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カーディフストリームリミテッドS54UL感想と親指

カーディフSL B64Lが思いのほかよかったので、トラウト竿で持っていなかった渓流用のスピニング番手として、昨年S54ULを買っていて、今シーズンに入って本格的に使ってみたので、感想を書いておきます。図らずともトルザイトリング時代で手に入っていました。
尚、そもそもいままで渓流用の5ft台はレイズのベイトしか使っておらず、またスピニングに関してはレイズの63Lを使っていたので、近い番手を使った経験がなく、何かと比較したりはできていません。
まず一番最初の印象というか、これは通販で見ずに買って、買った後に比較した結果ですが、素振りした感じでカーディフネイティブスペシャルと比べてすぐわかるのは、NSはベリーから上が若干力なく振れるということ。それに比べてSLの方が、ベリーから下と上がつながりよく振れている印象があります。いつも気にしていることですが、これは自分が触ったことのあるシマノロッドによくある現象で、素振りの時にベリーから上が若干力なく独立して振れている印象を持つ竿はキャストするときにバットまで入りにくい印象があり、若干飛距離を出しづらいです。(NSのB83MLやエクスB86Mがこの印象です)結果バットまで入ればいいですが、キャストの癖や力の入れ方によってバットまで入りにくいことがあるのです。それでもベリーから上で投げれてしまっているので、”なぜか飛ばない”状態に陥りやすいです。
そういう意味で、SLの”素振り感”は合格だと思います。テンリュウやヤマガ、Gクラなどは3万円台の手頃な価格でもこういったテーパーなのですが。
実際にキャストした場合については、じゃあ竿先だけで投げるには投げづらいのか?という話になってきますが、そんなことはなく、フリップで投げた場合でも目の前で竿が”つ”の字に入るので低弾道で問題なく投げられます。大体身長170㎝くらいの私が膝の高さまでウエーディングした状態でフリップキャスト(斜め気味でなく、真下に振り下げています)ができるくらいには問題なく曲がって投げられます。
サイドハンド、オーバーヘッドはくくってしまいますが、投げやすさを評価するに、”オーバーヘッドで低弾道でちゃんと投げられるのか?”というのが投げやすさの指標として妥当かなと最近気が付いたので、これに関してで言うと、こちらも全く問題なく低弾道でオーバーヘッドを投げられます。大体自分の頭を超えないくらいまで竿を振り上げてそこから頭の高さの水平弾道で投げれています。しっかり曲がらない場合は水平弾道に投げることは不可能ですので、こちらもキャストするときに”しっかり曲がる”という評価として妥当だと思います。またこれら二つのキャストは、4g台のDコン50、3g前半のスカリゴースト、2g台のパニッシュ55Fやスプーンでできているので、ルアーの重さがなくっても少なくとも表記範囲内なら大丈夫です。1g台はまだ使う機会がないです。
そんな理由から、素振りしたときに若干の張り感があることに対して、少し投げるのに不自由するんではないのか?という不安は捨ててもらって大丈夫だと思います。
当然、ティップ先からバットまでの荷重の移行もしやすく、ベリーから上が振れる竿と違い、キャスト時にしっかりバット付近まで入るのでオーバーヘッドなどでも気持ちよく飛距離が飛んでくれます。もちろん、グリップが短いのでダブルハンドでは投げられませんが、ダブルハンドで投げる場面はないと思います。
ルアーの操作感に関しても多少張りがあるのでミノーを動かし易いです。指先で操作していても竿先あたりでしっかり仕事をしているのでトゥイッチの強弱もつけれらます。このあたりは比較対象がないというかミノーのトゥイッチをあまりやってこなかったのでこれがいいかどうかは不明ですが、不自由はないです。
パワーに関しては、基本狙う魚が魚なのでなんでもいいと思いますが、規格外の魚などを管釣りやニゴイで試してみてみたいですがまだやっていないです。
結論、カーディフストリームリミテッドS54ULは買いだと思いますが、一応そのうちレイズスペクトラあたりを買えたら比較してみたい気もしますが、そろそろモデルが古くなってきたのでいきなりモデルチェンジされたら困るので少し様子見中です。

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また今回初めてスピニングでショートキャスト中心、ワンハンドでやったわけですが…、レイズ63Lを使っていた時は比較的遠投が中心で尚且つスプーンでもミノーでも流れに乗せるドリフトやスイングが中心でした。結果いろいろ初めてな訳でしたが今回キャストも練習しながらやる中で、親指の大事さを再認識した気がします。
村田基の”うしろに振ります、離せば前に飛びます”という有名な動画がありますが、いつも思うのは説明が不十分すぎるなということです。
特に、”後ろに振ります”はルアーを後ろに振る、ルアーから手元までが一繋ぎの状態で後ろに振るが重要で、何も考えずに後ろに振ると竿が後ろに振れた状態から少し遅れてルアーが来るとルアーの重りと竿を後ろに振った慣性がシンクロしないから重さも乗らない、ルアーも暴れる。
離すと前に飛びますの前に、竿を止める動作がいる訳ですが、こちらについては親指が重要だと思います。親指でリールシート上をきちんと受け止める形で竿を止めるということを意識せず、手の握力でギュッと止めると竿先がブレる。ブレるのでルアーが暴れて安定しないという状況になるわけです。親指で竿を受けて止めて保持すると、竿のぶれがなくなります。手首~腕はまっすぐ保持するのは容易ですが、手のひらの中で竿に入力する際に極力いろいろな方向から力を入れないようにとすると、手首からまっすぐ伸びた親指だけで竿を保持するのが安定します。そして、保持に使った親指から竿全体を押し返してやる意識で親指に力を入れれば竿は曲がってくれます。ただ押し返すという意識に持ってかれて前に振ってはいけません。竿先周りがルアーという壁に突き刺さっているという感覚で親指でバット近辺だけを縦に引くというイメージですが、イメージは人それぞれなんであまり言及しない方がいいかと思います。リリース後は、手の力をフリーにして竿が行きたい方向なりに惰性で走らせれば終わりです。

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