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関根崇暁

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BlueBlue.jpg 「背中に背負う蒼色は鳥から見た海の色」 「お腹に抱く蒼色は魚から見た空の色」 「BlueBlue 海を愛する人へ―」 「Where's your Blue?」 ima_banner.gif 株式会社アムズデザイン運営のima公式web site。シーバスルアーkomomo,sasuke等の紹介。ルアーテスターの釣行記、コラム等も掲載。

清流鱸 雨の後に


雨がまったく無かった今年の8月、盆前に纏まった雨が降り筑後川は30cm増水した。

これは待ちにまったタイミングで年に何度かのチャンスであると思う。
何時も増水が良いかといえばそうではなく、6月以前の早い時期の雨は川の水温を下げてしまい悪影響になる事が多いが7月8月の雨は良い方向へ向く事が多い。
逆に9月、10月になると魚が落ちだす切欠となる。

季節としては、8月もお盆を過ぎると川底は急に寂しくなる。人が感じ始める秋と、実際の季節には違いがある。毎年、蝉死骸が地面を転がり始めると僕は秋を感じる。

筑後川の清流鱸は2013年の8月に釣った事をここfimoで公開してから急展開して行く事になった。

今では福岡のメジャーなフィールドの一つであろう。それまでは噂で聞く程度の情報だけしか無く、手探りでこの釣りを求めていた時期もあった。

全国の鱸の居る川には、そんな可能性があるという事。
河口堰が有名すぎるフィールドほど実はその傾向が強い。
もっと可能性を楽しむ世界があってもいいはず。

そんな思いから釣れる前から釣行記を書き続けているのだけど。
手付かずのフィールドから有名なフィールドへ変化して行く様子も記録に残したいと思う。

最近では「シーバスですか?」と声を掛けられることも多くなった。

「いるんですか?ここに?」とちょっと意地悪な冗談で返すと、「最近釣れているらしいです」と多くの人が答えてくれる。

情報が浸透して多くの人がこの場所に来たとしても、そう簡単には釣れない。川を遡上する鱸の数は、想像以上に少ないのだから。

それと僕らのような商業アングラーこそ、既存のフィールドを晒して潰すのではなく、全く新しいフィールドや人気の無いフィールドとその釣り方を多くの人に知ってもらう為の努力をすべきではないか?と日頃から思っている。

僕も最初は0からのスタートだった。
それでも3年経った今では、20ヵ所以上のピンポイントを把握してその中から条件に合う場所を選択して釣行してゆくスタイルへ変化している。

この20ヵ所っていう数字はかなり重要な指標である。

殆どのアングラーは釣れた事のある一ヶ所に執着する、そして当然、条件の合う日しか釣れない。

条件を抑えていればそれでいいのだけど、それすらも把握せずに釣れた場所へたまたま釣れたヒットルアーを延々と投げ続けて、結果釣れないという事になる。

好条件の場所ならば2~3回に一回は釣れる事もあるかもれないけれど、本当に川で釣りたいのなら足で稼ぐ意外に方法は無い。

どこどこへ行って、コレを投げると、こう釣れます。 
そんなの釣りじゃないし、楽しくないよね?

手持ちのポイントを把握しつつ新しい場所を確かめて行く。
それがワクワクを続ける秘訣であると思う。

 
今回の釣行は12日深夜に帰宅したところから始まる。

休み前、仕事を片付け帰宅すると23時を少し回っていた。
天候は大雨、暴風、もう笑えるくらい。

数日前に帰省のタイミングで筑後川の釣行を誘われていた事を思い出し連絡をする。相手はBlueBlueのテスター仲間である大分の梶原さんだ。彼は久留米市出身でありながら、この清流エリアの鱸釣りをした事が無いという。

今夜は既に豪雨の中、下流のサヨリ付きの有明鱸をキャッチしたらしく、
上機嫌な梶原さんと再会を果たした。

二人でポイントを打つが反応は無く、雨だけが容赦無く降っていた。
午前2時を回る頃、雨足が突然強くなり車の近くに非難するべく、背丈ほど伸びた叢の中を急ぐ、僕にとっては慣れた庭であるけれど、足元の悪い場所は注意を促しながらも急ぐ。

近くの物陰で雨をやり過ごす事にした。
この雨の後は秋の空になりそうだ・・・と呟く。
そして僕はこの時点でこの雨が止む事を予感していた。

3時過ぎた頃だろうか・・・雨は小雨へと変わっていた。
先ほどの場所は2時以降に魚が入ってくる場所だからもう一度打ちましょうと僕が声を掛け、再度入る事に。

30分ほどだろうか50m先の僅か2mほどの流れに集中してルアーを流し込む。ルアーは発売当初から使い続けたBlooowin!140sだ。
サンプルが手元に届いてから2年半、使い続けた事でこのルアーが見えてきた。最近では筑後川のメインルアーになっている。

そしてもう駄目なら移動するか?と思っていた瞬間にヒット。
この雨がスイッチになり、やはり魚は入ってきた。

瀬を攻略するためにドラグを2kg以上に締めこんだタックル。
必要以上に走らせない事で今年、今まで以上にキャッチ率を上げている。

「70?80?まあまあサイズだね?」
梶原さんに声をかけてランディングする。

「いやーいるんですね?」と梶原さんが声を上げる。
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100%の完璧なフッキング、これが理想ではあるけれど中々うまくはいかない。
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単独釣行ではないので素早く手持ち写真も撮影して頂いた。
80cmの清流鱸、何度釣っても良い魚だ。
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極力水から出さない事でリリースを早くできる。
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そして夜明けを迎えた頃、トップウォーターゲームに。
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最近嵌っているのがバス用のトップウォーターで鱸を釣ること。
この日もバルサ50 ビックラッシュのオリジナルサイズで70cmクラスヒットさせるが足元ポロリで写真無し。ゆくゆくはラッキー13とかバスオレノなんかで釣ってやろうなんて目論んでいる。

手堅いのは小型シンペンの水面直下引き、トップに反応が無くなった後でも手堅い。
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スネコン130Sでも出るけれど 誤爆が多く色々な意味で笑える。
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朝ゲームで釣れたのは40cmくらいの魚が多かったけれどこれはこれでエキサイティングで楽しめる。
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梶原さんお疲れ様でした。(近所の俳諧仲間が撮影してくれました)

そしてガイドが釣ってしまうという結果になっておりますが。
これに懲りずにまた遊びに来て下さい。
 

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