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梶原利起

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目指せM点超え!

九州一の大河筑後川へ~有明スズキとの再会~

自分自身今思えば、何故俺はここでシーバスを始めなかったのだろう?

このフィールドに足を運ぶ度にそう思う。

俺の地元福岡県久留米市内を流れる九州一の大河筑後川。
日本三大暴れ川のひとつで別名を筑紫次郎と呼ぶ。

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大型のシーバスフィールドとして名高い九州屈指のリバーである。

しかし、俺がシーバスを始めた当初シーバス=海という図式が頭にあった。

だから、地元から近い海である博多湾でシーバス始めた。
後々河川でもシーバスが釣れることを知ることになったが、既に博多湾に馴れ親しんでしまい、河川をやり始めたのも結局は博多湾となり、一番身近な筑後川に行く機会は無かった。

それから月日流れ、異動に伴い大分から佐賀へと一度転勤になった際に初めて筑後川へ時折通うことになった。

幼い頃から見慣れている河川の筈だが、シーバスの経験が長くなってくると、とてつもなく広いフィールドで、狙いがやや絞り辛いというのが最初の印象だった。

有明海に流入する河川である為に干満差も最大6m。

上げの時に40gのメタルジグをダウンにキャストして、上流へと流れていったのを見た時は衝撃的だった。
その上げ効き方は今も記憶に残っている。

そして通ううちに幾つかパターンも見つけ、ポイントも見つけていった。

大型の河川は大型のシーバスをストックしやすいのか?良いサイズが出る河川ということも分かってきた。

ただ、この年は良いときに車の故障や秋は松浦川に通ったこともあり、結局はシーズナルパターンを把握するまでもなく、大分に再度異動になった。

今考えるともっと通っておけば良かったと思えるくらい良いフィールドだった。

正直後悔も少しある。

そんな後悔もあるから、たまに地元に遠征してでも行きたくなる。

筑後川には言葉で上手く言い表せない魅力が存在するように思える。

今回ライトゲームアングラーズパーティーの翌日俺は久留米市へと向かった。

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4連休3日目の話である。
本命視しているナイトゲームまでは時間があったので、北九州から下道でゆっくりと向かった。

生憎の雨模様で時折激しく降る地域もあり、心配していた。

鳥栖市まで来た所で、少し懐かしくなり、昔よく通っていた鳥栖のポイントへと立ち寄ってみた。

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そして地元に来た際のお決まりであるラーメンに舌鼓を打った。
久留米と言えば豚骨ラーメン発祥の地。それ故にラーメン文化が根づいている。

僕もラーメンを食べないと地元に来た気がしない程にラーメンをこよなく愛している。

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お腹を満たしたところで、一緒に遠征するshoさんと合流すべく、久留米IC付近へと向かった。

そして、無事に合流。
久留米でshoさんを見るのも何か不思議であるが、新鮮だ。

ちょっと地元のヨコオ釣具店に二人で立ち寄った後に筑後川へと向かった。

今回は筑後川のモンスターハンター森さんにガイドして頂いた。

筑後川で森さんと夕方合流。

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フィールドを見れば予想外に増水していた。恐らく上流もかなり降ったのだろう。

河川全体に増水によりかなりの流れがあり、正直この状態では釣りになるか分からない。

スタート前から既に厳しい印象を受けた。状況が悪過ぎる。

バッドコンディションを考慮し、やむ無く小場所を主体に森さんがガイドしてくれた。

まあ、この日に限ってこんなに雨が降るんでしょうね?とshoさんと何度話したことか・・・

小場所を撃って回るも一向にバイトは出なかった。

夕方から始めて気付けば既に深夜。
小場所を回ってダメだった僕とshoさんは明暗絡みのポイントへと入っていた。

流れが速過ぎる今、一本出るとするならばこういう場所しかなかった。

ただ、俺もshoさんもこの状況でも諦めてはいなかった。

一回くらいはチャンスがある。
そう見ていた。

そんな中、上げのタイミングでいきなりshoさんが魅せてくれた。

Mariaメタフラで遂に筑後川の有明スズキを絞り出した。

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苦労した甲斐があった一本。
粘り勝ちである。

俺もこれを見てチャンスはある。
何とか一本は出してみせると強く自分の中で誓った。


下げに入ってからは増水による強い流れに加え、有明海特有の干満差が加わり、一層強い流れへと変化する。

水押しの強さ、流れの速さはいつもの筑後川以上。

それでもルアーを投げ続けていた。
下げが少し進んだ時、徐々にボイルが出るようになった。

好機だと思い、ロッドを握る手に力が入る。スタートから既に9~10時間程度経過した時だった。

ベイトはサヨリ。
サヨリを捕食或いは意識しているのは間違いない。

ボイルが散発的に出始めてからはまずサヨリを意識し、細身のシンペンEnvyを付けた。

手前にも魚が入ったようでそれを狙う。
ロッドを立ててサヨリのレンジに合わせ水面直下を極々スローに流していく。

深夜2時過ぎくらいだったと思う。本当にやっとの想いでヒットに持ち込んだ。

バラす訳にはいかない。
全然大きくないが、貴重な一本となりそうだ。

エラ洗いをかわしてようやく、本当にやっとの思いで遂に有明スズキをキャッチした。

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正直筑後川サイズでは全然ないが、粘りに粘って出した一本。本当に嬉しかった。

ただ、満足はしていなかった。ここでサイズアップを狙う。

折角筑後川まで来たんだ。状況が状況だから、筑後川サイズとまでいかなくとももう一回り大きいサイズが欲しい。

見守って頂いていた森さんに何が良いですかね?とルアーBOXを差し出し、選んで頂いたのはBlooowin!165Fプロト。

筑後川は当然ながら森さんが俺なんかより遥かに詳しい。
郷に入れば郷に従えって言葉がある。

森さんが選んだから間違いない。
確かに目立って釣れそうな雰囲気がある。

Blooowin!165Fプロトをドリフトさせて使っていく。

そんなに時間はかからずヒットに持ち込んだが、豪快なエラ洗いを浴び、フックアウト。

そこからまたバイトが遠退く・・・。

何とかもう一本、サイズアップした有明スズキが釣りたい。
その一心でBlooowin!165Fプロトを投げ続けた。

ルアーの存在感と位置をタックルから感じ取りながら、漂わせる感じでドリフトさせていく。

ラインテンションがしっかりかかった瞬間。ルアーがターンし、一瞬アクションした時だ、この日3回目のヒットに持ち込めた。

恐らく今回の遠征最後の魚となりそうだ。
ヒット時間は4時半くらいだったと思う。

力強い有明スズキとのファイトを思う存分楽しみながらも、突っ込みとエラ洗い、そしていつもより遥かに水の勢いを増した筑後川の流れに対応していく。

下流に入ろうとすれば、いつもならそんなに無理に寄せたりはしないが、この増水の中では下流に入ってしまえばもう獲りきれない。

ここはZeleのバッドパワーでがっちり受け止めて、向きを変え、強引に寄せた。


流れが強い分時間やや要したが何とかネットに納めた。

途中フックが外れたのも分かったので、少々緊張感もあったが、この日2本目の有明スズキをキャッチできた。

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サイズアップの目測70クラスってとこだ。求めたサイズには程遠いが精一杯やった。

悪天候に悩まされたがこうして有明スズキを手にできただけで嬉しかったし、久々に見れてホッとした。

やっぱり、上げてみると口に掛かっていたフックは外れていた。

しかも一本フックは伸ばされていた。
ギリギリ獲れた感じは否めなかった。

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満足はしてないが、タイムアップでここで終了とした。

俺とshoさんは今回の遠征の総括をしつつ食事を摂り、いつしか心地よい疲れで意識を失い、夢の中へと誘われた。

筑後川はやはり夢があり、良いフィールドだ。今回はその夢の欠片を見た気がする。

また、状況が普通の時に行きたいと思う。恐らくそう遠くはなく今月中にはもう一度と思っている・・・夢の続きを見にね。

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因みに今回2本目を釣ったBlooowin!165Fのプロトは作り直しとなっているが、プロトでも十分このように釣果は出る。

Blooowin!165Fは更に進化して帰って来るだろう。
俺自身期待しているし、楽しみにしている。



【Tackle Date】
Rod
TIEMCO Jumping Jack Zele93S

Reel SHIMANO 14STELLA C3000
Line 山豊テグス SWスーパーPE X8 1.5号


Leader 山豊テグス
   フロロショックリーダー30lb.

Hit Lures
BlueBlue Blooowin!165Fプロト

邪道 Envy

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