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コルクが東京湾を泳いだ日

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日を刻むように気温が落ちた今年。
陽も短くなり、日中と朝晩の気温差も少しづつ縮まってきた。
暑かった今年の夏。掛け上がるように気温が上がったあの空が嘘のようである。
海を生業に仕事をしている僕は、毎日その表情が違うことがすぐにわかる。
空の色も違えば海の色も違う。
時に、イルカが居る日もあればナブラが立つ日もある。
ナブラ走る日やベイトが浮く日。
前日の好釣果を聞いて遊魚船には多くの釣り人、そして驚く船団の山。
秋、その賑わいは鱸釣りだけに留まらず、この期待、胸踊る瞬間と妄想に取り憑かれた釣り師の姿を双眼鏡から覗く。
それぞれの狙いで思い思いの仕掛けで、隣の釣果を気にするなと言われても気にしてしまう焦った姿が妙に微笑ましい。笑
そんな僕も、朝の3時に車を走らせ待ち合わせ場所へ。
中学から見馴れた、見飽きた大男がいつものように満面の笑顔で挨拶を交わしてくる。
俺「2か月ぶりの終末晴れだって?さすが晴れ男。」
仲間「俺が釣り行くって決まったら晴れるんじゃい」
親父の釣り仲間も1人ピックアップし、東京湾へ繰り出した。

■1989luers、コルク■

手操るプレジールアンサーPA75から解き放たれたコルクは濁った東京湾を泳いだ。
ここから遥か1200キロ離れた''あのシャロー''で生まれたコルクが、東京湾のバースの際を8の字を描きながら誘い続ける様は、すごく感動した。
いつか?この世の誰かがあの方と出会い、東京湾に泳ぐコルクを見る日が必ず来るであろう。
間違いなく言えるのは、その方の数十倍、俺のがコルクを知っているし、感動している事であろう。笑
残念ながらこの日の釣りは、プエブロマングースペンシルの独壇場で、コルクに振り向く鱸は現れなかった。
ただ、断言すると

''制作者の知らないコルクを俺は知っている''

平田氏へ。
仕事の合間、このブログを書いてる夜中にくすぐってくれてありがとうございます。笑笑
兄貴が目指すこのルアーの初メーターオーバーの鱸は、僕が、この東京湾で捕ります。
釣りは数でもサイズでも無い。っとは言ったものの、僕はそんな鱸に''このルアーで''出会いたい。
その根底には、釣りをもっと知りたい。
もっと魚と出会いたい。
何故釣れたのかを知りたい。
その逆も、小さな点も、釣れない確認も。
僕はスペシャルな釣り師でも無ければ、科学者のような目も持っていない。
学者のような知識も無いし、知ろうと努力を続けてるが、全然進まないし、得意気に書くこの文章も無茶苦茶である。

今、心にあるのは純粋に魚に出会いたいと思う、情熱のみ。
''もっと釣りを知りたい''
そんな情熱だけ。
そこに選ばれた僕の武器はハンドメイドルアーであり、コルクは鉄板の1軍なのだ。

■この情熱は無くなるのか?■

釣り人にとって情熱が冷めることが僕にとっては本当に怖い。
この熱が無くなったら俺はただの酒好きのクズ。
いつか?そんな日が来るのだろうか?
この灯火が消える日が来るのだろうか?
僕は、とあるメーカー様とご縁があり、フィールドテスターの一つ上の立場に立つ事ができ、製作者とサシで語った事もあった。
自分だけの感情だけでこうなった訳ではないが、僕は僅か2ヶ月程でせっかく掴んだチャンスを自ら去った。
フィールドテスターなんて本当に憧れた物だし、そういうアングラーは多いはず。
正直、僕には合わなかった。
釣りが楽しくないって言ってしまったら嘘のようだが、誰かに叩かれた訳でもないのにそれに近い感情に陥ってしまった事は事実。
 
でも、釣りは自由。
''フィールドテスターを目指すも良し''
''同じ思いを持つ仲間を見つける為に動くも良し''
''プロアングラーと交流するも良し''

それは人それぞれ。
僕にはそれが合わなかっただけ。
飲んで釣りの話を語る時は、強い口調になる癖を持つ僕。
俗に言うめんどくさい奴って事。笑
それを語れるめんどくさい奴、日本に数人いるでしょ?
僕はそんな変人と釣りについて語り、自分が正解と解いた仮説を破られる事。
答えを導き出せなかった釣りを知っている釣り師と語る事。
真逆の考えを持つ釣り師と語る事。
魚釣りを知りたい欲求以上に、そんなコアな釣り師の目に留まる釣り師の立場に立ってみたい。
まだまだ僕の情熱は消えないが、燃える力が強い分、反響が怖い。
とにかく、今は自分の道を進む。

次のログは、''30センチのミノーに鱸は本当に食ってくるのか''
ログが上がって読んで頂いたら幸いです。

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