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地磯 ロウニンアジ 2021-2

  • ジャンル:釣行記
  • (GT)
今年は磯が不調だ。
特に水深のある磯に魚の回遊が少ないように感じる。

一昨年まで、底が見えるようなシャローエリアの磯はどうせ掛かっても切られるだろうと思い忌避していた。
私はとにかくケチな性分なので、ラインブレイクで魚にルアーを持っていかれたくないのだ。そのため、釣り座も常にヒット率よりキャッチ率の高くなる立ち位置に優先して入るようにしている。

だが昨年、ある釣師が浅場でもGTをあげられることを実証してくれた。
私も真似をしてそこで釣りをして、実際に魚を釣り上げたわけだが、今のところ大物は4ヒット3キャッチとなかなかの高確率。
どうやら浅場内で終始ファイトしていればそれほどラインブレイクというのはしないようなのだ。これは目からウロコだった。
危険なのは浅瀬と深場の境で、「浅場=ラインブレイク」というような単純なものではなかったのだ。

今まではこの「浅場=ラインブレイク」という先入観に囚われていたので、自分で勝手にポイントを狭めていた。

自分の経験や過去に縛られてはいけない。
釣りに限らず、どんなことでもある程度経験を積んでいくと柔軟な発想力というのは必ず消え去っていく。
戒めなければならない。
新しいものを取り入れる勇気を持って、視線は常に次の魚を見据えていなければならない。



5/31
仕事後、夕マズメの地磯へ。
シャローエリア。昨年までは忌避していたポイントだ。
小雨。波が少々高く、時折足場まで波が這い上がってくる。
大型ペンシルで沖を狙うも、一度チェイスがあったのみ。

曇天時は夜の帳が下りるのが早い。
6時を過ぎたあたりからあたりはもう暗くなりはじめた。

「最後にミノーで締めて帰ろう。」

そう思いミノーをキャストしていると、磯の間近まできていたミノーが突如視界から消えた。同時に体のバランスが崩されるほど強烈な突っ込み。

ドラグ値が低いので竿は立てられるが、合わせる暇はない。
魚は力強い引きで真っ直ぐ沖へと向かっていたが、すぐに速度を緩めた。

「止まるか?」

そう思った矢先にセカンドラン。

磯から40m程沖には激しい落差の落ち込みがある。ここまで魚に到達されると即ラインブレイクとまではいかないが、切られる確率は飛躍的に増加する。

落ち込みまで行かせたくはないが、魚はもう到達間近な位置にいる。
ファーストランは比較的早く終わったので、この魚は走りにトルクがあるが長距離走は苦手なのかもしれない。
セカンドランは強くプレッシャーをかければ抑え込めるはず。

勝負に出る。

リールスプールを掴む。
魚は落ち込みの真上あたりで動きを止めた。

「やった!!」

一気に寄せに入る。
魚は徐々に左に向かっていっているが、浅瀬内に留まっていれば何ら問題はない。
「この魚、獲れるぞ!!」

そう確信したが、甘くはなかった。

走りを止められた魚はまだ余力を残していたのだ。

足下まできて、魚は磯の下へ潜るように突っ込みはじめた。

ここは竿を立てて魚と我慢比べだ。伸されたらこちらの負け。引き波が強いので、これにのられると非常にキツイ。

根負けした魚が遂に浮いてきた。
GT!!
15kgほどだが、白銀に輝く美しい魚体が波間に煌めいている。

大波を利用して磯上まで上げようと試みるも、こういう時に限って中途半端な波しかこない。

何度か引き上げに挑戦したところ、魚が磯に頭だけ乗っているが、体は磯際のどこかに引っ掛かって止まってる状態で停滞してしまった。
ラインのテンションをかけていればこの状態を保持できるが、抜いた瞬間魚は海へと戻っていくだろう。

魚へのダメージを考慮するとギャフは使用したくないし、ギャフのある場所まで微妙に距離があるので、そこまで行くのがそもそも難しい。

となるとハンドランディング。
だが、竿が長過ぎてすんでのところでリーダーが掴めない。

こうなったらラインテンションを保ちつつ、竿とラインを手繰っていくしかない。

竿とラインを直線にして手繰っていくと、後方でリールがガリガリと擦れる感触が伝わってきたが、もうこればかりはどうしようもない。名誉の負傷と思いたい。

ラインを手繰って遂にGTに手が届く場所まできた。下顎を掴んで魚を引き上げる。

「終わった…。」

息は絶え絶え。シャツは汗でびちゃびちゃ。
魚も私も満身創痍といった感じ。
だが、会心のファイトが出来たので満足だった。今年一番嬉しい魚かもしれない。

何枚か写真撮影をしてすぐにリリース。
GTは元気に海に戻ってくれた。





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