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▼ 筑後川清流鱸 鱸は何処にいるのか?
- ジャンル:釣行記
- (筑後川 有明鱸 釣行, BlueBlue, 清流鱸探求)
毎年、初夏になるとこのフィールドである清流域の鱸密度は上がり、最盛期を迎える。
鱸は海の魚と言われるが、清流鱸に関しては、概ね4月から10月下旬まで約半年を河川の清流域で過ごす。
早春や真冬でも、感潮域、(感潮域とは潮汐の影響を受ける河川の下流域の事)にその姿を見る事ができる。
つまり周年、川に居るのであるが、それでも海の魚と言われる。
海から来た魚である事に違いは無いけれど、川に居る期間を考えてみれば川の魚であると言えるだろう。
海でも川でもそうだけど鱸は流れに付く、もっと言えば流れを選んでそこに付く。本流の釣りで大切な事は魚の動くタイミングを知る事、付き場を知る事、そして通り道を知る事である。
常に同じポイントにいる訳では無く、日中は深瀬やトロ場の障害物周りに付いている鱸が降雨や水温や餌となる小魚の関係で移動をする。
その移動に合わせて釣りを組み立てて行くのがこの釣りの基本である。
多くの釣り人は一つ付き場を見つけるとそこばかりに執着して、何度も何度も通い詰める、もちろんそれが悪い事では無いけれど、良いタイミングに同じ場所ばかり入るという事は、他の場所で結果が出るタイミングを逃している事と同じである。
その日最低でも10箇所、多いときは20箇所くらいから条件を絞り出して行くと必然的に何処で勝負をするべきか?が見えてくる。
この条件でこの場所に付く。
それがわかるように成るまで、川に通う意外の方法は無い。
釣りに近道など存在するはずも無く、小さな事の積み重ねだけが唯一の道だと信じて行く。
誰か釣れた人の真似ではなく、誰もした事が無い自分だけの釣りを。
僕が求めている世界は小さな積み重ねの先にある大きな自由。
釣りは自由であるべき。
釣るのも釣らないのも自由だが釣れないのは不自由。
釣れないのなら、釣れるまで続ける意外の方法は無い。
筑後川清流域に関して言えば、まだ手付かずの本流、過去の不確かな少ない情報を元に、信念だけで清流域に向かい鱸を釣り上げたのは3年前。
それから多くの人がこのフィールドで清流鱸をキャッチしている。

僕の選択肢としては、この情報を一切公開せずに淡々釣るという事もできたが、それをしなかった。釣れない居ないと言われる魚を釣るためにどんな手法でアプローチして行けば良いのかを多くの人に伝えたいと願ったからである。
清流鱸が釣れる以前、僕の過去のログを見てみると。
このログが原点(6年近く前のログ。この時点で鱸を意識し始めている)
http://4551433.blog37.fc2.com/category22-1.html
そしてここが始点(下流域の釣りに見切りを付け始めた時期)
http://www.fimosw.com/u/toyosikigijielab/efemqbdxszf2g2
いずれにしても6年前に鱸をこの清流域フィールドで狙うアングラーは皆無だった、実績0本。噂で聞くのはブラックバスの外道で釣れたという程度。釣具屋に聞いても、地元のシーバスアングラーに聞いてもそんな状況の中で、その広大な河原に踏み込み、挑戦を続けた。
現在は沢山の付き場を把握しているから、この時期ならば釣る事には困らない。
後付に聞こえるかもしれないが結論、釣ろうと思えば誰も成し遂げていない事も出来ると言う事。
そして、先日の夜仕事終わりの時間から1時間の勝負。
激しい横風の吹く中、単独の釣り。
大風の日は水面が波立つので少し魚の警戒心は薄れる。
先日から狙いを決めている流れがある、手前の流れが強すぎて良い場所をきれいに流せないので苦戦している。苦戦ながらもキャッチは出来ているのだが、理想的な角度で流して釣りたい。
何時もよりタイトにアプローチして接近戦で挑む。
ポイントまでは15m、第1投を丁寧に打ち込む。
敢えてBlooowin!140Sのウエイトを移動させずに漂うように。
狙った場所で反応が出ない・・・・
そのまま流れの一番速いところで突然引っ手繰られる。
強く締めこんだドラグからはラインが出る事はほぼ無いのだが、それでも流れに乗った瞬間にはジリッ、ジリッと引き伸ばされる。
慎重に大胆に正確に。
そして、足元で鱸は横になる。
そしてポケットからカメラを取り出し撮影をする。

コンディションの良い清流鱸。
釣って面白いのはこのサイズ。

ボディに鏤められた黒点が美しい。そしてこの体高がパワーを生む。

暗闇の川に帰ってゆく姿は何度みても良いものだ。
同じラインの少し奥へフェイムを流し込むとギュンッときたのは80超え。
世間ではランカーと呼ぶけれど、僕にとっては同じ清流鱸。

その瞳の群青色は夜空の色。
この鱸がくれたのは再現性、そして動きの少ないルアーの可能性を少し見せてくれた。
清流の鱸は綺麗な魚に見える。

そして釣るだけでは無く、きちんとリリースするまでが釣り。
タイムリミットまであと10分。
スネコン130Sを流れの芯を狙うべく流し込む。
スネコンは流れの中でS字スラロームの起動を発生する。
ただ速い流れでは少し横スライドが入る、メリットは集魚性。
デメリットは鱸にとってイレギュラーな動きと成るため、誤爆が頻繁に発生する。
誤爆とは爆撃機が空爆をするとき座標点を誤って違う場所に落としてしまう事だけど、スネコンでは鱸もルアーが無いところにバシュ!って良く出る。後ろとか横とかにとにかく良く出る。
誤爆を防ぐには予想外の動きを抑えるしかない。
大きくS字で魚に反応をさせてから、S字を少し殺して安定させ。
バイトゾーンに送りこむ。
どうやら清流域でのスネコンのキモはここにある様だ。
瀬の中で動きを抑えた瞬間にヒットした!
グットコンディションで力強いファイトを見せてくれた。

丸鱸でも平鱸でも大陸鱸でもなく、筑後川の有明鱸。
そして清流域で磨かれた清流の有明鱸。

初夏はベストシーズンである事は間違いない。
それでも釣れない人も、釣れる人もいる。
通い続ける事で見える世界を楽しんで行きたい。
全国の清流域に鱸の可能性があると言う事。
潮止めの河口堰や構造物に惑わされる事無く、チャレンジする事に意味があるという事を多くの人に伝えたい。
鱸は海の魚と言われるが、清流鱸に関しては、概ね4月から10月下旬まで約半年を河川の清流域で過ごす。
早春や真冬でも、感潮域、(感潮域とは潮汐の影響を受ける河川の下流域の事)にその姿を見る事ができる。
つまり周年、川に居るのであるが、それでも海の魚と言われる。
海から来た魚である事に違いは無いけれど、川に居る期間を考えてみれば川の魚であると言えるだろう。
海でも川でもそうだけど鱸は流れに付く、もっと言えば流れを選んでそこに付く。本流の釣りで大切な事は魚の動くタイミングを知る事、付き場を知る事、そして通り道を知る事である。
常に同じポイントにいる訳では無く、日中は深瀬やトロ場の障害物周りに付いている鱸が降雨や水温や餌となる小魚の関係で移動をする。
その移動に合わせて釣りを組み立てて行くのがこの釣りの基本である。
多くの釣り人は一つ付き場を見つけるとそこばかりに執着して、何度も何度も通い詰める、もちろんそれが悪い事では無いけれど、良いタイミングに同じ場所ばかり入るという事は、他の場所で結果が出るタイミングを逃している事と同じである。
その日最低でも10箇所、多いときは20箇所くらいから条件を絞り出して行くと必然的に何処で勝負をするべきか?が見えてくる。
この条件でこの場所に付く。
それがわかるように成るまで、川に通う意外の方法は無い。
釣りに近道など存在するはずも無く、小さな事の積み重ねだけが唯一の道だと信じて行く。
誰か釣れた人の真似ではなく、誰もした事が無い自分だけの釣りを。
僕が求めている世界は小さな積み重ねの先にある大きな自由。
釣りは自由であるべき。
釣るのも釣らないのも自由だが釣れないのは不自由。
釣れないのなら、釣れるまで続ける意外の方法は無い。
筑後川清流域に関して言えば、まだ手付かずの本流、過去の不確かな少ない情報を元に、信念だけで清流域に向かい鱸を釣り上げたのは3年前。
それから多くの人がこのフィールドで清流鱸をキャッチしている。

僕の選択肢としては、この情報を一切公開せずに淡々釣るという事もできたが、それをしなかった。釣れない居ないと言われる魚を釣るためにどんな手法でアプローチして行けば良いのかを多くの人に伝えたいと願ったからである。
清流鱸が釣れる以前、僕の過去のログを見てみると。
このログが原点(6年近く前のログ。この時点で鱸を意識し始めている)
http://4551433.blog37.fc2.com/category22-1.html
そしてここが始点(下流域の釣りに見切りを付け始めた時期)
http://www.fimosw.com/u/toyosikigijielab/efemqbdxszf2g2
いずれにしても6年前に鱸をこの清流域フィールドで狙うアングラーは皆無だった、実績0本。噂で聞くのはブラックバスの外道で釣れたという程度。釣具屋に聞いても、地元のシーバスアングラーに聞いてもそんな状況の中で、その広大な河原に踏み込み、挑戦を続けた。
現在は沢山の付き場を把握しているから、この時期ならば釣る事には困らない。
後付に聞こえるかもしれないが結論、釣ろうと思えば誰も成し遂げていない事も出来ると言う事。
そして、先日の夜仕事終わりの時間から1時間の勝負。
激しい横風の吹く中、単独の釣り。
大風の日は水面が波立つので少し魚の警戒心は薄れる。
先日から狙いを決めている流れがある、手前の流れが強すぎて良い場所をきれいに流せないので苦戦している。苦戦ながらもキャッチは出来ているのだが、理想的な角度で流して釣りたい。
何時もよりタイトにアプローチして接近戦で挑む。
ポイントまでは15m、第1投を丁寧に打ち込む。
敢えてBlooowin!140Sのウエイトを移動させずに漂うように。
狙った場所で反応が出ない・・・・
そのまま流れの一番速いところで突然引っ手繰られる。
強く締めこんだドラグからはラインが出る事はほぼ無いのだが、それでも流れに乗った瞬間にはジリッ、ジリッと引き伸ばされる。
慎重に大胆に正確に。
そして、足元で鱸は横になる。
そしてポケットからカメラを取り出し撮影をする。

コンディションの良い清流鱸。
釣って面白いのはこのサイズ。

ボディに鏤められた黒点が美しい。そしてこの体高がパワーを生む。

暗闇の川に帰ってゆく姿は何度みても良いものだ。
同じラインの少し奥へフェイムを流し込むとギュンッときたのは80超え。
世間ではランカーと呼ぶけれど、僕にとっては同じ清流鱸。

その瞳の群青色は夜空の色。
この鱸がくれたのは再現性、そして動きの少ないルアーの可能性を少し見せてくれた。
清流の鱸は綺麗な魚に見える。

そして釣るだけでは無く、きちんとリリースするまでが釣り。
タイムリミットまであと10分。
スネコン130Sを流れの芯を狙うべく流し込む。
スネコンは流れの中でS字スラロームの起動を発生する。
ただ速い流れでは少し横スライドが入る、メリットは集魚性。
デメリットは鱸にとってイレギュラーな動きと成るため、誤爆が頻繁に発生する。
誤爆とは爆撃機が空爆をするとき座標点を誤って違う場所に落としてしまう事だけど、スネコンでは鱸もルアーが無いところにバシュ!って良く出る。後ろとか横とかにとにかく良く出る。
誤爆を防ぐには予想外の動きを抑えるしかない。
大きくS字で魚に反応をさせてから、S字を少し殺して安定させ。
バイトゾーンに送りこむ。
どうやら清流域でのスネコンのキモはここにある様だ。
瀬の中で動きを抑えた瞬間にヒットした!
グットコンディションで力強いファイトを見せてくれた。

丸鱸でも平鱸でも大陸鱸でもなく、筑後川の有明鱸。
そして清流域で磨かれた清流の有明鱸。

初夏はベストシーズンである事は間違いない。
それでも釣れない人も、釣れる人もいる。
通い続ける事で見える世界を楽しんで行きたい。
全国の清流域に鱸の可能性があると言う事。
潮止めの河口堰や構造物に惑わされる事無く、チャレンジする事に意味があるという事を多くの人に伝えたい。
- 2015年7月1日
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