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関根崇暁
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▼ 渓流釣行 彼岸花の咲く流れにて。
- ジャンル:釣行記
- (渓流ルアー釣り)
渓流ルアー釣りを始めたあの日からいったいどれだけの月日が流れたのだろう。
何年やっても3月のそわそわした気持ちと、禁漁の声が聞こえる切ない9月には渓流に向わずには居られない。
待ちわびた春が来て、燃えるような夏が通り過ぎ、静かに足音も立てずに秋がやってくる。
燃えるような赤い花の色、この花が咲く頃、釣れても釣れなくても確実にシーズンを終える。
初夏、田植えをした棚田も今は収穫の時期。蛙の声も、蝉時雨も聞こえる事はもうない。
さあ、今シーズン最後にヤマメに逢えるのだろうか?
静に獲物を待つそれも釣り。
どんなに強い者もやがては流れに呑まれ消え行く定めか。
嘗てのスプーンの師匠が、僕に残したグラスロッド。
ブローニング(Browning)・サイラフレックス4.6ULに使い慣れたミッチェル408。今回の片腕はこれにした。
一生分の渓流ルアー達、何年も使い続けた可愛い道具達。
愉快な仲間との出逢い、嘗て仲間との再会、そしてこの世から去りもう逢えない仲間達。そのどれもが、宝物であり、素晴らしく誇りに思う。
渓流ではアップストリームに撤すべし。ブッシュを恐れずに攻めるが良し。
タイムリミットの2時間釣行、歩けど歩けど魚には逢えず。
九州の9月、甘くは無いのは承知の上での釣行であるが、本来、最後には魚に逢えるのが僕の釣のはず。
最後に魚を拝むのは諦めるしかないのか?と一旦退渓とする。
車までは随分距離がある。とぼとぼと肩を落とし切なさ一杯、川沿いの道をひたすら歩く。
僕がまだ二十歳そこそこの頃、毎週渓流に入り夢中でヤマメを追いかけてた頃、あの頃のヤマメは何処へいったのだろう。九州の流れに、その流れの青き三波石に故郷の渓を見た気がした。
車まで戻り、時計を確認。あと猶予が30分ある事に気が付く。
ラストチャンス、荒瀬をダウンで釣り下る。
そう、そこ、その白泡の下、ルアーを止めて待つこと数秒。
グラスロッドは突然の反転バイトの衝撃すらフレキシブルに受け止めてくれた。
魚は裏切らない、諦めなければ必ず「答え」に導いてくれる。
そう。まだまだ、この釣には先があるのだ。
秋の銀化ヤマメ。銀鱗を産毛の様に纏い、冬が来ても錆が出る事無く、川を下り、やがて海を目差す。
小さくてもいいじゃないか?数年前から僕が探していたスモルトに逢えたのだから。
今までの全ての釣りは繋がっているのだと、根拠も無く確信してしまった。
- 2011年9月29日
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