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上宮則幸

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一味唐辛子

  • ジャンル:日記/一般
午前中はアパートのエアコンの配管の手直し。
ギャラが発生しない案件。
こう言う仕事に呼んでもらえる事に感謝。
相手はウチを気に掛けていてくれる証拠だ。

ただ…
部屋干しにしたままの大カップのブラに気が散る。
マナー違反だろ…
貴女には少し大きすぎやしないか?と、おれは更にマナー違反な言葉を呟いたが、それはおれの心の中だけでだ。

終了報告の連絡を相手にすると、美味しい仕事を早速回して貰えた。


「あの店がうめーんだよ!」
簡単な筈の仕事が難航した為かなり遅くなったが、相棒一押しの店で遅過ぎる御昼。
そんなに一味唐辛子入れちゃ辛いだけだろ?
相棒の味噌ラーメンに振り注がれる赤い粒子を見ながらおれは言った。
「お前のニンニクもな」
相棒がニヤケながら揚げ足を取る。
ま、確かに。

相棒は味噌ラーメン大盛りに中ライス、おれは味噌ラーメン中に大盛りライス。

「カンちゃん今夜釣り行くのか?」
魚釣りなら行くよ
「まるで、たまには魚以外も釣りそうな言い方だな(笑)」
魚しか釣らねーよ
「そんなヤツが妻子持ちか?」
じゃあ、女釣りばっかりしてきたあんたが、その歳で独身な理由をどう説明するのか、小一時間ばかし問い詰めたいね
「あいたたたた…」


最後の一滴まで熱々な味噌ラーメンを提供してくれる大将に心の中でガッツポーズを贈り、なに食わぬ顔で暖簾をくぐった。

来る?
「えっ!機嫌悪くしないなら!」
じゃあ止めとけよ
「チェッ!」



遅い昼に仕事を切り上げ、川を見に行く。
長い時間、川を見ただけ。
竿は継がず、ウエーダーも履かず。
おれは轟々濁々の流れに背を向けた。







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