見えシーバスを耳で釣る ~6~

  • ジャンル:style-攻略法
という事で、とあるソル友さんの言ってる状況を図示すると、こんなん?



勿論、こんなぶった切りみたいな明暗は無いけど、あくまでイメージね。


さてさて、前回最後に「音で判る」と書いた、潜って捕食。


例えば、シャローで底に鯊が居た場合、大いにあり得るし、実際にある。

で、その時はパドルテールのワームで70を釣った。
(が、シェイクしながら1分掛けて2~3m引きずるという釣りだったので、2度とやらなかった(爆))

だが、「そうでないのが音で判る」とはどういう事か?
 
実際の鯊パターンの場合は、ゆっくりと沈むようにして捕食していた(捕食してるのも見えた)。
 
しかし、今回は「スライド」という表現をしている。
 
確かに、自分のやっているポイントも、上から見るとスライドするように下に沈んでいた。
 
しかしながら、水面からはかなりの距離がある為、音は一切聞こえない。
 
その状況で釣り位置に立ち、耳を澄ますと音が聞こえる。
 
そして、同時に目を凝らすと判る。
 
勿論全てがでは無いが、
 
 
ベイトを捕食し、そして反転している。
 
 
180°回るのではなく、擦るように水面下で捕食し、その流れで横にスライドしている。
 
180°反転の場合、追っての捕食が多い故に、ベイトの逃げる音や反転した後の飛沫の音が出る。
 
が、至って静か。
 
 
これは何を意味するのか?
 
 
あくまで想像ではあるのだが、活性は低いが明るい部分で流れにステイしているシーバスは、
 
 
単に口開けて(実際は閉じてるけどw)待ってる
 
 
と書くと極論だが、追う気は無いが、自ら投身してくれたベイトは、有難く捕食するのでは?
 
そこで、先ほどの図ではあるが
 

 
 
このように、魚の真上から流れに沿って通してやる。

その為には、魚のステイする位置を把握し、きちっとその真上を真っすぐに通さなくてはならない。

通せなければ、すなわちその魚との勝負は出来ない、と。

この図を見て、「ああ!あの場所で、あの事ね!!」と判る方は、多分このログ見てくれてる方の中(fimo内外含め)で、約10名w

その方々は、パターンは違うけど何故あの場所であの釣り方をさせたか、これでお解り?
 
 
ルアーの横への動き=逃げるベイト=追わない
 
 
暗から明、そして暗へ。
 
この時、動き過ぎる(ロールだろうが、ウォブだろうが)ルアーは、すなわち逃げる準備のあるベイト。

また、後ろからの流れに押され横を向いてしまう・流れに対し横切るルアーは、すなわち逃げているベイト。

流れが無い(弱い)場合、ルアーを動かして反応を得ようとしたくなるが、それは活性がある時にだけ通用する技。
 
シーバスの存在すら気付かずに、ただ流れに沿って漂ってるが、ゴミとは思われない程度の生命感を出すルアー。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
そう、ナイトレイド
 
 
ええ、自称・ティムコの・・・(爆) 
 
 
 
この仮説を立てたのは、今から2年程前。
 
その時も釣れた事は釣れたのだが、もう少し活性が上がっていた為、他の術でも釣れてしまった。
 
その為、昨年から、そして特に今年は活性が上がる前からトライ&エラー。
 
試したルアーは30種類以上。
 
しかし、答えを出してくれたルアーは、ナイトレイドのみ。

しかも



決まってリアフックが口のセンターに。

昨日UPしたログの、ナイトレイドの写真を見て貰っても、同じ場所に掛かってる。

「活性は低いけど姿が見える」時には、全てこの形でのヒット。

また、良く見えるから食った瞬間まで見え、自分の立てた仮説が間違ってなかったのも判った。

よくある「シーバスの捕食シーン」なんざ、全く参考にならない食い方をしてます。

この食い方を見ると「あーゆービデオは、余程飢えてるシーバスの中で撮影してるのね」とか「ヤラセじゃね?」と思えてしまうほどw
まあ、沈めてあるカメラ(もしくはカメラマン)の真横で食ってくるんだからねぇ・・・全く参考にならんのは明白だけど。



という事で、とあるソル友さん、参考になった?w



取り敢えず、これで具体例は終了なので、次回纏めを書いてこのシリーズ終了とします。


 
 

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