとで交渉すると怒られたが無事泊めさせてもらえることになった。
東京で予定があるので釣りができるのは3日間。
小さい島なのでこれだけ時間があれば十分だ。
あとは波が出るかどうかだが、今回のフィールドは冬の日本海。
荒れすぎの心配をしたほうがいいかもしれない。
12/16
6時に朝食をとり、ゆっくり釣りの準備をする。
朝マズメは逃すがどうせ入磯経路を探すところから始めなければならないので、焦って暗いうちから行動するより明るくなってからの方が何かと都合がよい。
見島の海岸はその殆どがゴロタ浜で、一度海に出ればかなり広くポイントを探索できる。
予報によると今回の遠征中はずっと西風。島の西側にはこれといった磯はないので今回の釣りはゴロタを攻めることになりそうだ。
農道から海が見えたので藪こぎして海岸まで出る。
薔薇が多く、レインコートには無数の穴が空いたに違いない。
高額なゴアテックスのレインコートだがもう10年以上前に購入したものなのであまり惜しくもない。
当日は凪ぎの予報だったが、風が強く吹いており、沖では兎がはねている。
磯で釣るには若干波不足位の波高だが、浅場のゴロタならヒラスズキは出ないこともないだろう。
海岸を北上しながらFミノーでサラシの出ている場所を次々に撃っていく。
そのうち、サラシに入る前の沖でヒット。
高速でラインが出ていく。間違いなくヒラスズキではない。
ラインは相変わらずPE1号。
水深は1~2mほどで所々で水中から岩が頭を出すゴロタ場でのファイト。
こんな浅場で青物がくってくるのだろうか?
そんな疑問を感じながらファイトしていく。
ラインは出されるだけで全然回収できず最終的にラインブレイク。
またか。
今回の遠征はこんなのばかりだ。
流石に嫌気が差してくる。
80cm位のヒラスズキで十分だから、頼むから他の魚は掛からないでくれ!
その後、歩を進めていった先のポイントで、沖の岩場に波がぶつかって出来るサラシを攻めるとまたヒット。
今度の魚は走らない。
そのうちバシャバシャとエラアライを繰り出した。
ヒラスズキだ!
危なげないファイトで、波に魚体をのせてランディング。
よし!!
魚の長さは60cmくらいだが、デップリ太り、シルバーで鱗の大きな魚体が最高に格好いい。
大金を使ってわざわざ装備をそろえてよかった!
磯ヒラスズキにはそれだけの価値がある。
早々にヒラスズキがつれて上機嫌になったところで、それに水を差すかのように今度は小磯になっている場所でアイツが掛かった。
ヒットしたと同時に高速でラインがでていく。
しかし今度はすぐ止まった。
重いが寄らないことはない。
足下まで寄せたところで水中に魚影が見えた。
魚種までは分からなかったが、大きさは先程のヒラスズキより一回り大きい。
今回はキャッチ出来そうだ!
魚影がみえたことでそう思ったが、磯際を嫌がった魚は沖の根に向かってふたたびはしりだす。
魚が根に到達すると生体反応は無くなり、根掛かりに化けてしまった。
クソー!
またやられた!!
いったいなんなんだ。
っていうかこの調子だとルアーの残弾数がヤバい。
全くいまいましい。
その後しばらくあたりが途絶える。
先を見渡しても有望そうなポイントはない。
そろそろ昼だし、これから雨の予報なのでもうこの日は終了にしよう。
そんなことを考えながら小岩が作るショボいサラシを攻めていると本日三回目となる"アレ"がヒット。
また来やがった!
今回も割りとすぐ止まったが、この周辺には水中から頭を出している岩が無数にある。
そのうちの一つの岩の裏側に魚が回ってしまった。
最早絶体絶命かと思われたが、岩の表面に付着する海藻のおかげか引き摺られても中々ラインは切れない。
そのうちラインが岩から外れた。運が良い。
そうこうしているうちに魚が波うち際まできた。
竿を煽って浮かすと魚体がみえる。
ヒラマサ!
"アレ"の正体はやはりヒラマサだった。
陸にいくのを嫌がるヒラマサは沖に向けダッシュ。
クソー!
さっきからバカにしやがって!
今回は絶対に獲ってやる!!
が、いくら気合いをいれてもラインが太くなるわけではないのでドラグが強くかけられないのをいいことにヒラマサは右へ左へ走りまくり、波うち際まで寄せてもすぐに離れていく。
それでもヒラマサの持久力は無限ではないのでそのうち抵抗しなくなった。
魚を波にのせて寄せると引き波の後、魚は岩の間に挟まって取り残された。
急いでかけより尻尾を掴んでランディング。
ついに見島のヒラマサに勝った!!
魚のサイズは目方だが、80cm、4kgといったところ。
良いファイトだった。
運が味方してくれた。
これで満足したのでこの日の釣行は終了。
残るルアーは三個。
明日ルアーが全部無くなったら明後日は島内観光かな…。





次のおがさわら丸の出港まで一週間もある。
当初、博多までいって旨いものを食おうと思っていたのだが、これまで歩いてきて途中、途中で見える磯がずっと気になっていたこともあり、下関に入った時には釣りをする方向に気持ちが傾いていた。
これからは自らに課した歩きという縛りもなくなり、持ち物も多くもてるので母島に帰る前に一丁磯での釣りをしていこう!
最後まで気持ちが揺れていたが最終的には磯釣りプランに決定。
下関のポイントとプロショップシャークという店でロッド、ライジャケ、スパイクシューズ、予備ライン、ルアー5個、フィッシュグリップを購入。
総額5万円也…。
リール以外は全部新装備だが、ライジャケとシューズは大物釣りに流用できるので、あまり無駄遣いした感じはしない。
というかそう考えて自分を欺かないとやるせない。
と、いうわけで凄い大荷物になってしまった。
すれ違う人々からの好奇の目が痛い。
今回向かうポイントは山口県萩沖の見島という離島。
クロマグロ釣りで有名だが、今回の狙いはヒラスズキ。
ヒラスズキ釣場としてはかなり北方に位置しているが対馬海流の影響で水温が高いからか、いないことはないらしい。
もともと萩からの高速バスで東京まで帰る予定だったのと、島で知り合った大物釣師Tさんとの電話中にこの島の話題が出たのがここにポイントを決定した理由だった。
下関から電車とバスを上手い具合に乗り継げて、歩き旅を終えた15日中に見島に入ることが出来た。
島に到着したのは午後5時過ぎ。
その晩はテント泊しようと思っていたが、フェリーで酔ったので宿を探すことにした。
そしてたどり着いた赤崎旅館という宿。
こんな遅い時間に泊めてくれといっても断られるかもしれないが、ダメもとで交渉すると怒られたが無事泊めさせてもらえることになった。
東京で予定があるので釣りができるのは3日間。
小さい島なのでこれだけ時間があれば十分だ。
あとは波が出るかどうかだが、今回のフィールドは冬の日本海。
荒れすぎの心配をしたほうがいいかもしれない。
12/16
6時に朝食をとり、ゆっくり釣りの準備をする。
朝マズメは逃すがどうせ入磯経路を探すところから始めなければならないので、焦って暗いうちから行動するより明るくなってからの方が何かと都合がよい。
見島の海岸はその殆どがゴロタ浜で、一度海に出ればかなり広くポイントを探索できる。
予報によると今回の遠征中はずっと西風。島の西側にはこれといった磯はないので今回の釣りはゴロタを攻めることになりそうだ。
農道から海が見えたので藪こぎして海岸まで出る。
薔薇が多く、レインコートには無数の穴が空いたに違いない。
高額なゴアテックスのレインコートだがもう10年以上前に購入したものなのであまり惜しくもない。
当日は凪ぎの予報だったが、風が強く吹いており、沖では兎がはねている。
磯で釣るには若干波不足位の波高だが、浅場のゴロタならヒラスズキは出ないこともないだろう。
海岸を北上しながらFミノーでサラシの出ている場所を次々に撃っていく。
そのうち、サラシに入る前の沖でヒット。
高速でラインが出ていく。間違いなくヒラスズキではない。
ラインは相変わらずPE1号。
水深は1~2mほどで所々で水中から岩が頭を出すゴロタ場でのファイト。
こんな浅場で青物がくってくるのだろうか?
そんな疑問を感じながらファイトしていく。
ラインは出されるだけで全然回収できず最終的にラインブレイク。
またか。
今回の遠征はこんなのばかりだ。
流石に嫌気が差してくる。
80cm位のヒラスズキで十分だから、頼むから他の魚は掛からないでくれ!
その後、歩を進めていった先のポイントで、沖の岩場に波がぶつかって出来るサラシを攻めるとまたヒット。
今度の魚は走らない。
そのうちバシャバシャとエラアライを繰り出した。
ヒラスズキだ!
危なげないファイトで、波に魚体をのせてランディング。
よし!!
魚の長さは60cmくらいだが、デップリ太り、シルバーで鱗の大きな魚体が最高に格好いい。
大金を使ってわざわざ装備をそろえてよかった!
磯ヒラスズキにはそれだけの価値がある。
早々にヒラスズキがつれて上機嫌になったところで、それに水を差すかのように今度は小磯になっている場所でアイツが掛かった。
ヒットしたと同時に高速でラインがでていく。
しかし今度はすぐ止まった。
重いが寄らないことはない。
足下まで寄せたところで水中に魚影が見えた。
魚種までは分からなかったが、大きさは先程のヒラスズキより一回り大きい。
今回はキャッチ出来そうだ!
魚影がみえたことでそう思ったが、磯際を嫌がった魚は沖の根に向かってふたたびはしりだす。
魚が根に到達すると生体反応は無くなり、根掛かりに化けてしまった。
クソー!
またやられた!!
いったいなんなんだ。
っていうかこの調子だとルアーの残弾数がヤバい。
全くいまいましい。
その後しばらくあたりが途絶える。
先を見渡しても有望そうなポイントはない。
そろそろ昼だし、これから雨の予報なのでもうこの日は終了にしよう。
そんなことを考えながら小岩が作るショボいサラシを攻めていると本日三回目となる"アレ"がヒット。
また来やがった!
今回も割りとすぐ止まったが、この周辺には水中から頭を出している岩が無数にある。
そのうちの一つの岩の裏側に魚が回ってしまった。
最早絶体絶命かと思われたが、岩の表面に付着する海藻のおかげか引き摺られても中々ラインは切れない。
そのうちラインが岩から外れた。運が良い。
そうこうしているうちに魚が波うち際まできた。
竿を煽って浮かすと魚体がみえる。
ヒラマサ!
"アレ"の正体はやはりヒラマサだった。
陸にいくのを嫌がるヒラマサは沖に向けダッシュ。
クソー!
さっきからバカにしやがって!
今回は絶対に獲ってやる!!
が、いくら気合いをいれてもラインが太くなるわけではないのでドラグが強くかけられないのをいいことにヒラマサは右へ左へ走りまくり、波うち際まで寄せてもすぐに離れていく。
それでもヒラマサの持久力は無限ではないのでそのうち抵抗しなくなった。
魚を波にのせて寄せると引き波の後、魚は岩の間に挟まって取り残された。
急いでかけより尻尾を掴んでランディング。
ついに見島のヒラマサに勝った!!
魚のサイズは目方だが、80cm、4kgといったところ。
良いファイトだった。
運が味方してくれた。
これで満足したのでこの日の釣行は終了。
残るルアーは三個。
明日ルアーが全部無くなったら明後日は島内観光かな…。





- 2018年12月20日
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