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イシガキ釣行 2023夏期

  • ジャンル:釣行記
  • (石物)
夏場の海釣りは主にイシガキを狙っていた。
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7月の地磯は絶不調で、釣れたのは外道のみ。

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知人の船で沖の離れに渡してもらったところ、2㎏前後を午前中だけで4匹キャッチ。

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別の日にはカヤックで離れに渡り、辛くも一匹キャッチ。

いずれにせよエサ取りが非常に多く、付けエサのカニは海に入れると2分ほどで消失する有様なのでどの釣行も4時間ほどでエサが尽きて強制終了。エサ取りのなかでも特にイスズミが厄介で、味を占めると群れで仕掛けの投入点に居座るため、まずはこのイスズミをかわすことから始めなければならない。
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8月末には午前中のみの短時間勝負で二本岩という沖磯にいってきた。
ここもイスズミ天国であったが、潮どまりでイスズミの活性が落ちたタイミングで連発。時合は30分ほどであったが私と同行者でそれぞれ二匹づつキャッチ。
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私には小型。

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同行者は自己記録の4.9kgをキャッチ!!
沖磯は平均サイズが大きいので楽しい。この島は日本記録級も偶然ではなく狙って釣れる素晴らしいフィールドである。


9月の初めは地磯でまさかの連発。
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まずは島ではスーパーレアフィッシュのイシダイが食ってきた。
35cmほどの小型ではあるが、まさか釣れるとは思っていなかったので抜き上げるときはかなり緊張した。

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イシガキも小型。

地磯では二匹も本命が釣れれば上々の成果であるが、この日は当たりまくり、エサがなくなる三時間の間で、このほかに外道が
タキベラ×3
カンムリベラ×2
イシガキフグ×1
バラハタ×1
といった具合にひっきりなしに釣れた。

そしてこの日は本命も姿をあらわした
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クチジロ!!

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実測64cm。重量は目方で4キロ半くらい。
沖磯基準だとたいしたサイズではないが地磯からクチジロが釣れると格別にうれしい。口周りが肉厚で白く変色し”クチジロ”化したイシガキの老成魚は体側に石垣模様が残る小型とは全然別の魚であるような貫禄がある。この違いは実際に実物をみてみないとわからないであろう。fimoの読者はほとんどがルアーマンだとおもわれるが、餌釣りもルアーと同等かそれ以上に楽しいので、試してみてほしい。

ちなみこの磯の水深は2mほど。普通は底物狙いには適さないと思われ、スルーされるようなポイントである。
全国には案外ここのポイントのように雰囲気的には釣れなさそうだが、水中には魚がわんさかいるという穴場が数多く存在しているかもしれない。

総合的に判断するとどうやら夏季はイシガキの平均サイズが小さくなるうえエサ取りの多くなる難しい時期であるようだ。だがその難しさ故の独自の面白味もまたある。

これから気温と水温が下がればイシガキの数・型ともにアップして、去年に引き続き良い釣りができるだろう。それまでは辛抱してエサ取りと戦いつつ、貴重な一匹を追うことにしよう。

 

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