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鯔と鮎


道路中央の白線が雨で見えない。
大雨というワケではないが
小雨の中に時折混ざる強烈なスコール。
道中ひどくならない様に祈りながらハンドルを握る。
どのみち天気予報だと今日は雨の中でロッドを振ることになる。
消耗が激しく手も滑る嫌な釣行だ。
光明としては、降水時間的に極度の濁りや増水はないとは思うが、ソコソコの流れとささ濁りは期待出来そうだ。

満潮から少し過ぎた下げのタイミングで入る。
河川ということでタイムラグがあり、まだ流れも緩くベイトも目視できず、暫く何も起きない。

下げ5分程になったところで、先のスコールの影響で少しドキっとするような濁った強烈な流れが発生した。
一歩二歩、いや3m程下がり不測の事態に備えながらキャストをする。

先程まで沈んで見えなかった鯔背が数匹、水面を走る風のイタズラのように素早く動き始めた。
プレデターの存在を予感させる。

手前15mは緩い流れ。
その先が強烈な流れ。
なぜそうなってるのかは割愛するが、二つの流速差が生みだす至極のヨレ。
それはまるで、ドン・ホラーが繰り出す魔空空間の入口の様な捻れ。

一丁目一番地に、リップレスのいわゆる鮎系の偏平形状のビッグベイトをアップにビタンと落とす。
ティップを流れに合わせ、ラインのたるみを一定に保つようにリーリングする。
偏平なボディに水を当てるイメージ。
思いのピンで軽くジャーク。
スラっと抜ける。
ベイトは鯔だが、鮎系ボディのルアーでないとこの感じは出ない。
元気な鯔より弱った鮎。
フラットサイドなボディは流れの効いてる所では、側面に水を受けナチュラルな感じで弱ったベイトを演出してくれる。

ガコンっ!

バイトが手元に伝わる。
ラインが速い流れにもっていかれ、フッキング決まり辛い。
追い合わせを何度かいれる。

強い流れの中でのバイトにサイズ感は不明だったが、エラ洗いで水面を割ったのは間違いなくランカーサイズ。
久し振りのランカーに握るロッドにも力が入る。
最後の抵抗をかわしネットイン。
私の勝利が確定した。
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1年ぶりのハチマル。
流れの中が大好きそうなシャープなスズキ。

今こそ聞ける。
あなたはあの時のクワガタですか?と。

ここまで書くと落ち鮎パターンですか?
となるが、私の知る限りこの川には鮎は居ない。

満足して帰ろうと思ったが、釣り人の欲が出る。
こんな時はよく事故が起きやすい。
慎重に状況を確認しながらもう少し少し続ける。

ここから確変が始まった。
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状況考えりゃ、当然のビッグベイト祭り。
ショートバイトは数知れず、バラシ数本
キャッチは4本と肝心な場面でナマクラな腕を発揮してしまう。
異様な雰囲気の中、30分程で地合いは終了した。

良いボーナスタイムを頂いた。
こんな時ほど帰り道に気を付けねばならない。

国1で帰るとまさかの時間帯の渋滞。
一時間ほどかけて通過してみりゃ、一台の車がスピンしてヨコを向いている。
後で知ったがその車は逆走していたらしい。
当事者達は無事だっただろうか?

もしあの時、ランカーでストップフィッシュしていたら悲惨な未来が私にもあった可能性も否めない。

くわばらくわばら。


なんにしろ今シーズン初ランカー。
おめでとうございます、私。
色んな事に、ありがとうございます。




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