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RATA1984
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梅雨明けたのか?
まだなのか?
いまいち掴めていない
RATAです。
どうも。
今年は今まで自分が踏み込んでいなかった
所謂"上流域"に足を進めていた訳ですが、
※と言っても耳川は最上流まで15km程度でダムが来るので他の河川よりは近いかもしれません。
未知の領域プラス、ベイトタックルによるナイトシーバス。
ワクワクしか無い訳で。
しかしながらこの時期、毎年悩まされるのが"ダムの放水"。
コレに関しては長年疑問と戦い続けてきたのですが、上流域に踏み込んで初めて理解できました。
耳川のダムは、海側から数えて"大内原ダム"、"西郷ダム"、"山須原ダム"とまだまだ上にいくつものダムが存在します。
渓流の方もやる自分としては、耳川はダムだらけの河川というイメージの方が強く、これだけダムがあると"清流"とは程遠く、最上流の方だけが所謂"清流"と呼べるのかなと考えたり。しかしながらそのダムの大きさ、数からも鱒族にとっては大きな個体を作り出す良い環境だったりもして、ランドロックの存在がトラウトにどハマりさせらる原因でもあったり。笑。
それはさて置き、耳川の梅雨時期というのは毎年、雨による貯水の為か頻繁にダムを開け、その河口までを濁らせてくれます。
笹濁り程度なら嬉しかったのですが、その度合いは、カフェオレだったり、ゲキ濁りだったりと、水位もまちまちで。ナイトゲームが中心の自分は、河川カメラも夜はあまり見えないので、結局毎回直接見に行くしか方法が無く、"放流中"の電光掲示板が目に入ると、『また空いてる...』と言った感じで。毎年毎年、『ダム閉めてくれんかなぁ』と思いながら夜の川辺に立つ日々。
以前よりチームメンバー内には上流域を攻めている者もいたのですが、自分は"ある地点より上には行かない"という謎の法則を築いていたので、昨年までは上流域にはあまり踏み込まない様にしていました。
ですが、今年は自分も上流調査に乗り出してみようと考え、少し前に書いたログの通り"その為の道具選び"も出来たので少しづつ攻めてみる事に。
下の方でやっている時はその濁りとの戦いも、妄想と仮説の中でなんとか魚に巡り会えたり、濁った日はどこかしら他の河川に移動したりと、そこまで深く濁りに関して考えた事はなかったのですが、今年はもう少し、なぜここまで川を濁らせているのだろう?と言う所まで考えてみました。
※そこで見つけた数々の資料。
調べて見ると、知らなかった自分がものすごく恥ずかしい気持ちになる結果でした。笑。
耳川のダムカードコレクターでもある自分としては、なぜもっと早くこの事に気づけなかったのだろうと思ってしまう始末。
簡単にまとめると、
耳川は国内初の3連ダム通砂と言うシステムを導入しており、要するにただダムから水を放水するのでは無く、ダムの底に溜まった砂ごと下流域に流し出しますよと言う事。
コレは、耳川にダムを多く作ってしまった事による生態系の変化や崩壊を、もとに近い形に戻しましょうと言う働き。
”通砂運用”と言う言葉は九州電力さんのHPから、以前はダムの開閉をチェックする際に何度か見てはいたのですが、その意味は深く知りませんでした。
そして、耳川に長く通っている人ならわかると思いますが、ある地点から上で鮎の調査をしている人たちの姿を見る事があると思います。まさにその人たちが長年の歳月をかけて調査をしていると言う事を知りました。
西郷ダムが新しくなった事、山須原ダムが今も工事中である事など、自分の中での耳川のシステムに関する謎が一気に解けた今回の上流調査。
以前であれば、「ダム閉めてくれないかな」と思っていたのですが、今となっては「お。コレでまた鮎が住みやすい環境が作られるなら、どんどんやってください」といった感じに変わりました。笑。
今まで、何年もかけて耳川でナイトシーバスを追いかけてきたわけですが、この資料と自分の釣果、釣行、数々の写真の日付とを照らし合わせて見ると、なるほどなと納得できる事、なぜだろう?と思っていた事が、そうゆう事だったのかと腑に落ちる部分だったりと、ここ数年耳川に対して思っていた事の答えが見えた気もします。
そんで前置きが、かなり長くなってしまいましたが。
そんな事も考えながら、濁ろうが、水が出ようが、
毎晩毎晩、耳川の山の方に通っていた訳ですが
バイトが取れ始めた日くらいから、
濁っていても、”居るな”。という確信はしていました。
それからイダの猛攻の日や、
なーーーんにもない日などなど、
数日間の山からのビンタをくらいまくって
それでも、どうしても納得が出来ない自分は
”ヌタイさん”にお電話。
とある日の夜中、
大淀川の上流域にて修行をつけて頂き、
実際にはどのようにして上流を攻めて行くのか?の手解きを
真横にて見せて頂きました。
その日はボウズだったのですが、
その夜に学んだ事は多く、
ナマズの生態についてなんかも話し
まだ見ぬ”耳川鯰”の話で盛り上がったり。笑。
※実際には他の人の釣果では何度か見てはいますが、自分で釣った事がなかったのでそれはそれで気になっていました。
そしてその日に学んだ事を、
実際に耳川に落とし込んで見る事数日間。
笑。
やっと会えた耳川鯰。
正直、シーバスを狙っていてココに着いてるだろうなと思っていたポイントに送り込む途中でのヒットだったので、おぉ!からの、うーーん?、エラ洗いしないからまたイダか?
でもなんか引き方が違うような。。。
姿見えて、おぉぉぉぉ!ってなったのが、嬉しかったです。
気をとりなおして、もう一度
同じトレースコースに集中して送り込むと、ドスッというバイトと共に叩き込んだアワセに反応するエラ洗い。
もう、その瞬間。
涙が出そうなほどに、報われました。
アドレナリン全開の暗闇でのファイト、ロッド、ラインシステム、リール、プラグ全てに置いてカチっとハマった瞬間の喜び。
まだやり取り中にも関わらず、最高という言葉を何度発した事か。笑。
決してランカーとかでも無く、大きいかと言われれば、そうでも無いかも知れません。
でも、
ただ、
単純に嬉しかった。
あーでも無い、こーでも無い、バイトは取れた、タックルが違う、いいサイズバラしたと、一人暗闇で何日もかけて挑んだ釣り。
本当に嬉しく、報われる一尾でした。
これからは、もっと上流域のシーバスを調査していこうと考えるだけで、ワクワクが止まりません。
ましてや、毎年恒例の河川シーバスが下の方からまた始まるとなると、もう。笑。
耳川からは以上です。
◼️使用タックル◼️
ロッド:Fishman Beams CRAWLA 8.3L+
リール:DAIWA 14 RYOGA 1016HL
ライン:DAIWA UVF PEデュラセンサー×8+Si² 2号
リーダー:SUNLINE CUTIN 25lb
プラグ:Pozidrivegarage FRILLED SWIMMER 115F リペイント
- 2021年6月10日
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