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上宮則幸

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白髪と禿げ

  • ジャンル:日記/一般
コンビニでもガソリンスタンドでも、気がつけばわたしは同じ店ばかり通っています。
時々する外食も数件の決まった店で済ませますが、近年行きつけが次々閉店してしまいました。
いつからかも覚えていないあの洋食屋さんも、高校の頃毎週土曜日に下校中に寄って以来のラーメン屋さんも高齢だったり道路工事の立ち退きだったりで無くなりました。

たまたま今日、残り少なくなった行きつけの食堂にずっとお務めの給仕のお姉さんに開店前の100円ショップの前でバッタリ出くわしました。
白い三角巾を頭に被っていなかったので、お姉さんにわたしは気付きませんでしたが、お姉さんの方から声をかけられました。
たしか、見知ってもう25年程が経ちました。
わたしより少し年上でとても綺麗な方です。
いつもニコニコしていて柔らかく暖かみのある声ですが、てきぱきと仕事をする姿はちょっとクールビューティーにも見えました。
常連達にとってはまさに看板娘。
相手から話しかけられない限り自分から人様と口をきかないわたしも、若い頃はチラチラ視線が向いてしまいました。
でも、男も女も、誰だってあんな美人に目が行かない筈はない、そんな感じの女性でした。


ありきたりな世間話から話がはずみ、うっかりわたしはハタチ過ぎの頃にはお姉さん見たさに通い始めたのを冗談混じりに白状しました(笑)
「おばあちゃんを喜ばしても何もいいことないよ!」もうお孫さんがいらっしゃるようです。
そう言えばアップに結われた髪に白いものが見えました。
わたしはまだ小学生前の子育て中だと言うと
「あんたハゲたよねー!」と(笑)

四半世紀越しにわたしの若き日の憧れの看板娘との会話でした。

わたしはハゲたけどようやくパパになり、名前すら知らないマドンナは白髪交じりの可愛いおばあちゃんになっていました。

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